詩編45編は、先にお伝えしました通り、王の婚礼に関する歌で、メシアなる王イエス・キリストについて預言的に述べられていいます。その詩編の中で、イエス・キリストは、「心は良いことでわき立った」と予告されていました。神の王国の王となるイエス・キリストは「廉直の笏」と記され、エホバ神の義を愛し、邪悪を憎むことが記されていました(詩編45:6,6)。引き続き今日紹介する詩編45編の後半には、「友としてこれに付き添う処女たち」という表現で、啓示7章9節、13節、14節に記されているイエスの贖いの死に信仰を働かせている「大群衆」に関する預言も含まれています(詩編45:14)。
詩編45編9節から17節には次のように記されています。
「9 王たちの娘はあなたの貴女の中にいる。
王妃はオフィルの金をつけて
あなたの右に立った。
10 聴け、娘よ。見よ、耳を傾けよ。
あなたの民とあなたの父の家を忘れよ。
11 そして、王はあなたの美しさを慕うであろう。
彼はあなたの王だからである。
ゆえに、この方に身をかかげめよ。
12 ティルスの娘も贈り物を携え -
その民の富んだ者たちはあなたの顔を
和めるであろう。
13 王(エホバ)の娘は家の中で栄光に満ち、
その衣装には金の織り込みが
施されている。
14 彼女は織り合わされた衣を着けて
王のもとに連れて来られる。
友としてこれに付き添う処女たちは
あなたのもとに連れて来られる。
15 彼らは歓びとうれしさに満ちて
連れて来られ、
王の宮殿に入る。
16 あなたの父祖に代わって
あなたの子らが立ち、
あなたは彼らを全地に
君として任命するであろう。
17 わたしは代々限りなくあなたのみ名を
語り告げます。
それゆえに、もろもろの民は
定めのない時に至るまで、
まさに永久にあなたをたたえるのです」(詩編45:9~17)。
上記の聖句の目立った点を紹介致します。
詩編45編13,14節の前半、「王のもとに連れて来られるという「王の娘」とはだれを指しているのでしょうか。「とこしえの王」なるエホバ神の娘です(啓示15:3)。「娘」は、14万4,000人のクリスチャンから成る栄光を受けた会衆を表し、エホバはそれらの真のクリスチャンにご自分の霊で油を注ぎ、ご自分の養子とされます(ローマ8:16)。エホバ神のこの「娘」は、「自分の夫のために飾った花嫁のように支度を整え」ており、自分の花婿、つまりメシアなる王イエス・キリストのもとに連れて来られます(啓示21:2)。
詩編45編14節後半、「処女たち」はだれを表わしているのでしょうか。これはエホバ神の真の崇拝者たち・真のクリスチャンたちでイエスの贖いの死に信仰を働かしている「大群衆」のことで、油注がれた14万4、000人の者たちと共になり、これを支える者を表わしています。その大群衆の真のクリスチャンたちは生きて「大患難出て来る」と記されていますので、メシアなる王イエス・キリストの結婚が天で完了する時にこの地上にいます(啓示7:9、13,14)。その時「大群衆」は「歓びとうれしさ」に満たされるでしょう(詩編45:15)。
詩編45編16節、どのような意味で王の「父祖たちに代わって子らが立つ」のでしょうか。イエスが地上に遣わされ生まれた時、そのイエスには地上で系図上の父祖となる人たちがいました(マタイ1:1~17)。イエスが千年統治の期間に、それらのそれらの父祖たちを死から復活させると、それらの人たちは神の王国の王イエスの子らという関係になります。その中には「全地に君として」任命される人たちもいるでしょう(詩編45:16)。
このように聖書には、エホバ神の目的の壮大な預言が含まれていますが、預言のことばはすべて成就します(イザヤ55:8~11)。真のクリスチャンたちは、この対処しにくい危機の時代に生活していても、神の王国の希望に堅く立ち「歓びとうれしさ」に満たされるのです(テモテ第二3:1、ルカ4:43.詩編45:16)。あなたもそのような方のお一人であれば幸いです。
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