out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

雪田草原の巻機山へ行く #1

2022-08-05 22:08:27 | 山登り in 他エリア
2022年7月30日(土)
前巻機に向かうトレイルから振り返る
 
 日本百名山に名を連ねる巻機山。 登ってみたいと思っていたが何だかとても遠い山という気がして敬遠していた。 遠いというのは自宅から登山口まで、と、登山口から山頂まで。 新潟県の山は春の低山なら弥彦の方まで行っている。 よくよく調べたら車での移動距離はそれ程ではなさそうだ。
 が、登山口からの歩行距離は、巻機山山頂を越え牛ヶ岳まで行けば 距離 13km、上り 1,500m くらいでちょっと不安。 しかも、前日に登った八海山の暑かったこと。 せっかく前泊までして意を決してきたので、せめて巻機山山頂(御機屋先の最高点)までは行きたいところ。
 
 高層湿原のある巻機山なので、花を撮るためにマクロレンズは持って行きたかったのだが、今回それを取りやめた。 前日の暑さを鑑みてスポーツ飲料 500ml、真水 500ml、凍った飲料500ml x 2、お湯 500ml、を持った。 レンズの代わりに 500ml を予定より一本多くした。 先に言えばこれで足りたのだが、もう一本凍った飲料 500ml があっても良かったほどだった。 そして近年夏にはいつも持つプチトマトも忘れずにお弁当箱に入れた。 更に塩分補給のためのキャンディとドライフルーツ。 準備は万端だ。
 
遠いと思っていた桜坂駐車場は検索すると塩沢石打ICから35分となっていた。
ずっと舗装道路で非常にアクセスしやすい。
土曜日なので早目到着と思い4時45分頃には到着したのだが、なんと、第1、第2駐車場はほぼ満車!
私は第2駐車場ののこり4~5台のところで入庫。
しかしよくよく見ると第3駐車場、登山口に一番近い第4駐車場にはまだ車が入っていないような様子だった。
 
何となく雲が多く、カンカン照りは避けられるかな、その方が良いかも、と思いつつ登山開始。(5:07)
 
もちろん井戸尾根ルートからだが、5合目まで 1:20。 次の6合目までが40分。
計算してゆくと前巻機までCTで 3:30。
なんだか長いよな~。
 
甲斐駒ヶ岳も長かったはずだが、
どうもこちらの方が次のポイントまでのCTが長いような気持になっていた。
とにかくまずは5合目と思って登ったが、急登の上に暑さが増してきた。
時折開けた所から山の斜面と空が見えるが、非常に天気が良くなってきた模様。
 
5合目、6合目とそれぞれ充分に休息をとりながら、
あまり写真も撮らずもくもくと登った。
尋常でないほどの汗が出る。
額から噴き出した汗が帽子のつばからぽたぽたと落ちるほど。
 
6合目を過ぎた先から天狗岩と割引岳(わりめきだけ・われめきだけ)。
という事は右が登ってゆくあたり?
 
登山道に目だった花はないが、八海山同様こちらもツルアリドオシ。
 
そしてこちらもツルッと滑りそうな土と岩。
 
6合目を過ぎて随分経つ気がするがまだなんだろうなぁ、
と振り返るとこの景色。
おぉ! きれい!
だんだん木が低くなってきていた。
 
そして行く手にはなだらかな山容が。
あぁ、あの辺に登ってゆくのだろうなぁ。
まだはるか遠くに見える。。。
登山道先に見える岩の多い所で登山者が休憩をしている。
わたしもヘロヘロだ。 あそこで休憩しよう。 と座り込んだのが7合目だった。
 
7合目からの景色は素晴らしかった。(7:55)
写真左奥が谷川岳。 右に一ノ倉岳、万太郎山、雲の中に仙ノ倉山、平標山、苗場山などが隠れているようだ。
 
谷川岳方面アップ。
6合目あたりで凍った飲料も一本出し、ザックポケットに入れておいた。
まだがっちり凍っていたので出しておかないと飲めないからだ。
その後飲むたびにボトルを首や額に当てて冷やした。
今回この冷たい飲み物は本当に効果的だったと思う。
これが無ければ熱中症になったり、バテてしまったかもしれない。
それから暑さであまり食べたくはないのだが、休憩するたびにおやつも食べるようにした。
 
木々が低くなり見晴らしは良いが、日当たりも良くなった。
この先また斜度もきつくなってくる。
 
前巻機までもうひと踏ん張り登らなきゃ。
 
と思うが、案外遠い。
階段も出てきて、まだ登るの~、と。
 
キスゲさん、階段はあそこで終わりですか?
 
終わりでした! ここが前巻機。(9:02)
そして向こう側にこの景色! 写真中央から少し左のピークが巻機山最高点。
うわぁ~、素晴らしい!! この景色が見たくてここまで辛抱して登った様なものだ。
けれど、山頂へはぐるっと回って、登った向こう側。
まだまだ遠いなぁ~。
 
まずはニセ巻機山。
 
そこから避難小屋へ下りてゆく。
キンコウカがたくさん咲いている!
 
こちら側の斜面もキンコウカでいっぱいだ!!
 
ワタスゲも! うれしい!
避難小屋では人が多く座っていたのでそれ程休まず先に進む。
 
あと少しに見えるが、この登りが堪える~。
つづく。
 
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八海山ロープウェイから女人堂まで

2022-08-04 20:44:05 | 山登り in 他エリア
2022年7月29日(金)
 
 夏休みの間、できればなるべく混雑しない平日に活動したい。 行きたい山は色々ピックアップしてあるが、そんな気持ちで探していると新潟の山がお天気良さそうになってきた。 本当はキスゲが盛り、もう少し前に行けたらと思っていたが、行ける時に行かないと機会を逃すから。 が、今年の夏の猛暑、この時期に標高 2,000m以下の山に登るのはいかがなものか。 う~ん、みんな登っているし、大丈夫か? 考えすぎるとまた登れなくなるから、行ってみよう! ただ本命のお山に登るのはお天気の都合上、翌日の土曜日。 人気の巻機山なので、前泊して早い時間に駐車場に到着する予定。 大丈夫かな。
 
という事で、新潟に着いたら一番に訪ねたのがここ。
この日は前泊日なので、ここに開店 9:00ごろ到着。
美味しい塩沢産魚沼コシヒカリのおにぎりを仕入れて軽くお山に行ってみる~!
 
ガッツリ登ると翌日疲れてしまうので、
この日はロープウェイを使って楽々登山。
八海山ロープウェイで上がり、行ける所まで行ってみよう~!
 
近日あちこちで大雨、雷などが続き、この辺りの山も何か被害があったらイヤだな、と思っていたが、
天気予報などみるとこの辺りはギリギリ大丈夫そうだった。
また、ロープウェイの係の方が色々お話してくれたので、天気の様子もうかがうと、
近日それ程大雨は降っていない。 が、この日は朝に雷が鳴っており、
ロープウェイ開始が少し遅れた、とのこと。
あ、そのアナウンス、後からFBを見るとあった。
下では天気良く、RWのライブカメラを見ると景色も見えていたので無頓着だった。
 
ロープウェイ山頂駅に上がるとこの景色。
係の人が「あちらに米山が見えていますよ。」と。
あ~、国上山、弥彦山からも見たな~。
あの米山って、「米山さんから雲が出た~♪」の米山だと後から知った。
 
雲が多く、高い山のピークは見えないな、と思っていたが、
なんとも良い景色!!
 
そしてこんなに素敵なテラスもある!
が、私はここには座らずもう少し高い所に向かう。
女人堂か、行ければその先薬師岳くらいまで行けると良いけど。
 
たくさんのアカモノの実。あちこちに見られた。
またイワカガミやイワウチワの様な葉っぱもたくさん見られたので、
春は花盛りだったかな。
 
ロープウェイ山頂駅ちょっと上にこの場所。
1165m 良い老後だそう。 良くお祈りする。
 
ノギランもあちこちで見られた。
 
進む方向。
たぶん一番手前が薬師岳だろう。 その奥にギザギザ見えるのが八ツ峰?
トレイルは湿っているうえに、ツルッと滑りそうな土質。
ところどころ泥濘。
岩も滑りそうな岩で下りがイヤだな~、という感じ。
 
ノリウツギ?
 
ツルアリドオシ
 
10:30頃から標高 1,100m~1,400m 付近を歩いたのだが、とにかくもう汗だく。
標高 1,000mを越えていてもこんなに暑いかと言う程。
真夏に御岳山(青梅)なども歩いているが、こんなに暑く、汗が出たことがあったろうか。
 
樹林帯で日影歩きなことが幸い。
 
お花を撮りながらゆっくり進む。
 
少し開けた所で、薬師岳の尾根の向こうに越後駒ケ岳が雲から顔を出した。
 
こちらの方には雲の中に浅草岳や守門岳などが隠れているらしい。
 
ホツツジ
 
行く手の峰の上に三角屋根の建物が見える。
あそこが女人堂かな。
 
コメツツジ
 
シジミチョウがたくさん飛んでいた。
 
先に見えた峰に上がってゆくトレイルはハシゴや岩登りのような急な斜面もあり、
この先もっともっと険しい八ツ峰につながる、八海山らしいトレイルになるのだろうな、という事を感じさせた。
 
女人堂到着。(12:14)
とても暑かったし、この先登山道は更に急になるらしいし、もうお昼ご飯の時間なので、
ここでストップということにした。
 
さてさてベンチに座り、先ほど購入した塩沢産魚沼コシヒカリおにぎり!
この日はこれが一番の楽しみ! いっただきま~す!
あまり歩かなかったので、2つでお腹いっぱいだったけど、
美味しかったなぁ~。
 
女人堂前から、ノリウツギの向こうに田んぼが見える。
 
ネジバナが咲いていた。
 
可愛いねぇ。
 
下山は滑りそうなトレイルを慎重に下って行った。
 
下山後は麓の八海山神社にもご挨拶。
 
街に出る前に田んぼから八海山を振り返る。
左の方の山肌にスキーコースが付いているのがロープウェイで上がった場所。
そこから右の方に歩いて行ったが、雲で見えない辺りが八ツ峰だろう。
 
 この後美味しいパン屋さんを検索し、翌日の朝ご飯と昼ご飯を購入。 コンビニで夕食を買って宿へ。 翌日の巻機山、キスゲはそろそろ終わりだが、キンコウカが咲いているようだ。 早く床に就いたがぐっすりと眠れた。 翌日は5時前には駐車場に着くように出発する予定。
 
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裏参道から登る弥彦山

2022-04-13 10:33:08 | 山登り in 他エリア
2022年4月2日(土)
弥彦山のユキワリソウ
(オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、どれかはわからない)
 
 4/1に登った国上山に続き、翌日は弥彦山に登った。 こちらも4年前に地元の方に勧められた日本海側の裏参道から登った。 
 表参道側は大きな観光地でもあり、広い駐車場があちこちにあるのだが、裏参道の駐車場は西生寺の近くにきちんとしたものがあるものの、広大な駐車場というわけではない。 早朝に着くことが望ましいのだが、せっかくのホテル泊でもあり、美味しい新潟県産の白米を頂いてから出発したかった。 朝食は7:30から。 もう少し早くいただけると思っていたのだが、仕方ない。 もし裏参道に駐車できなければ表参道の駐車場に停め、ロープウェイで上がってからいったん下り、再び上る、でも良いという計画。
 
730からの朝食を前に、朝5:00から開いている朝風呂に浸かり、その後岩室温泉地域を散策。
岩室温泉に来るとどうしても目立つのが写真中央の松岳山。
こんもりと円錐形にご飯を盛ったような容姿だ。
 
その松岳山の麓には岩室神社があり、ここに松岳山の登山口もある。
松岳山からは天神山~多宝山~弥彦山へとトレイルがつながっている。
 
その後岩室温泉の起源ともなる「霊雁の湯」の方まで行ってみようと思っていたが、
このネコさんに呼び止められ、朝散歩終了。(後方、松岳山)
 
おいしい朝食を頂き、のんびりな出発だったが、西生寺の駐車場に停めることができ 9:00に登山開始。
登山計画ルートは
登山口~清水平~能登見平、そこから雨乞尾根を下り、八枚沢登山口に至り、妻戸尾根を登り返し、弥彦山に至る、
を考えていたが、雨乞尾根を少し下った所でこの予定は断念。
花を撮りながら、激下りのち激上りは体力・時間、共に自分には無理だと悟る。
まぁ、朝からのんびりしていたので当たり前。 ゆっくり花と良い景色を楽しむ。
 
往きはカタクリ、オオミスミソウほか、花はたくさん見えるが多くはまだつぼんだ状態。
これはチョウジザクラ、と思っていたがオクチョウジザクラという日本海要素のものもあるらしい。
 
朝からひらひらとたくさんのギフチョウを見かけるが、
なかなかとまらないし、近づくと素早く飛び去る。
運よく近くにとまってくれた。
 
清水平はカタクリ、オオミスミソウ、オウレン、ミズバショウなどたくさんの花が咲きとてもきれい。
水辺には近づけないが、カエルの声もあちこちから聞こえる。
(写真は帰路に撮ったもの)
 
もう少し咲いてくれないかなぁ~、と思いつつもゆっくり花を見ながら登り、
弥彦スカイラインを2回目に見る手前辺りが能登見平。
 
雨乞尾根を少し歩いてみる。 この後激下りになる。
 
能登見平とは言うものの、能登は見えなかった。。。と思う。
こちらは越後平野の向こうの山々。
 
カタクリやナニワズ
 
ようやくキクザキイチゲが咲き始めた。
 
適当な所まで下って、能登見平まで引き返す。
 
能登見平から弥彦山へは少しスカイライン沿いを歩く。
弥彦スカイラインは4/1、5:00amから開通かと思っていたが、
朝8時過ぎにスカイライン入り口を見た時にはゲートが閉まっていた。
この時間も(11:00)車は走っていなかったような。
 
妻戸山への分岐を過ぎ、弥彦山山頂直下のアンテナを目指して登る。
 
これもキクザキイチゲ? 葉の色が変わっている。
 
越後平野と左に多宝山。 その左奥が角田山?
 
山頂奥の院の鳥居。
 
弥彦山山頂と~ちゃく!(11:55)
日本海能登方面。 中央に見える円錐形の白い山は米山だそう。
その右奥にごくごくうっすらと妙高の山々が・・・見えますか?
手前の海沿いには寺泊漁港と大川津分水路。
 
奥の院の写真は撮らなかったが、お参りをして近くのベンチでお昼ご飯を頂く。
少し春霞で遠くの山は見えないが、そこそこ周囲の山も見え、風もなく穏やか。
日向でも適度な暖かさで気持ちよく休憩できた。
 
時間は十分にあるので、もっと展望の良いロープウェイ駅の方に行ってみる。
 
そうそう、これが見たかった!
前回来た時には佐渡島はまったく見えなかった。
今回見て、こんなに大きくて本当にびっくり!
中央に白くそびえるのは金北山だ。 あちらも行ってみたいなぁ~。
 
越後平野側。
左奥の方に粟ヶ岳、右奥に浅草岳、守門岳、らしい。
 
越後平野と粟ヶ岳。
下の森の中を湾曲して道路と弥彦線が走っている。
森の少し上にオレンジ色の建物が見えるが、そこから右の方に目を移すと弥彦神社の大鳥居が見える。
 
弥彦スカイラインの駐車場と奥に多宝山。
やっぱり開通しているんだな? オープンの時間が遅かったのかな?
西生寺の駐車場が一杯ならここに停めて往復(下り→上る)でもいいかも。
(スカイラインが何時に開門するかが問題。 4/12から11/30 は5:00~23:00利用できるそう。)
 
山頂駅付近を13時頃出発し、下山する。
いったん弥彦山山頂方面に登り返し、途中から来た道を下ってゆく。
 
下山の時間には花もいっぱいに開花し、とてもきれいだった。
 
 
 
 
 
 
 
キブシ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
登山道脇にもたくさんの花が見られるが、奥の斜面はさらに多くの花々が咲いている。
 
 
 
復路では西生寺の境内を通り、参拝してきた。
良縁のお寺には扉にハートが。
そしてこちらでは即身仏を参拝できる。
 
海岸から望む佐渡島。
 
 この後ジェラトリア・レガーロで美味しいアイスクリームを頂き、多宝温泉だいろの湯で汗を流し、夕食を頂いてから帰路についた。 東京までの道のりは短くはないが、くねった山道や細道を通るわけではないので、それほど難儀には感じない。 充実した気持ちでいっぱいだった。
 
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4年ぶり 国上山再び

2022-04-05 21:12:20 | 山登り in 他エリア
2022年4月1日(金)
国上山~剣が峰のカタクリ群落
 
 4年前可愛らしい花に魅かれ、初めて新潟県・日本海沿いにある山々を訪ねた。 その後再び訪れようと思っているうちにコロナ禍になってしまった。 今年もコロナが収束しているとは言えないが、東京都のまん延防止が解除していることもあり、4/1~2の一泊で新潟を再訪してきた。
 前回は1日目に角田山に登り、翌日に角田山近くの山、弥彦山(ロープウェイ利用)、国上山、を散策した。 2日目の国上山では山をよく知る方に出会い、その時伺った話から、更に奥の方まで歩いてみたかった。 弥彦山もロープウェイでなく山麓から、しかも日本海側の裏参道を登ってみたいと思った。 なので、今回は1日目に国上山、2日目に裏参道から弥彦山に登ってきた。
 
 
 弥彦山周辺の天気予報では 4/1は曇り~昼頃晴れ、4/2は10時ごろから晴れ、という予報だった。 が、4/1に家を出るときは本降りの雨。 奥多摩では雪だったそう。 関越自動車道に乗ると土樽から冬用タイヤの規制が入っていた。 まだスタッドレスを履いていて良かった。 関越トンネルを抜けても空はどんより。 時折白いものが降ってくる。 上の写真は越後川口SAから。 まだまだ雪が残っている。 「日本海に近づくと天気が回復するのかなぁ。雪や雨が降っていなければいいや。」くらいに思っていたが、カタクリは天気が悪いと開かないだろうな。
 
だがしかし、北陸自動車道栄スマートICを下りると海方向はこの青空。 左から国上山、弥彦山、多宝山、角田山。 
 
国上寺到着。(こくじょうじ)
 
国上寺(こくじょうじ)御本堂隣に国上山(くがみやま)への登山口。
9:56出発。
 
歩き出しに見えたカタクリは閉じていたが、だんだんと咲いたものが見えてくる。
 
ショウジョウバカマもあちこちに。
 
日本海が見えた! 時折雲がかかるが、概ね良い天気。
 
おっと、足元にお地蔵様?
木片に彫ってあるのだ。
 
国上山の標高は300mほどしかないので、ちょっと登ったら尾根道。
 
足元にはいたるところに(キクバ?)オウレン。
 
前回気付かなかったが、トレイルから少し入った所に展望所があった。
展望所には「大河津分水」の標識。
越後平野で度々水害を起こしていた信濃川の水を、
越後平野に入る前に人口の河川で分水、日本海に流すという設備だ。
この分水の構想は江戸時代に発案されたというのだから(1730年頃。だだし起工には至らず)、歴史を感じる。
山はよくわからない。 分水の先に越後三山などが見えるはずだが。
 
こちらは浅草岳、守門岳、かなぁ?
 
国上山山頂と~ちゃく! ( 10:50)
特に何もないので先に進む。
 
下ってゆく方向に弥彦山。
この先で剣ヶ峰の方に向かう。
 
滑りやすそうな急坂を恐る恐る激下り。
 
エンレイソウ
100mくらい下って上り返す。 こちらも急登。
 
登った先にカタクリの群落が始まった。
 
この辺りのカタクリは随分前から咲いている情報を見ていたので、
もうお終いかと思っていたが、まだたくさん咲いていた! とてもきれい!!
 
この辺りが剣ヶ峰山頂付近。
 
カタクリと一緒にミチノクエンゴサクも。
 
カタクリ斜面の向こうには越後平野や、海も見える場所が。
山頂から少し先まで歩いてみる。
 
 
 
弥彦山と右に越後平野、奥には日本海。
 
ナニワズもたくさん咲いていた。
 
アブラチャン?
ケアブラチャンという日本海要素の種類もあるらしい。
 
 
 
適当な所で引き返し、ピストンで国上山のトレイルに戻る。
 
途中、日本海・能登半島方面(南西方向)を望むと、
能登半島はあまりよくわからなかったが、手前に白い山々が。頚城山塊らしい。
天気が良ければ右奥の方には北アルプス・白馬岳辺りも望めるそう。(拡大するとうっすら見えるのだが)
 
蛇崩の先にある祠。
 
滑りやすそうな土質のトレイルを恐る恐る下り、
ちご道分岐から国上寺に向かい、15:20頃駐車場に到着した。
5.5km の道のりを 5時間40分もかけ、充分に花撮りを楽しんだ。
4年前に聞いた剣ヶ峰のカタクリ群落も見ることができ、
楽しみにしていたコシノコバイモも見つけられ、満足の一日となった。
ここからはこの日見た花をもう少し。
 
ユキワリソウ
(オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、どれかはわからない)
 
キクザキイチゲ
 
キクザキイチゲ
 
カタクリ    オオミスミソウ
 
ユキワリソウ
 
ショウジョウバカマ
 
ユキワリソウ
 
ナガハシスミレ
 
コシノコバイモ
 
 
 
 
 
 
 
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生瀬富士~月居山 紅葉巡り

2021-11-27 15:20:52 | 山登り in 他エリア
2021年11月23日(祝・火)
生瀬富士から月居山への縦走路紅葉
 
 今年も色々な方のレポで月居山の鮮やかな紅葉が見えてきた。 昨年は本当に行こうと思っていたが Go to などしていたのに、ちょうどこのころまた感染者数が増えてきたのだよな。 今年もまた無理なのだろうと思っていたが、感染者数はいい具合に減ってきている。 このまま終息すればいいなぁ。
 と言うわけで、今年は念願かなって生瀬富士から月居山(つきおれやま)の紅葉巡りを楽しんできた。
 
 
 できる事なら月曜日の平日に訪ねたかったのだが、あいにくの雨。 23日(祝・火)に、景勝地袋田の滝へ行って大丈夫だろうか。 駐車場は今まで停めたことのある無料の第一駐車場しか知らなかったのだが、調べると 200台以上ある第二駐車場も有るとのこと。 また民間駐車場でも 500円/日で停められるらしい。 それならなるべく早く到着するように行けば大丈夫だろう、と出かけた。
 到着は7時過ぎ。 第一駐車場はほぼ満車。 第二駐車場は上写真の通り。 この時期だと袋田の滝周りの紅葉は終盤なので、観光客は少なく、それ程ごった返すことはなかったようだ。 が、来ている人たちはやはり登山の人が多い。 早いに越したことはない。
 
  駐車場を出発し生瀬富士登山口に向け歩く。 少し迷って登山道に入ると始めは緩やかな登り。 高い山ではないし、このままあまりきつくないといいな、と思っていたが、すぐに急登が始まる。 低山ながら容赦ない急登だ。
 
ようやく景色が開けると良い眺め。 天気予報は晴れと言っていたが雲が多い。
 
足元には鮮やかな落ち葉。 もう昨日の雨と風で終わってしまったか?
 
いやいや、あちこちで鮮やかな紅葉が見え始めていた。
これはこの後も期待できるかな。。。と急斜面を登っていると。。。
 
このような場所に。 これ登るの?
でこぼこがあり登りやすそうに見えるが、靴底を乗せられるようなでっぱりではない。
何とか靴の縁をひっかけるようにして登った。
いやぁ~、ここでギブアップかと思った。
 
生瀬富士と~ちゃく! (8:50)
 
麓の畑と集落がきれい。
 
山頂標識側(南側)の見晴らしが良く、写真左の方が奥久慈男体山。
 
 この眺めの良さと、先ほどの岩登りで何だか満足、一仕事終えた気になり、そのまま立神山の方へ向かおうと生瀬富士を下りようとしたとき、丁度山頂に到着した若者に「もう向こうの岩稜帯には行きましたか?」と声を掛けられた。 私「岩稜帯?」 若者「あ、ジャンダルムとか呼ばれている。。。」 あ! そうか! 生瀬富士の山頂から北の方に伸びているのだった。 山頂の北側には大きな岩があるのでなんとなく行き止まりのような雰囲気があり、そこから向こう側に行くなど考えにも及ばなかったため、すっかり忘れていた。 標識もない。
 「あ、そうでした!」と言うと、若者は「自分も今から行きます。こちらですよ。」と案内してくれた。 この方が声を掛けてくれなければ、せっかくの「茨城のジャンダルム」を見落とすところだった。 感謝! もっとも、きわどいところなら行かなくてもいいか、と言う気持ちもあったのだが。。。
 
最初の大岩を回り込むところが怖かったが、ここに立ってしまうとそれ程でもない。
もちろん油断は禁物。 足元はデコボコ、両側切り立った崖だ。
 
遮るものもなく景色は最高! 奥には奥日光~高原山から那須の方まで見えていた。
 
反対側。 左奥が八溝山のほう? 右奥のでこぼこはどこなのだろう。
 
そして結局のところ、若者に写真をお願いする。
若者はこのあと月居山から男体山まで縦走だそう。 すごいなぁ。
 
ジャンダルムも歩くことができ、満足して先へ進む。
 
立神山。
ここまでもきれいに色づいた木々は見られたが、この後が特に美しかった。
 
真っ赤に色づいたモミジ?が群生しているとそれは見事!
雲が多く陽が入らないことが残念。
 
急坂の多いこのルート、登りも大変だが、下りも大変だった。
前日の雨であちこちぬかるんでいたり、特に下りは滑りやすく気が抜けない。
 
かずま分岐まで来るとそこから滝本方面に見えるモミジは最盛期だった。
少し滝本方面に下ると、厚く積もった葉の下が湿って緩くなった地面で、
足を乗せると片足がスーッと滑り落ち股裂き状態。
手を着き事なきを得たが、尻餅をついて泥まみれになったり、
斜面を転げ落ちたりしなくて良かった。
 
陽が射すのを少し待ってみた。
圧倒される深紅。
 
かずまから少し下ったところに袋田の滝を上から拝めるポイント。
眺めは良いが、ここは本当に崖の上なので注意。
 
休憩中にヘリが飛んできて長い時間低空飛行。
救助作業をしていたようだ。
 
袋田の滝へ続く滝川周辺。
右に見える黄葉の山中辺りを歩いて生瀬富士に上がって行った。
(トレイル脇は植林地帯が多かったが)
 
生瀬滝の渡渉ポイントに到着。
 雨が降った前日から心配していたのはここの渡渉だ。 もし渡れないほどの増水であれば、かずままで戻るつもりもあった。 パッと見、岩の頭が出ており、登山靴で行けるかと思っていたが、手前の橋を進み水の様子を見ると。。。引き返した。 ここにはありがたいことに長靴が用意されている。 消毒スプレーまで。 幸い3足残っていたのでありがたく使わせていただいた。 大きめの長靴で、ふくらはぎほどの丈のものでさえギリギリ水難を逃れた、と言う感じ。 向こうからこちらにわたる人もいるが、手前残り2足は少ないだろうと思い、向こうに着いたあと一足分をもう一度川を渡って戻しておいた。 ちょうど2人連れのグループ、その後3人連れのグループが到着した。 やっぱり戻してよかった。
 
渡渉後、月居山までの登りも階段を含め結構しんどい。
登ってきた生瀬富士、立神山。 右下に袋田の滝展望台が見える。
 
月居山手前のピークで12時頃となった。
お腹も空いたし、ベンチがあって誰もいない。
月居山山頂が混んでいてベンチもなくぬかるんでいたらヤダな、と思いここでお昼ご飯を食べた。
 
ピークから下ると月居観音堂、その下にこの鐘。
 
いよいよ月居山に登ってゆく。
最後の急登、紅葉を楽しみながら登ってゆくと、
 
月居山と~ちゃく! (13:00)
あれ? 至月居山となっているが、ここが山頂ではないの?
 
月居山山頂周囲はモミジに囲まれているようだ。
 
ひときわきれいに見えた男体山方面へ少し下ってみる。
 
陽が射すのを待って、たっぷり楽しんだ。
 
とても美しく、満足だった。
 
下山は滝本の商店街の方ではなく、駐車場の方へ向かった。
 
駐車場近くまで下りてきた。 奥に生瀬富士と立神山。
 
振り返るとリンゴ畑越しに月居山? (14:05)
 
渋滞を避けなるべく早く帰りたい所だが、
せっかく来たので「豊田りんご園」さんに寄ってゆく。
 
 りんごとアップルパイを買いたかったが、ここには自家製りんごバームクーヘンもある。 りんごは何種類かあったが、なんともうお終いだろうと思っていた「幻のりんご高徳」も売っていた! 高徳は大子町観光協会のサイトで知ったのだが、是非食べてみたかったものだ。 りんご、アップルパイ、バームクーヘン、どれも大変美味しくいただいた!! 
 
 生瀬富士~月居山の登山は岩登り、ジャンダルム、渡渉、なにより紅葉と登山だけでも充分楽しいが、りんごがなっている畑がある風景、りんご園によってお土産散策もでき本当に楽しく充実した一日となった。 これが平日なら袋田の滝、月待の滝、などにも寄って、お蕎麦もいただき、温泉に浸かって帰りたい所だった。 今回は渋滞を避け早目帰宅にしたが(それでも少し渋滞にははまったが)、またゆっくり平日に行く機会があればと思う。
 
コメント (2)
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