out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

鈴鹿遠征 #2 御在所岳 #2

2023-04-05 10:55:25 | 山登り in 他エリア
2023年3月29日(水)
 
御在所岳、中登山道を経て山頂までやって来た。
左奥に見えるのが御嶽大権現、右の人が立っているピークが望湖台。
滋賀県側へ琵琶湖を見に行く。
 
右に大きいのが雨乞山。(西方向)
 
もう少し右(北西方向)を見て。。。琵琶湖どこ?(ToT)
と言うわけで、琵琶湖は確認できず。。。
またいずれ、琵琶湖湖畔の山に登りに行こう。。。
 
下山は裏登山道から。 国見山方面に下り国見峠から裏登山道に入るのだが。
上写真ピークが御在所岳山頂。 山頂からリフト横のスキーゲレンデを下ってくるトレイルがあるのだが、
リフト係員の方にゲレンデを行っても良いのか確認したところ「少しわかりにくいかも」と言われた。
ロープウェイ山上公園駅近くに国見峠に行く分岐の道標を見ており、係員の方も「そちらの方が確実」
とのことだったので、迷わずそちらから国見峠へ。
上写真では山頂で見かけた学生の団体がゲレンデを下りて来る様子が見られる。
 
国見峠へのトレイルも花崗岩のザレた急下りがあり、
ズルッと行かないか心配でへっぴり腰で慎重に下って行った。
 
渡渉あり。
 
国見峠到着。(12:17)
先ほどゲレンデを歩いていた学生たちは国見岳へ向かって行ったようだ。
彼らの方が速かった。
 
国見峠から裏登山道に入ると御在所岳北壁が見えるわけだが、
すごい岩々の壁だ。
 
北壁の一部と麓の街。
なんと、岩壁下1/4辺りのところにロッククライミングの人が写っていた。
ここが「藤内壁」なのだろうか。
 
トリミング画像。
クライミングの人が2人見える。
 
マンサク
裏登山道は「初心者コース」となっている。
中登山道のように両手両足でへばりついて登るような場所はないものの、
足元はゴロゴロの岩が多く、これもまた気を使う。
花を見たりしながら休み休みゆっくり。
 
中登山道でも見かけたが、とても小さなショウジョウバカマがたくさん見られた。
これから大きくなるの?
 
このようなトレイル、時にはもっと大きな岩の中を下ってゆく。
斜面にはイワカガミかイワウチワのような葉がたくさん見られた。
「イワウチワならもう咲いていないかなぁ」と気をつけてみていたつもりだったが、ひとつも見られず。
ただ、同じ日にこのコースで見ている方のレポを発見。 あぁ、残念。
 
トレイル脇にすごい岩の斜面。 沢の上流部だが、台風など来るとゴロゴロするのかな。(;´・ω・)
このすぐ下あたりで「藤内壁出合」の表示があった。
ロッククライミングをする人はまずこのゴロゴロを越えてゆくのか。
 
「藤内壁出合」から少し下ると一般のトレイルもこのゴロゴロの中を歩くことになる。
 
ちょっと注意が必要な鎖場を下り、「兎の耳」と言うところで渡渉。
「兎の耳」ってあれかな?
 
その先このような岩の中を歩くのだが、時折登ってくる方の岩面にマークがついており、
下りの方からは見えなかったりするので、進路が良くわからなくなる時があった。
が、よくよく見るとケルンのように岩が積んであるので、慎重に歩いてゆく。
 
藤内小屋に到着。(13:40)
誰もいなかったのでベンチで休憩させてもらった。
 
藤内小屋からは歩きやすいトレイルが続く。
途中中登山道の方へ向かうトレイル分岐もあるのだが、
あちこちで「途中トレイルがわかりにくくなる」と読んだので、
安全に鈴鹿スカイラインまで下り、スカイラインを駐車場まで歩くことにした。
 
沢にはきちんとした橋がかけられている。
水がとても澄んでいて美しい色。
 
こんなに立派な橋。
 
水の色にうっとりしながら歩を進めると災害防御の堰堤が見えてきた。
 
鉄の門のような堰堤をくぐり抜けて行くとすぐに上写真の岩。
「ゴジラ岩」と表示があった。 ゴジラの顔?
 
鈴鹿スカイラインまで下山してきた。(14:17)
途中湯の山温泉方面への分岐があったが、それを行くと沢沿いにスカイラインの下をくぐってしまうようだ。
ここから駐車場まで歩いて20分程。
 
時間が早いのでどこかへ観光でも、と思い桜が見られそうなお寺などを調べ、
ナビを設定したのだが、途中きれいな桜と鳥居が目に入り寄ってみた。
 
押し寄せる観光客もなく、とても良い雰囲気。
 
三重県菰野町の「廣幡神社」だった。
 
神社にも参拝させていただいたが、趣のある美しい神社だった。
 
夕日に照らされた桜と鈴鹿の山々。
 
 2日目は岩の多い御在所岳に登ったが、一日中使える2日目に登ることができたので、焦ることなく慎重に、存分に楽しむことができて本当に良かった。 春霞で遠景はあまり望めなかったが、名物の岩や鈴鹿の山々を眺め、楽しい一日を過ごせた。 帰りには偶然ステキな桜と神社にも出会え、充実した一日となった。
 残すはあと一日。 帰りの新幹線の時間は夕方遅くなので早起きすれば遠くに観光も行けるかな。。。どうしようか、と夕飯を食べながら考える。
つづく。
 
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鈴鹿遠征 #2 御在所岳 #1

2023-04-04 22:34:31 | 山登り in 他エリア
2023年3月29日(水)
御在所岳 中登山道より望む地蔵岩(右)
 
 前日、東京から四日市にスムーズに到着でき、その日のうちに入道ヶ岳に登ることができた。 2日目のこの日は3日目に登る予定だった御在所岳に登る。 岩場が多く時間通りに進行できるか不安もあったので、一日使える事はとても安心だった。 予定のコースは中登山道で登り、裏登山道で下山。
 
湯の山温泉近くから御在所岳を望む
 中登山道口近くには鈴鹿スカイライン沿いに大きな駐車場があるという事なので、カーナビをセットし湯の山温泉街からかもしか大橋を通って行こうと思っていたのだが、借りた車のカーナビが古くかもしか大橋が無いことになっており、朝から温泉街の細い道をウロウロしてしまい大変焦った。 (2018年8月開通。割と新しい橋だったのだな。)
 何とか駐車場に到着し、それでも余裕で駐車できたことは本当に良かった。 中登山道口近くの駐車場にはトイレがないので、事前に済ませておく必要がある。 トイレの事を考えると、かもしか大橋からでなく、もっと手前「鈴鹿スカイライン入り口」信号からスカイラインに入り、途中にある「鳥居駐車場」のトイレに寄るのがベストであろう。(湯の山温泉希望荘近く)
 
ここが登山口。(7:56)
 
登り始めから急登が続き、花崗岩特有のザレて滑りやすい路面もある。
上写真辺りは樹林帯で歩きやすい場所。 このような岩のつっかえ棒は全国共通みたい?
 
土、岩、ザレのミックスのような急登を約20分上ると景色が開けた。
ロープウェイと交差する場所だ。
この日も霞んでいるが、朝陽のおかげで伊勢湾がわかりやすい。
この先更に岩多めの登山道を少し進むと。。。
 
おぉ~、あちこちで見た! おばれ岩だ!(8:31)
「負レ岩」という表記も見たが、「おんぶする」という意味だそう。
だが、2枚の岩の間には隙間がある。 どうしてこうなる?
 
さらに進むとロープウェイ白鉄塔と山頂方面が開けた。
ここまでも岩が多いが、見えるピーク直下の垂直に見える岩の連なり辺りはどう登ってゆくのか。。。
 
更に岩々を登ると5合目に到着。(8:46)
開けた岩場でとても見晴らしが良い!
少し腰を下ろして風景を堪能。
 
左から雲母峰(きららみね)、前日登った入道ヶ岳、鎌ヶ岳。
休んだら再び登ってゆく。
少し岩を登った所で前を行く男子が大きな声を上げていたので
ふと横を見ると。。。
 
地蔵岩があった! 御在所岳で一番有名な岩かも知れない。(8:57)
が、こちらは登山道から遠い位置にあり、
特に名前を示す名板などもなく(たぶん)、うっかり通り過ぎる所だった。
前の人がいて助かった~!
 
少し進むと今度は日向山(山梨県)のような砂浜の斜面。
歩く場所は充分にあるが、右の方に寄ることはできない。
一番奥には鈴鹿セブンの一座、釈迦ヶ岳が見える。
砂浜を越えて登った先にいよいよ。。。
 
御在所岳のキレットが待ち受けていた。(9:07)
今回心配だったうちのひとつ。
だが、鎖もあり、手掛かり足がかりも充分あるので、
落ち着いて下れば問題なかった。
 
キレットを越えると岩も大きくなり、更に登るのに難儀する。
7合目では再び腰を下ろし小休憩。(9:23)
 
左端に釈迦ヶ岳。 天気が良ければ右の方に北アルプスや御嶽山なども望めるようなのだが。
 
登山道を登ると言うより岩を両手両足で上がるという感じ。
 
8合目到着。(9:43)
 
激しく上ってもその先に見晴らしの良い岩場があるので、
良い具合で休みながら登れる。
岩の先、眼下にかもしか大橋と湯の山温泉が見える。
 
8合目の先、この大岩の右をいったん降りてから登るのだが、
ここの下りがキレットより怖かった。
 
そしてようやく「山上公園」に入る最後の上り。(10:02)
 
山上公園の遊歩道に入るとすぐにあるのがこの「富士見岩」
滅多にないらしいが、ここから富士山が見える時があるそう。
「富士見岩」名板左の尾根を上ってきた。
 
富士見岩から右を見ると鎌ヶ岳。
 
鎌ヶ岳手前には、ロープウェイとの間に大黒岩。
左の岩に人がいる。
 
富士見岩からロープウェイ山上公園駅方面に歩くと広場のようになっていて、
北側を見晴らせる展望台があった。
右手前が釈迦ヶ岳、左奥が御池岳のようだ。
釈迦ヶ岳左背後には鈴鹿セブンの竜ヶ岳、藤原岳も見えているようだ。
 
山上公園駅近くにはこちらの像と奥に見えるのが御在所岳山頂、左奥に建物が見えるのは御嶽大権現。
この山上公園のピークと御在所岳山頂ピークの間は鞍部になっているが、
その両斜面はリフトがついており冬にはスキー場になるそうだ。
リフトはグリーンシーズンにも運行しており、この日も山頂までリフトでも行けるのだが、
もちろん歩いてゆく。
 
山頂に行く途中、右手前が隣の国見岳。
公園の舗装路を歩いてゆく。
 
御在所岳山頂と~ちゃく!(11:00)
岩登りは大変だったが、ほぼ予定通りに到着できて良かった。
 
鈴鹿セブンマウンテンズのうち5座山頂は滋賀県と三重県の県境になる。
前日に登った入道ヶ岳は全山三重県だが、ここの山頂は県境だ。
お昼休憩をする前に、滋賀県がわにある望湖台へ行ってみる。
望める湖はもちろん琵琶湖だ。 琵琶湖! 見てみたい!
つづく。
 
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鈴鹿遠征 #1 入道ヶ岳

2023-04-01 15:55:25 | 山登り in 他エリア
2023年3月28日(火)
入道ヶ岳山頂より四日市方面及び伊勢湾を望む
 
 春休みに入ったとたん雨が続いたり、仕事が入ったりで山の計画をたてる気にならなかったのだが、28日辺りから好転しそうな気配を見て慌てて計画を練りだした。 「近場で」「いやせっかくだから遠くへ」「花はどうなっている?」など迷いに迷う。 今年の花の速さは本当に悩みどころだった。 コロナ以前からずっと見たかった花も28日以降ではかなり終盤なのでは、という所だったが、悩み疲れもあり「行ける時に行く!」と決心し、「一輪でも見られれば」エイヤッと訪ねてきた。
 行きたかった山は鈴鹿山脈の一座。 だが、せっかく遠くへ行くし、時間に追われるのも嫌なので2泊3日、2座登るつもりで出かけてきた。
 
 28日朝、早起きをして家を出ると小雨。 「あれ。今日から晴れるのではなかった?」と不安を抱えつつ東京駅へ。 東京駅(7:12発)から名古屋駅(8:48着)へ新幹線。 名古屋に近づくにつれ空は青空へ変わって行った。 名古屋駅(9:05発)から関西本線で四日市駅(9:40着)まで。 そこから近鉄四日市駅まで徒歩20分。(名古屋駅から近鉄線でも行けたことは後で知る) レンタカーで一路「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」へ。
 
 椿大神社は鈴鹿山脈の一座、入道ヶ岳への登山口のひとつ。 当初登山は翌日29日から開始と思っていたが、あまりにも天気が良く、電車も予定通り乗り継げたので初日から山に登ることに決めたのだ。
 
 
 椿大神社には大きな駐車場が3つあり、第3駐車場は登山者用駐車場として開放されている。 本当にありがたい。(上写真左は第2駐車場) 現地はまさに桜が満開。 11時からの登山は遅いスタートなので、時間を見て山頂を踏めなくても下山する気持ちを持って速足で歩き始める。
 
はやる気持ちを押さえてまずは参拝。
主神が「みちびきの祖神さま」である猿田彦大神様なのでここは大事。
 
上りは井戸谷コースから。
急ぎたいが登山道に入るとはなから急登。
登山道は植林地、沢沿い、自然林、低木地とバラエティーに富んでいる。
 
そもそも速足は無理なので、花を見ながら行く。
 
沢沿いではシロバナネコノメソウ。
残念ながらこちらはもはや終盤で紅い葯がない。
ハナネコノメソウの母種であり、日本の固有種、近畿以西に分布とのこと。
探せば紅い葯のある個体もあったようだが、シロバナネコノメソウの特徴と言われる
紅い葯後の白い花粉が撮れているのでまぁいいか、と。
 
ヤマルリソウもあちこちに。
 
ネコノメソウ?
 
ミヤマハコベ
 
ミノコバイモ
長年会いたかった花。 咲いていて良かった!! ようやく見に来ることができた。
 
花が閉じている物が多いのは時間のせいか、花期が終わってしまったのか、よくわからない。
 
コシノコバイモ、カイコバイモ、を見たのでミノコバイモも是非見たかった。
 
形はコシノコバイモに似ているが、内花被(内側の花弁)に突起がない、
と言うのが特徴のひとつだそう。
コシノコバイモより内部の紅い模様が強い気がするが、
詳しいHPにそれは記載されていないので、何とも言えない。
とにかく、きれいに咲いている物が見られ、本当に良かった!
 
キクザキイチゲ?
 
タチツボスミレ?
 
沢を離れ再び急登を上ってゆくとダンコウバイ?
 
気が付けば来た道も行く道も黄色でいっぱい。
 
ミヤマカタバミは葉やつぼみはたくさん見たが、咲いているのはほんのわずかだった。
 
入道ヶ岳には標高700m辺りからたくさんのアセビ、イヌツゲが見られる。
この群落は県指定の文化財・天然記念物にも指定されている。
 
更に登ると森林限界のように木がない所が見えてくる。
振り返ると麓の街に吸い込まれそう。 奥には伊勢湾。
 
斜面にたくさんのアセビ。
たくさん咲いている物もあるが、終盤の物が多かった。
 
ようやく山頂への稜線に出た。
結局ずっと急登だったなぁ~!
 
アセビの木々の間を通り。。。
 
山頂部の平原に出た! (14:01)
振り返れば北方に鈴鹿セブンマウンテンズの山々。
 
中央円錐形が鎌ヶ岳、その右側に御在所岳。
右下の方に白い鉄塔が見えるが、御在所ロープウェイを支える、高さ日本一(61m)の白鉄塔だ。
 
入道ヶ岳山頂と~ちゃく! (14:14)
 
南方にはすぐ隣に石灰採掘場がある野登山(ののぼりやま)
霞んでいて遠くは見えないが、三重県は南北に長細く、こちらの方向に志摩半島など、太平洋に続くのだな。
コーヒーを飲みおやつを頂き、下山する。
時間は大丈夫そうなので、周回で二本松尾根コースから。
 
すぐにアセビのトンネルに入る。
 
アセビの向こうに伊勢湾。
 
下山も急な道。 しかもザレている所もあり。
 
シキミもあちこちで咲いていた。
 
神社近くまで来るとサクラの花。 (15:50)
左奥が多分入道ヶ岳。
 
神社で下山の報告をし、他のお社なども参拝させていただいた。
椿と言う名の通り、何か美しい女性的な感じのする素敵な神社だった。
その後この日の宿に向かう。
 
宿はじゃらんで調べたが手ごろな所が近くになく鈴鹿駅の方へ。
車で走っていると広大なお茶畑があちこちにある。 夕方の空、鈴鹿山脈と共に一枚。
 
お茶畑隣にあった用水池から。
左に丸みを帯びた山が入道ヶ岳、右の鋭いのが鎌ヶ岳、さらに右に御在所岳、国見岳、雲母峰。
 
 一日目は予定通りの電車に乗れ、入道ヶ岳もこの日中に登ることができ、さらに長年見たかった念願のミノコバイモも見ることができて上出来な一日となった。 しばらくぶりの電車の旅で心配もあったが、思い切って出てきて良かった。
 翌日も鈴鹿山脈の山に登るが、朝から一日中時間を使うことができる。 焦ることなく登れるので安心。 翌日を楽しみに早目に就寝。
 
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日白山から新潟の山々を眺める

2023-03-07 11:14:38 | 山登り in 他エリア
2023年2月27日(月)
日白山への稜線
左に一ノ倉岳、チラッと谷川岳オキノ耳、右に万太郎山、東俣ノ頭
 
 たくさんの雪が降っていそうな新潟県にはなかなか近づきがたかった。 降った上に暖かくなったり雨が降ったり。。。2/27は天気も含め良い状態なようだったので、昨年拝見して行ってみたかった日白山に行ってみた。
 事前に心配だったのは駐車場だ。 多くの人が停めている場所は停められないなぁ、と思い登山口近くの「かぐらスキー場田代ステーション」に電話をして聞いてみると「大丈夫ですよ。みんな停めてます。」との話で「よしっ!」と心強く向かったのだが、駐車場料金所のところに「スキー以外の駐車お断り」のようなことが書いてあり焦る。 が、電話確認をしたのだから多分大丈夫。(^^;) 土・日は 1,000円/日、平日は無料だ。
 田代ステーションのゴンドラ始発が8時ごろのようで、それ以前に到着の場合、ステーションのビルが開いていないとトイレは使えないはず。 付近では二居パーキングというチェイン脱着所にトイレがある。 また、私は朝は関越道湯沢ICから南下したが、途中に「道の駅みつまた」がある。
 
26日は(たぶん)雪が降った。 27日朝は曇りのようだったので8時前頃駐車場に到着。登山口を 8:30に出発。
道路には消雪パイプがあり歩きやすい。 雪が積もった中の流水は新潟らしい風景だ。
民家が途切れる所から除雪がなくなり、最初から膝位の深さの雪の中を歩くのでこの日は10本爪。
しっかりとしたトレースがついていて助かった。
 
 二居峠到着 ( 9:22 )
四阿屋の中をくぐって尾根を登ってゆく。
予報の気温は -10度くらいだったが、それはきっと山頂の事。
ここまで登ってくるのに暑い、暑い。
 
これはリスかな。
 
尾根を登り始めてから割とすぐに上のような立派な雪庇が見えてくる。
雪庇の脇の木々は雪で真っ白。 それ以外は雪も霧氷も着いていない。
が、奥のピークを見ると木々は白くなっているようだ。 間に合うかな。
 
登りやすくトレイスがつけられており大変助かるが、東谷山までは急登も多く大変だった。
樹林帯を抜け振り返ると素晴らしい展望。
少し雲が残っているが、予報通り天気が良くなってきた。
眼下に三国街道、山々は筍山、大黒山、佐武流山、赤倉山など。
そしてこらえて登って行った先には。。。
 
霧氷が残っていた~!
 
うっとりとする景色の中を進んでゆく。
「うわぁ~! わぁ~!」と感嘆し、グルグル見回しながら登ってゆくと。
 
背後に苗場山、神楽ヶ峰。
 
冬季限定のこのコースはBCの人たちも多いらしい。
 
木々がほぼなくなり、斜度は幾分楽になってきているが、どこまで登ったら東谷山なのか。。。
そして右奥に日白山らしきが見えてきた。
あれ、すごく遠い感じ。。。到着できるかな。。。
 
辛くなると振り返る。 西の山は快晴になった。
霧氷の木々の背後に苗場山、神楽ヶ峰、八木尾山、霧ノ塔、など。
 
この辺まで来たら東谷山山頂かと思っていたのにまだ先がある。。。
と思っていたら、地図上ではこの辺りに山頂マークがある。( 11:31 )
 
360度全方向視界良好! 無風!
南東方向には八海山~越後駒ケ岳~巻機山
 
仙ノ倉山、平標山の雲もすっかり取れた。
 
東谷山付近の一番高いピークから日白山への稜線。
左から一ノ倉岳、日白山、万太郎山、東俣ノ頭、仙ノ倉山。
ここから急降下して更に登って、登って、登ったら日白山。
時間は 11:59 。
「行けるのだろうか」と不安になるが前を行く人の進み具合、自分の計画を見て、「大丈夫!」と先に進む。
が、その前にちょっと腹ごしらえと、ここからワカンを装着した。
 
急降下した後の日白山への稜線。
前を行った方のトレースは迷いなく的確に進んでおり素晴らしい。
にしても、山頂手前のピークへの上りがすごく急で恐ろしい。
 
その急な登りは本当に急だったが、休み休み振り返りながら。。。
歩いてきたトレース。 大丈夫、頑張ってる!
 
急登を何とか突破。 あとは山頂まで!
けどこれがまた遠く果てしない一直線に見える。
 
巻機山方面。 右の方に平ヶ岳も見える。
 
そして日白山山頂と~ちゃく! ( 13:03 )
まずは歩いてきたルートを振り返り、ぐるりと展望を眺めてから一休み。
「いやぁ~、よくやった!」という達成感で一杯だった。
 
一休みしてから撮影。
奥左端から八海山~越後駒ケ岳(少し)~割引岳~巻機山~米子頭山~小沢岳~平ヶ岳
 
一ノ倉岳~谷川岳~オジカ沢ノ頭~大障子ノ頭~万太郎山~東俣ノ頭~仙ノ倉山
 
仙の倉山、平標山
平標山右下のピークが二居俣ノ頭。
そこまで行く人もいるが私は行かず、その手前の鞍部から下山。
 
遠くにはきれいな裾野を引く米山も見える。
 
八海山と巻機山をアップ。 昨年夏の思い出。
 
万太郎山、仙ノ倉山、平標山アップ。
時間が気になりサッとお昼ご飯を食べ 13:30 頃下山開始。
 
少し下って日白山を振り返る。
 
鞍部からの下山はすごい激下り。
一歩一歩気をつけて行く。
気温が高くなると雪崩も心配なルートかなぁ、と。
 
下りはほぼ樹林帯だが時々開ける所が。
正面が苗場山方面、右手前のピークが東谷山かな。
 
この辺りまで来て少し余裕が出たのか、雪遊びがしたくなり。。。
 
千手観音、というか妖怪蜘蛛女?w
 
トチノキの芽。 ネバネバ。
 
雪つむり。。。ちょっと危険な気配。
 
登りも長かったが、下山も長く感じた。( 15:56 二居帰着)
 
 行きたかった日白山にも最高なコンディションで行くことができ、今季のスノーシーズンもひと段落ついた感じだ。 アクセスも良く、とても素晴らしい展望はまた行きたくなるほど。 大雪や暴風雪など慎重に天候を判断する必要があるが、再度、もう少し余裕を持って訪れたいと思った。
 
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雪田草原の巻機山へ行く #2

2022-08-06 19:18:46 | 山登り in 他エリア
 
2022年7月30日(土)
巻機山山頂 キンコウカに彩られた三ツ池
 
避難小屋を過ぎCTは30分の登り。 登り切った所が御機屋でまだ山頂とは言えない。
 
避難小屋から先の雪田草原はお花畑で美しいと読み、
確かにその通りなのだがここに来て登ることが非常に辛くなってきた。
 
お花を撮りながらゆっくり進む。
御機屋直下を登っていると下りてきた人が「ここが一番辛いですよね。あと少しですよ!」
と励ましてくれて、「そうか、そうか。みんなここが一番辛かったんだ。」と思うとあとひと頑張りできた。
 
ようやく御機屋(巻機山山標柱)にと~ちゃく!(9:48)
YAMAPで見ると避難小屋から23分で到着したことになっているが、本当かな?
すごく辛くて、すごく長い時間歩いていたように感じた。
なので、ここに到着したとたんに空いている木のベンチに座り込み、冷たい飲み物を飲んでおやつを食べた。
次の本当の山頂までまだあと30分くらい歩くのだ、という気持ちでいた。
ところが、おやつを食べて地図を確認すると山頂まであと10分? え?
そうか~!!
「ではさっさと行ってくるか」とも思ったが、あと10分ならせっかくベンチに座れたので先にゆっくりお昼ご飯にした。
 
山標柱の前で記念撮影をしている人たちがいたので、私も撮ってもらった。
 
ここは御機屋(おはたや)という場所で、南魚沼では古くから織物が盛んだったため、
巻機山は機織りや養蚕の神として祀られていたそう。
御機屋には機織りの姫が住むという伝説があるのだとか。
なぜここに山標柱があるかというのは、この伝説と山頂保護のため、ということらしい。
 
お昼ご飯休憩の後、山頂に向かって歩き始める。
 
イワショウブやシラネニンジン?などの小さくて白い花があちこちに見られた。
 
巻機山山頂と~ちゃく!(10:40)
ここから牛ヶ岳へはCT20分。 往復すると40分以上だな。
とても疲れてしまったし、雲に巻かれ始めているし、下山も長いので、もうここまでとした。
 
山頂周辺から前巻機方面を見る。
中央のこんもりしたのが前巻機とニセ巻機山。 右に下って行ったところに避難小屋。
帰りはあそこだけ登り返し。
 
イワショウブ、シラネニンジン?、ノギランなどが咲く草原の中を歩いてゆく。
残念ながら越後三山は雲で見られなかった。
 
ニッコウキスゲはあまり見られなかったが、キンコウカが一杯でこれもきれいだった。
 
ノギランもあちこちに。
 
イワショウブは咲き始め。
 
よくよく見るとモウセンゴケも花盛り。
 
あら、こんなお花もいた。 ひとつ見つかるとあちこちに見えてくる。
 
さて、上りで大変だったこの斜面を下って帰ろう。(11:06)
 
雲で周囲の景色を眺められなかったのは少し残念だったが、この稜線歩きができて満足。
 
振り返りながら下る。
 
ニッコウキスゲも少しは見られた。
 
美しい雪田草原と、一面のキンコウカを目に焼き付けて下山して行った。
 
 予想以上に暑くなったが、準備を整え、早立ちしたことで焦らずゆっくり歩くことができたので、体調も悪くならず終始良い状態で歩けたのが本当に良かった。 天気も崩れることなく、雷や大雨にならなかったことも幸いだった。
 ようやく巻機山に登ることができ、八海山や周辺の町なども見て回ることができ、大変楽しい山行だった。
 
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