out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

三俣山荘を訪ねる #1 ~新穂高温泉から鏡平山荘~

2024-08-16 12:52:18 | 山登り in 他エリア
2024年8月5日(月)
鏡平山荘より樅沢岳などを望む
 
 日頃自分の活動しているエリアから眺める北アルプスは長野県と富山県・岐阜県の県境をなす山々、という事になる。 普段は目にすることのない、関東側から考えると更に西にそびえる富山県、岐阜県の北アルプスの山々に行ってみたいなぁ、と思うようになっていた。 きっかけはTVとか旅行とか色々だが、大町で「三俣山荘図書館」を訪ね、三俣山荘や伊藤新道のお話を伺ったこと、「黒部の山賊」を読んだことが大きかった。 なので、できたら北アルプス最深部、雲ノ平も訪ねてみたいが。。。大きな山に登れなくても、三俣山荘を訪ねるだけでもいいじゃないか、という気持ちだった。
 だが、そこへ向かうには自分の足では2泊、3泊、4泊は必要? 更に新穂高温泉の駐車場はどのようになっている?、停められる?、山小屋を2泊も3泊も上手く予約できる?、そもそも3日も4日も天気はもつ?、と計画をたてる前からイヤになる事ばかりだった。 そこへ長女が「こんなプランなら行けるんじゃない?」と登山計画案をたててくれた。 具体的な登山計画を見ると何となく気持ちが前向きになり、今年こそは行ってみたいと強く思うようになった。 それでも色々不安があったり、思うように山小屋が予約できなかったりで、娘の計画書からさらに縮小し、今回は雲ノ平も諦めたのだが、とりあえずは行って、あこがれの地を歩き、眺めてきた。
 
<今回の全行程>
8/5 新穂高温泉出発
    鏡平山荘泊
8/6 鏡平山荘→双六小屋 
  双六岳→三俣蓮華岳→三俣山荘泊
8/7 三俣山荘に荷物を置かせてもらい
  鷲羽岳ピストン→鏡平山荘泊
8/8 鏡平山荘→新穂高温泉下山
 
2024年8月4日(日)
平湯大滝
 
 新穂高温泉の駐車場は登山者用無料駐車場に停めるにはやはり車中泊が必須だろう、と 8/4は前泊することにした。(新穂高駐車場マップ:奥飛騨温泉郷観光協会HP) あまり遅くに到着するのも心配だったので、結局昼前から平湯辺りでブラブラ。 平湯のバスターミナル、平湯大滝などを見てから「ひらゆの森」で入浴、夕食をとり17:00ごろ新穂高第3駐車場に入ると空きがあり無事停められた。 ただし下山した 8/8(木)は平日のお昼ごろにもかかわらず、満車だったので「日による」としか言いようがない。
 
2024年8月5日(月)  (6:15)
朝 6:00ごろ、なんと駐車場にはまだ空きがあった。 こんなことは珍しいのだろうと思う。
ここの所天気予報が不安定で雨になってもおかしくなかったので、このような状態だったかもしれない。
この日も午後になると雨が降りそうな予報ではあった。
 
中央に見える建物は「奥飛騨温泉観光案内所」 (6:26)
こちらで登山届を書いている人もいた。
ここで蒲田川を右岸へ渡り、左俣林道(ほぼ舗装路)を奥の山の方に向かって歩いてゆく。
 
ホタルブクロがいっぱい。
しばらくは舗装の林道。
 
ノリウツギもたくさん咲いていた
 
「お助け風(風穴)」 (7:11)
岩の間から冷たい風が吹き出している。
この辺りの斜面はこのように大きな岩が積み重なったようになっていて、
ところどころ同じように風が吹き出していたが、落石しないか心配な感じでもあった。
 
風穴の近くにはまだ若々しいゴゼンタチバナ
 
オオウバユリ
ずっと舗装の林道
 
笠新道登山口 (7:44)
ここが急登で有名な笠新道か。 笠ヶ岳も遠くから見るときれいな笠型の山だったなぁ。
 
ワサビ平小屋到着 (7:59)
小屋の前は土だが、左俣林道(舗装)はまだ続く。
 
ワサビ平小屋名物のトマトやキュウリ。
もう2時間も歩いたので何か頂こうか、と思ったがまだ初日の歩き始め。
なんとなく「まだまだ!」という気持ちで我慢。w
 
小池新道入口 (8:33)
ようやくここで左俣林道と別れ、登山道らしい小池新道に入ってゆく。
道標には新穂高温泉まで 1:15 となっているが、私はゆうに2:00かかった。(;^ω^)
 
登ってゆく先は雨かなぁ。。。
こんな天気で比較的緩やかな登りなのだが、異常なほど汗が出る。
このように岩のトレイルが続くが、階段のように登りやすく配置されている感じ。
それでもなんだか汗だくで疲労感。
「調子悪い日だなぁ。」と感じながら、それでも時間は十分にあるので焦らず行けた。
 
秩父沢 (9:29)
ここでザックを降ろし、汗だくになったので顔やハンカチを洗う。
人のいない上流の方へ移動し、空になったペットボトルに水を補充。
 
普段流れている水を汲むことはないのだが、ここではみんな汲んでいるようだし、
すぐ上に残雪も見えたので、大丈夫だろうと思って。
ここでキンキンの冷たい水を飲み、おやつを食べながら岩に座っていると身体が冷えてくるほど。
ちょっと寒さを感じたので歩き始めると少し調子が良くなった。
 
歩けばまた汗だく、上りはだんだん斜度が出て来る。
次の目標シシウドヶ原までCTは 1:20。
 
これは何の実だろう?
 
シシウドヶ原の前にイタドリヶ原があった。 (10:27)
座れる岩があれば座って休み休み。
 
シシウドヶ原到着。 (11:07)
もう全身汗びっしょり。 具合が悪いわけではないのが幸い。
ここではバーナーでお湯を沸かし、コーヒー&パンで昼ご飯にしてゆっくり休んだ。
 
シシウドヶ原から麓を見下ろす。
河原のように見える辺りが小池新道入口付近?
 
シシウドヶ原から鏡平へはCT 1:00。
まだ午前中で時間はたっぷりあるので本当に気楽。
ゆっくり花を楽しみながら歩いていると湿原のような場所に来た。
ここが熊の踊り場らしい。 (12:10)
名前は怖いがきれいな場所だ。
 
キヌガサソウも咲いていたのか。
 
オオレイジンソウ?は花盛り、サンカヨウもたくさん。
 
クロトウヒレン
 
オオレイジンソウ
 
ハクサンフウロ
 
「あと5分」の表示!
この先に池があり「鏡池?」と思ったが、
 
こちらが「鏡池」 到着! (12:47)
鏡池こちら側にはテラスとベンチがある。 少し待ったが槍ヶ岳は雲の中。
なので「鏡平山荘」に向かいチェックイン。
 
鏡平山荘さんには2日後もお世話になる。
この日は「新館」のこの場所。 完全個室タイプで素晴らしい居心地の良さ!
さらに素晴らしいのが乾燥室。 ガンガンに熱風が出てくるのでびっしょりになった私のウェアも数時間で乾燥できた。
今回3泊4日で着替えも最小限に抑えたため、本当に助かった!
更衣室、トイレ、洗面所も真新しくストレスなし。 洗面所の水飲料可(無料)
 
食堂は 15:30?までは談話室として使用でき、軽食も注文できる。
こちらも新しくて居心地よく、docomoの電波も入った。(天気により入らない場合も?)
 
ゆっくりしてから小屋周辺のお散歩。 鏡池まではほんの3分程度。
この日は槍ヶ岳を拝むことはできなかった。
 
山荘前の様子。
左手前にも何か新しい設備を増設中。
売店ではかき氷やコーヒーフロートが人気らしい。うどんなどの軽食もあり。
正面は双六小屋から槍ヶ岳に向かう西鎌尾根の樅沢岳らしい。
 
夕食 17:00
揚げ物はコロッケ。細いうどん?やデザートも付いて大満足!
大変美味しくいただき完食。
 早い時間に山荘まで到着できるので、「時間も費用ももったいない」という気もあったのだが、車中泊後に 10km, 1,300mほど登るのは案外きつくて、ここ泊まりで良かったと思った。 このルートで次の宿泊場所というと双六小屋になり、ここから更に 2:30ほど先だ。 がんばれば行けないことはない気もするが、今回は初めてのルートだし、何より一日目から無理をせず、道中も焦らずゆっくりできたのは本当に良かった。
 
双子池から鏡平山荘。
雲が多く夕焼けにもならず。
鏡平山荘さんの良い設備のおかげで何事も心配なくぐっすりと休めた。 つづく。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都一周トレイル 大文字山

2024-04-08 15:58:07 | 山登り in 他エリア
2024年4月1日(月)
大文字山 五山送り火の大文字サイト
 
午前中の花見観光を終え、午後からは今回の旅のメイン?である山登りに向かう。
今回は「京都一周トレイル」の中の大文字山のみ。 4時間ほどで歩けるはず。
「京都一周トレイル」の概要はこちらの観光サイト「そうだ京都、行こう」のような感じ。
近況のお知らせなどを載せてくれている「京都トレイルガイド協会」のサイトは歩く前にチェックした方が良いかもしれない。
 
蹴上駅(けあげえき)から地上に上がるとすぐに「蹴上インクライン」沿いの道路へ。(12:02)
サクラは確かにそれ程咲いていないが、随分開花している木も見られる!
 
インクラインの線路に上がってみた。
咲いている木の周りには人が溜まりがちだが、それ程混雑はしていない。
 
着物を着て観光をしている人も多数。
 
「琵琶湖疎水 蹴上船溜」
蹴上インクラインが何なのかを説明するには琵琶湖疎水の話からになるが、
こちらのサイトがわかりやすい。 → 「日本遺産 琵琶湖疎水」
明治時代、東京に首都が遷都し衰退するであろうと言われた京都を救ったのが琵琶湖疎水。
明治の時代、琵琶湖から京都に水を引くためにこれほどの大工事が行われたことに驚く。
 
琵琶湖から京都に水を引くにあたり高低差36mを克服するために作ったのが「蹴上インクライン」
船に乗せた荷物を降ろすことなく船ごと台車に乗せレールで運ぶ施設だ。
そのレール跡地が今では桜のトンネルとなり多くの人が訪れている。
 
蹴上船溜奥の橋を渡り山に向かって急な坂を登ってゆくと「日向大神宮」
もう若葉も美しい。
 
歴史のある大変立派な神社だ。
 
「天の岩戸」
ここを通り抜けてゆく。 通り抜けなくても登山道は続いている。
 
ミツバツツジのような花がここでは満開。
 
「日向大神宮」までのアスファルト道路の上りがいやに急だったが、
それ以降はなだらかに登ってゆく。 途中岩、ザレはある。
天気が良かったので泥濘はなかったが、湿っていると滑りそう。
 
木々に囲まれ展望は遮られがちだが、所々大きな京都盆地が見られる。
それ程急な上りは無いのだが、気温が上がってきて暑い、暑い。
 
奥の高い所辺りが山頂かな?
 
大文字山山頂と~ちゃく! 13:40
広々としており、丸太のベンチもたくさんあって居心地は良いのだが、
少し強く、冷たい風が吹いてきた。
 
盆地の向こうは西南方向、釈迦岳、ポンポン山など?
 
大阪方面
 
少し座って水分補給とおやつ休憩をしてから大文字焼の方へ下る。
 
大文字焼の火をたく火床。
さすがに展望が良い。ここは「大」の横棒の上に突き出した場所。
 
こちらが「大」の画が交わる場所。
登山ルートがあちこちあり、全てに道標があるわけではなく、どこから下りればよいか迷うが、
予め調べておいた方向らしきルートに向かう。
 
ずっとわかりやすくハイキングトレイルのように明瞭なルートを下りて来るとこちらに出た。
 
銀閣寺まで下りてきた。 14:57
入り口にはたくさんの人がおり、この中に入ってゆくのはためらわれた。
 
すぐ隣の「浄土院」
左の説明板に『五山送り火のひとつ「大文字」を儀式することから「大文字寺」と呼ばれ』
との説明があったため、この日はこちらをお参りすることにした。
 
その後、銀閣寺の入り口にあるカフェで一休み。
銀閣寺前の参道にはお土産屋さん、カフェ、お団子、おにぎり、など多くの外国人観光客も楽しんでいた。
 
そして、「哲学の道」に出るとソメイヨシノも随分咲き始めていた。
 
 
 
2~3日後には満開だろうなぁ、と思ったが仕方がない。
それに、この位でも結構満足していた。
 
蹴上インクライン、朝より北の方。 16:26
 
 この後、随分汗をかいたので電車で日帰り入浴のスパに行こうと思っていたが、お土産屋さんや哲学の道で時間をとりすぎその余裕は無くなった。 蹴上駅から京都駅に戻り、京都駅から徒歩10分弱のところにあるホテルで入浴、新幹線待合室でお弁当を食べ、 19:01発東京行きで無事帰宅。
 当初は四国に行くつもりだった春休みの旅行。 それはまた練り直して来シーズンへのお楽しみだ。 が、この時期の京都はやはり素敵だったなぁ~。 ソメイヨシノは咲いていなかったし神社仏閣もほぼ見れていないのだが、それでも充実して楽しかった。 「また行きたい!」と心から思った。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく千葉に #3 とみやま水仙遊歩道

2024-01-26 14:42:27 | 山登り in 他エリア
2024年1月23日(火)
とみやま水仙遊歩道の水仙
 
南房総を訪ね富山、伊予ヶ岳を登り終えた。
次は楽しみにしていた水仙撮影だ。
 
街道沿いに咲く水仙
 
 「道の駅 富楽里とみやま」でマップを頂き「とみやま水仙遊歩道」散策に出かける。 道の駅から県道89号線を徒歩で10分程歩いたところから山に入ると斜面一面に植えられた水仙を楽しむことができ、周回で戻って来られる。 ちなみにYAMAP地図に散策路が記されていた。
 
 千葉県南房総の水仙の歴史は古く、江戸時代の安政年間(1854~60年)には、房州から船で江戸に出荷され、武家屋敷や町家等に『元名(もとな)の花』として売られ、茶道、華道、お正月の花などとして大人気を博していたそう。
 
県道89号線沿いの田んぼ。
ようやく天気が良くなってきた。
 
いよいよ「とみやま水仙遊歩道」へ
 
サザンカ?
 
県道を歩いていても、山を歩いていても、どこにいても水仙の甘い香りが漂ってくるが、
水仙歩道に入るとなお一層香りが増した。
 
 
 
少し登ってゆく。
歩道の方にまで、時には歩道の真ん中に水仙が生えている。
 
白梅が咲き始めていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
花を撮りながらゆっくり歩き、小1時間ほどで展望台にやって来た。
 
3:30 p.m. ごろだが、もう夕方の雰囲気。
景色を眺めて下山する。
 
 
 
この日、タチツボスミレもあちこちで見かけた。
 
甘い香りに包まれて、思う存分撮影することができとても楽しかった。
南房総にはほかにもたくさん水仙の里があるようだし、その他の花が咲く花農家さんもたくさんある。
あちこち訪ねてみたい気持ちになった。
 
「道の駅 富楽里とみやま」に戻り、今度はおやつタイム。
「KONDO FARM」さんのクリームあんみつ。
クリームはもちろん牧場のソフトクリーム。 大満足~!
 
 一日欲張って登山二座と水仙散策を楽しむことができた。 千葉県の山は低いので物足りないかも、というのは思い違いだった。 確かに一座では物足りないかもしれないが、縦走できる山もあるようなので今後探してゆきたい。 また標高は低いがどこまでも続く広い山並み、太平洋に続く海、などの景色は本当に迫力がある。 そして今回は可愛らしく香り高い花を眺めることもできた。 食べ物も海、山、牧場、からの美味しいものが沢山だった。 マザー牧場も鴨川シーワールドも大好きなんだよなぁ~。 ドイツ村のイルミも見たいなぁ~、などなど。 また寄らせていただきたいと思っている。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく千葉に #2 伊予ヶ岳

2024-01-26 09:59:21 | 山登り in 他エリア
2024年1月23日(火)
伊予ヶ岳山頂(南峰)より富山(左)、富士山(右)を望む
 
 富山の登山を 10:00頃に終えられたので、この日の二座目伊予ヶ岳に向かう。 千葉県内では唯一山名に「岳」がつき、その姿から「房総のマッターホルン」と呼ばれる伊予ヶ岳には大変興味があった。 以前TVでも見たことがあったので山頂付近に岩の鎖場があることも承知の上。
 
登山口は「道の駅 富楽里とみやま」から車で10分程、「平群天神社(へぐりてんじんじゃ)」
県道89号線沿いにある鳥居を車でくぐって入ってゆくと、拝殿手前に「登山者駐車場」の小さな看板があり、トイレもある。
 
神社に参拝してから山に向かう。(10:31)
奥にマッターホルンが見える。
 
よく整備されているが階段や急な斜面を登ってゆく。
こちらでもすぐに汗をかいてしまう。
 
開けた所から先ほど登った富山が見えた。
双耳峰になった理由は大太法師(だいだあほうし、だいだらぼっち)が富山を枕に寝てしまったので、真ん中がへこんだそう。
 
展望台に到着。(11:08)
この先から岩登りになるので、「体力のない人やお子さんはここまで」との注意喚起あり。
私はここから岩を上り南峰へ至り、復路では北峰から北側を下りて周回し、再びここに出た。
 
展望台から麓の集落を望む。
海沿いだし山に囲まれていても田んぼが多い。
 
一休みしたら岩登り。 上る者から見るとほぼ垂直。
 
最初は良かったが、途中からロープをどう使ったらよいか、
足場が上手く見つけられない、滑る、などあり、だんだん怖くなってきた。
戻るのも怖そうで、とにかく必死に上った。
本当に怖い所ではもちろん写真を撮っていない。
 
どうやらこれで最後。。。
 
伊予ヶ岳山頂と~ちゃく!(11:08)
いやぁ~、無事に到着出来て良かった。
ヘルメット必着だったな、と反省。 そして多分もう来ることはないだろう、と思うほど怖かった。
 
南峰岩の先端に行ってみる。 こちらも風が強い。
 
さすがに素晴らしい展望!
 
右にこれから行く北峰、左奥に富士山。
 
南東方向の麓集落と山々。 左奥に御殿山。 
この日登った富山、伊予ヶ岳と合わせ「南房総三名山」と呼ばれているようなので次回は是非。
 
北峰に向かいながら南峰を振り返る。
 
北峰到着。(11:33)
中央に富山。 左奥に大島。
ここで北側の方から登ってきた人たちにあいさつし、登山道状況を伺う。
トレイルは明瞭、怖い岩場もない、とのことでかなりホッとする。
 
北峰から北側への下山は「岩はないものの急坂で滑りやすい。わかりにくい場所もある」と読んでいた。
が、先ほど教えてくれた方がおっしゃる通り、わかりにくいことはなかった。
もっと落ち葉があったり、草が茂っている時期ならそう言う事もあるかもしれない。
急坂で滑りやすいことは確かなので慎重に。
 
下りきって林道に出て少し歩くと「桜の広場」
河津桜が数輪咲き始めていた。
 
「桜の広場」はこのような感じで広々しているが、写真左には山の崩落斜面がある。
修復されてはいるが、休憩するならなるべく離れたところで、という感じ。
 
平群天神社に無事到着。(12:45)
もう一度拝殿に帰着の報告をして終了。
マッターホルンの岩登りは想像していた以上に怖かったが、無事登ることができて良かった。
 
麓から見上げた伊予ヶ岳。
 
登山も終え、もうひとつこの日の目的、水仙の花散策に向かう。
これを見なければ南房総まできた意味がない♪
と、その前に。
 
「道の駅 富楽里とみやま」で昼食。 (有)青倉商店さんのおそば。 
揚げたさんが焼き(魚のすり身と薬味を練ったもの)とネギかき揚げが載ったお蕎麦。
美味しかった~!
 
 「道の駅 富楽里とみやま」は高速道路にも直結しているハイウェイオアシスなので、食べ物屋さんが種類豊富でうれしい。 また、一階部分には地元の名産品や野菜も売られ、お買い物も充実。 高速バスもこちらに停車するのでとても便利。
 この後「とみやま水仙遊歩道」を訪ねるが、こちらに車を駐車してハイキングマップを頂き出かけられる。 この日の良い基点となった。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく千葉に #1 富山

2024-01-25 11:09:43 | 山登り in 他エリア
2024年1月23日(火)
千葉県 富山山頂から富士山を望む
 
 年明け早くからでもお花が楽しめる南房総にようやく行ってきた。 首都高を通過してゆく自信がないので長距離バスで行こうとすっかり調べ上げた挙句、やっぱり車で。w 大回りになるが外環自動車道を使えば大丈夫だろう、とこちらも良く調べてから出かけてきた。 難しい合流などもなく行けたので今後も使えそう。 うれしい!
 
 ようやく出かけられた千葉ではお山に登り水仙の花をゆっくり見るつもりだったが、せっかくだからと欲が出て山はできれば二座登りたい、となるべく早く着くように家を出た。
 一座目は南房総市の富山。 最初は高速バスで「道の駅 富楽里とみやま」まで行って散策するつもりだった流れから、なのだが、富山はNHK「らんまん」のすえちゃんも読んでいた「南総里見八犬伝」にも登場する重要な場所。 現天皇陛下・皇后陛下も登られたとのことだから間違いないはず。
 
 
 午前7時前に「道の駅 富楽里とみやま」に到着し、トイレを借りてから登山口近くの駐車場へ移動(上写真)。 南房総市管理の駐車場で付近の観光や富山登山に利用して良い旨書かれてある。 
 
 
 しばらく一般道を歩くが、道路沿いには既にたくさんの水仙。 甘い香りが漂ってくる。 この日は「晴れ」「快晴」が並ぶが風が強い予報だった。 風は承知していたのだが、空模様が怪しい。 どうやら雨を降らせる雲が朝まで残っていたようだ。 この時間もレンズ雲のような雲があちこちに漂っている。 これは晴れないのかも。
 
駐車場から10分ほど歩くと福満寺(ふくまんじ)。 ここをお寺の方に入ってゆく。(7:30)
 
仁王門
双耳峰の富山が描かれている。
門の先にはきれいなトイレや貸し出しの杖も置かれている。
 
道伝いに急なアスファルト道路を上がってゆくと水仙越しに里山風景。
この後トレイルはアスファルトなのか、アスファルトの上に土や落ち葉が被ってしまったのか、
よくわからないが滑りやすい急な坂を登ってゆく。
 
さすがに南房総で暖かく、汗をかいてしまう。
木の途切れた所から広々とした海の風景!
 
南房総市は房総半島のかなり南端の方なのだが、南方向にあるサーキットの向こう、まだまだ山が続く。
 
樹林帯ではそれほど風が当たらずありがたい。
上の赤い実をつけた小さな木がたくさん見えた。 なんだろう?
 
出発して1時間ほどで南峰(観音峰)に到着。(8:15)
お社に手を合わせ周囲を見たが、石塔などが倒れていたり倒木があったり。
なかなか手が入れられない様子。 この先を進んで北峰に行くトレイルがあるようだが、
わかりにくかったので上がってきた石段を下り、わかりやすい道で北峰へ。
 
北峰山頂手前の見晴台。
 
おぉ~! 富士山が見えている!
本当は道の駅周辺でも見えたようだが、気づかなかった。 空に雲が多かったので見えないものと思い込んでいた。
週末には雪がたくさん降ったようで真っ白だ。 そしてあちらは天気が良いのか日に照らされている。
でも富士山上空にも笠雲になりそうな雲が。
 
北峰(金毘羅峰)到着。(8:44)
山頂は広場のようになっており風が吹きつける。 お天気が良ければ気持ちよく休憩できそうだが。
風は強いし5人しか上ってはいけない危ない感じの展望台だが上ってみる。
 
素晴らしい眺め! 快晴での景色を見てみたい!
 
 
 富士山が見えるのは西方向。 東京湾越しかと思ったが、なかなかきわどい所。 浦賀水道越し、というのが一番適切なのかもしれない。 富士山左裾野に箱根の山々。 富士山からずっと左の高い山はどこ? 島? と思ったがなんとずっと伊豆半島、高い所は天城山。 伊豆半島大きい! そう言えば、高尾山や丹沢から房総半島を見ると「あれってずっと房総半島?」と思うほど大きいものなぁ。 その房総半島より伊豆半島の方が南にせり出しているから大きく見えるんだろうなぁ。
 
少し南に目を移せば、大きな島は大島。 本当に近くて大きい!
大島左端奥に見えるのは利島。 その左方にも島影が見える。
 
富士山右方には真っ白な南アルプスが並んでいる。 写真中央辺りは間違いなく白峰三山だ。
実は左裾野辺りにもチラッと白い峰が見えている。
手前右の方には丹沢山塊。 海に浮かぶ黒くて平たいのは? 三浦半島か!
だから、三浦半島手前が東京湾、向こう側は相模湾、という事だ。
 
北方向 スカイツリーでも写っていないかな~、と適当に撮ったが。。。
 
写真を超トリミングしてみたら面白いものが写っていた。
中央白いのが「東京湾観音」 その左奥に東京アクアラインの「風の塔」(たぶん)
そしてふたつのちょうど中央辺りに「スカイツリー」(すごくうっすら)
返す返すも「晴天」の日に見てみたいものだ。
 
強風の中結構長い時間景色を眺めていた。 展望台を下りると小さな桜の木に花が咲いていた。 河津桜?
さて下山、と思ったら。。。
 
山頂は別のところにあった。
 
左奥が鹿野山、右の方には人骨山も見えるらしい。
大変良いお山だったので、次回は是非本当にお天気の良い日に来たい。
 
下山後車道沿いで。 ホトケノザがたくさん咲いていた。
 
道路沿いのお宅門の外に咲いていた黄色い水仙。
 
門の所に咲いていたアロエの花? 静岡でもたくさん見かけた。
暖かい海沿いに咲いているイメージだが、そうでもない?
 
10:00 ごろ駐車場に戻ることができたので、予定していた二座目の山に向かうことにする。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする