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城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

小津部落から高屋山に登る 21.1.14

2021-01-14 17:28:28 | 山登り
 年末の池田山から雪の多い山に登っていない。考えてみれば、2月、3月に比べて1月に揖斐の雪の山にあまり登っていない。そこで、いつものEさん、Kさんを誘い、小津から高屋山(三等三角点「高屋」955.97m)を目標に計画をたてた。本来なら高屋山を経由して、小津権現山まで行きたいところだが、雪の量と当方の体力を考え、無理だと判断した。当日、嬉しいことに20代のKくんも来てくれることになった。勇気百倍である。雪の小津権現山は、約7年前の3月大垣山協で登っている。この時の記憶では雪が少なく、小津権現には15人という大人数にもかかわらず約5時間で到着し、山頂直下にテント泊し、翌日花房山からモレ谷林道に降りた。この時リーダーとなったのはEさんである。この頃のEさん、80Lのザックに2.5kgの一眼レフを入れていた。

 揖斐の街からトンネルを越えるたびに雪の量が増えてくる。7時半少し前に小津体育館前に車を停めた。ここから登山口に向かう。

 小津
40年以上も前に登っているはずだが、全く登山口がどこにあるのか記憶が無い。Eさんに導かれるままに神社を過ぎ、民家のすぐそばが登山口だった。

 神社

 登山口 7:43
すぐにEさんとおじさんはスノーシュー、Kさんと若いKくんはワカンを着けた。植林された中を登っていく。赤布が付けてある。

 杉谷林道終点(駐車場)は近い

 雪に埋もれた林道終点に着いた。ここまでEさん腰の不調をおして登ってもらったが、後のことも考え、大事をとり、下山した。

 林道終点 8:45
しばらく比較的緩やかな登りが続く。見覚えのある倒木やコンクリートの2本の支柱のそばを過ぎていく。

緩斜面

 緩斜面2

途中からKくんが先頭をずっと務めてくれた。これで体力を随分温存できた。

 緩斜面3 もう高屋山は近いと思ったが、この後40分も登った!!

 小津権現山が見えてきた 今度こそ高屋山は近い

 ついに高屋山に到着 11:29

 高屋山から小津権現山頂まで夏道なら約1時間だが、今日の状態なら最短で2時間遅いと3時間かかる。高屋山に登れたことで十分満足できる。30分ほど無風の中、昼食をとった。しかし、それでも体が冷えてきた。12時過ぎに下り始める。ワカンの二人はとにかく速いが、スノーシューは緩斜面は良いが、急な下りはゆっくりと下らないと横滑りしてしまう。それでも1時間半で登山口に着いた。登山口近くの民家の二人のおばさん(おじさんと同年齢くらいか)が興味津々そうに我々一行を見つめている。聞いてみると、こんな雪の中を登る人が信じられないとか。おじさん、つい得意になって、雪の山の楽しさ、スノーシューやワカンの説明をしてしまった。

コースタイム 登山口7:43→林道終点8:45→高屋山11:29~12:05→登山口13:35


 緑色が今日歩いた道 標高448m付近が林道終点 左端のカメラマークが高屋山

☆☆Eさんが自身のブログ「奥揖斐山荘」で「MSRが泣いている 0104」という記事を書いている。おじさんがスノーシューMSRを使った経験はEさんより少ないが率直な感想を述べたい。結論から言うと、奥揖斐の山に登る限り、そして3人以上で登る場合、スノーシューよりワカンの方が優れていると思う。特にスノーシューはワカンに比べると重い。従って、体力に自信がない人は軽いワカンの方が使い勝手が良い。登りはワカン以上だと思うが、下り特に急な下りに弱い。さらに、参加人数が多い場合、一人当たりのラッセルは少なくて済むのでワカンが圧倒的に有利となる。ただし、まだ踏まれていない雪道を登るときの優位さは確かにある。一人あるいは二人で雪山を楽しむ場合、明らかにスノーシューは奥揖斐の山でも活用できる。(ただし、Eさんが言っているようにMSRはアイゼンが着いている。したがって、軟雪よりも硬い雪でより効果を発揮する。さらにヒールアップできる仕組みがあるので、急な登りには大いに有利である。)
 
コメント
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