out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

大阪観光のつもりが奈良まで

2024-04-05 23:06:48 | travel
2024年3月31日(日)
大阪城 極楽橋から望む天守閣
 
 春休み、四国へユキワリイチゲなどのお花を見に行こうと思っていた。さらに剣山にも登れればと思っていたのだが。 お花は再終盤な感じ、剣山は3/27くらいでまだ木々に霧氷がついており登山口までの車道が心配。 という事ですっぱり諦め、京都に行ってサクラを見ながら「京都一周トレイル」を歩こう!、という事にした。 「3/27辺りには開花宣言が出るだろう」と言っていたし、週末辺りからは天気が良くなりそうだったので 3/30から2泊3日でゆっくりしてこようと思ったのだが。。。
 
 なんと実際に京都の開花宣言が出たのは3/29。 2~3日で満開にはならないだろうなぁ。。。そして新幹線は取れそうだが宿が取れない! いや、取れないことはないのだが京都1名で調べると一泊 25,000円以上! 例年ならサクラが良い時期で、日本人観光客のみならず、外国人観光客もみんな早々に予約していたんだろうなぁ! で、「大阪なら安いビジネスホテルがいっぱいあるのでは?」と思い調べたがこちらも無し。 さらに大津方面を調べようやく1万円以下の宿を予約できた。 ただ連泊はできず 3/31~4/1の一泊2日。 まぁ、どこにも行けずに悶々としているよりはずっといいや!
 ちなみに、JR京都駅からJR大阪駅もJR大津駅(実際宿泊したのは膳所駅近く)も30分程で行き来でき、本数も少なくはないので便利。
 
 京都に行けることになりやっぱり素通りできないなぁ、と思い出したのが学生時代の同級生。 約5年前の同窓会で会ったきりなのでやはり会いに行こうと。友人が食事のみ希望であればそれでも良いし、どこかを一緒に観光できるなら半日歩いても良し。
 京都到着が 9:44。 そこから在来線で大阪駅へ。 10:30ごろ大阪駅到着ホームで落ち合い、まずはホームのベンチで「今日はどうする?」の話し合い。w 事前に「お昼ご飯を食べながらおしゃべりをして、大阪城が見られればいいや。」という話をしていたのだが、友人は「時間があれば奈良にも行こう!」と。 そんなに回れるのかな? けれど結局大阪城がとても混んでおり天守閣見学を辞めたので、下記のような行程で半日観光。
 
大阪駅着 - 大阪城公園・昼食 - 大阪城天守閣見学取りやめ / 豊國神社参拝 - 玉造稲荷神社参拝 - 近鉄奈良線森ノ宮駅 - 近鉄奈良駅 - 奈良公園・東大寺 - JR奈良駅
 
大阪に滞在すれば京都、奈良、神戸、どこも近くていいなぁ!
 
で、まずはお好み焼きランチ。
11時少し前に並び開店と同時に入り大正解。 出るときには大行列だった。
 
その後大阪城をウォーキングしていた友人のご主人様に挨拶して大阪城天守閣に向かう。
 
極楽橋を渡るとすぐに「豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地」の碑を拝む。
「茶々は、ようやりました!」の北川景子さんのきれいで怖いお顔しか出てこない。w
 
NHK「どうする家康」巡礼地巡りは今後も機会があれば訪ねてゆきたいが、
駿府城も岡崎城もすっ飛ばして大阪城に来ちゃったな。
でも、すっ飛ばすと言えば先日訪ねた久能山東照宮は既に家康のお墓だしな。w
 
大阪城周辺もサクラはこの位。
 
日曜日という事もあり大阪城周辺は大変な人出。
天守閣見学の列は「60分待ち」の辺りまで来ていたので今回は取りやめ。
 
石垣に上ると友人が「あれは歴史博物館、隣が大阪府警察本部。」と教えてくれた。
写真左の方に鳥居が見えるが、そこが豊國神社。
そう言えば豊臣秀吉時代の石垣が発見されており、大阪の皆さんは湧いているらしい。
友人のご主人様によると、やはり大阪の人は豊臣びいきだ、と。
 
「向こうに見える山はたぶん生駒山。」という事で、そのうちに行かなきゃな。
 
「豊臣秀吉公」「豊臣秀頼公」「豊臣秀長卿」を御祭神とする神社、だそう。
 
この後森ノ宮駅方面に歩いてゆく。
大阪城公園は本当に広く、たくさんの人が家族連れで休日を過ごしているのでビックリ。
官庁街にある皇居近辺とはずいぶん雰囲気が違う。
 
友人の家もそこから歩いて行けるので、ちょっと寄らせてもらう。
 
友人宅へ寄る前に、近くだからと「玉造稲荷神社」へ。
 
こちらには豊臣秀頼公の像が。
 
こちらは「胞衣塚大明神(よなづかだいみょうじん)」といい、
秀頼公と母・淀殿を結ぶ胞衣(卵膜、胎盤など)が鎮められているそう。
「胞衣は、母の体から共に生まれ出だしたものゆえ、
当時では特に神聖なものとして、また秀頼公の「分身」として扱われた。」のだそう。
 
こちらの鳥居は「秀頼公奉納鳥居」で、
「元は本殿正面に位置したが、阪神大震災により一部損傷を受け、
上部、脚部に分け現在の場所で保存。」と神社HPには書かれているが、
境内の案内板には「大坂夏の陣、また第二次世界大戦と二つの戦火を乗り越え」
という説明もあり、歴史や自然災害の恐ろしさ、なども感じるものがあった。
 
もう少し歩くと「真田丸跡」などもあったようだが、
時間も時間なので友人宅で一休みしてから近鉄奈良線森ノ宮駅から奈良へ。
 
奈良に到着したのが 15:00ごろ。 奈良公園、東大寺へは20分ほど歩く。
途中奈良国立博物館前辺りでシカさん休憩中。
というか、この時間だと皆さんもうお腹いっぱいらしく、だれも観光客を追いかけたりしない。
 
近鉄奈良線森ノ宮駅から奈良へ。
 
東大寺に行く前にコーヒーブレイク。
なんてしていると16:00頃になってしまい、「あれ?東大寺 16:00に閉まっちゃう!?」
 
大丈夫。
この時期「大仏殿」は 17:30まで。 ありがたや~。
 
大仏殿
 
大きいとわかってはいてもビックリするほど大きい。
とは言え、多分最初に訪れたのは中3の修学旅行。
次が娘たちがまだ中学、小学生のころ。
そして今回が3回目?
 
盧舎那(るしゃな)仏もしくは毘盧遮那(びるしゃな/ヴァイローチャナ)仏
何とも言えない大きさと荘厳な雰囲気。
 
奈良時代にこれだけの大仏さまが造られたという事が信じがたい。
 
大仏殿を拝観し、その後JR奈良駅まで歩き友人と別れ、京都~膳所駅と乗り継いで宿泊のホテルへ。
ちなみに膳所駅は「ぜぜえき」と読む。
昼から夕方遅くまで、しかも大阪から奈良まで案内してくれた友人には感謝だ。
積もる話もたくさんできて本当に楽しかった~!!
 
膳所駅からホテルまでは徒歩15分程。 琵琶湖沿いの良いホテルだった。
昨年鈴鹿山脈の山に登った時にあまり見えなかった琵琶湖をついに目の前で見られて感激。
 
翌日、当初の予定では「京都一周トレイル」の大文字山に登った後、観光しようと思っていたのだが、
シダレザクラが満開らしい場所を見つけ、早朝人が少ない時間に二か所見た後、午後から山に登ることにした。
翌日も楽しみだ。
 
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姉と初冬の旅行 #4 合掌造りの里 白川郷

2023-12-01 15:06:40 | travel
2023年11月21日(火)
白川郷 合掌造りの家
 
 五箇山の合掌造り集落散策を終え、白川郷に向かう。 前回書き忘れたが、五箇山と白川郷の集落を合わせて世界遺産として登録されているが、五箇山は富山県、白川郷は岐阜県にある。 時間短縮のため高速道路でひとつ戻り、白川郷ICで下りる。 五箇山ではおやつも食べたが、そこを出発したのは既に12時過ぎだったのでまずはお昼ご飯を頂く。
 
白川郷IC近くにある「道の駅 白川郷」にてお昼ご飯。
きつねそばと飛騨牛ごはん。
きつねそばのお揚げは白川郷で作った油揚げとのことだが、
がんもどきのような肉厚でいて、厚揚げのような豆腐感があり、それでも油揚げ、という感じ。w
 
白川郷に到着。(13:46)
上記サイトを拝見すると白川郷も3つのエリアがあるようだが、私たちは世界遺産エリアのみ散策。
世界遺産エリアだけを知る場合、駐車場や建物の説明等は「白川村世界遺産エリア」のページがわかりやすい。
地図で全体像を見るにはこのような地図があった。
まずは、せせらぎ公園駐車場に駐車後、であい橋を渡って合掌造りの世界遺産エリアへ。
 
時間も時間なので、このエリアを高台から一望できる展望台へ行こうと歩いているのだが、
途中良い景色があるとどうしても写真を撮ってしまう。
 
こちらはお宿のようだ。
白川郷世界遺産エリアは散策範囲が広く、茅葺屋根のお宅もとても多いし、そうでないお宅も多い。
訪ねて来る観光客も多く、多くのお宅がお宿、お店、資料館のようになっているので商業的な感じもあるが活気もある。
高台の展望台(荻町城址展望台・天守閣展望台)に行くためシャトルバス(200円)も営業している。
 
シャトルバスで展望台までやって来た。
白川郷も観光客はほぼ外国人。
平日なので?激混みと言う程ではないが、多くの観光客でにぎわっていた。
 
展望台での撮影後は徒歩で道路を下り再び合掌造りの里の中へ。
 
建物を拝見し、撮影もしたい、お土産屋さんも見て回りたいが、
エリアが広いので相当な時間をかけないと全てを散策することはできない。
 
五箇山も見てこちらも見学するにはかなり計画的に
サッサと行動しなければ回りきることはできない、という事がわかった。
私たちは今回初めてなので、白川郷はサッと見学程度になってしまったが、
それでも色々見られたと思う。
 
集落の中では建物の雪囲いや木々の雪吊りも始まっていた。
 
お寺。 鐘撞堂も茅葺屋根。
 
これで田んぼに水が張っている時期、桜の時期、雪の季節、
などフォトジェニックなシーズンならもっと時間がかかっただろう。
今回は紅葉の名残、くらいのシーズンではあったが、それでも充分美しく、
お店巡りなども大変楽しかった。 できる事ならまた違う季節に訪れてみたい。
 
五箇山、白川郷の合掌造りの里の散策も終え、後は長い距離を自宅に帰るのみ。
帰宅も高速道路でいったん高山に戻り、そこから一般道で安房トンネルを越え松本に至り、中央高速道路に向かうという道のり。
「山が見れなかったのは心残りだね。」などと話していると。。。
 
なんと! 向かってゆく方向にアーベントロートに輝く大きな雪の山並みが目に飛び込んできた!
姉とふたりで「えぇぇーっ!?」と叫んでしまった。w
実は、朝の景色が拝めなかった「アルプス展望公園スカイパーク」に「一応帰りも寄ってみる?」という話をしており、
「けれど時間が遅くなってしまったのでもう行っても良い景色は見えないね。」と言っていたところだったのだ。
高速から山が見えた地点から公園までは少なくともあと20分は走らなくてはならない。
が、「アーベントロートは無理でもとにかく公園に行こう!」
と即決したことは言うまでもない。w
 
そして。。。
 
乗鞍岳と高山市街地
 
双六岳  笠ヶ岳  槍ヶ岳  穂高連峰  焼岳
 
黒部五郎岳  双六岳  笠ヶ岳  槍ヶ岳
 
ようやく雄大な山の景色も拝めた!
 
 白山を拝めなかったことが残念だがそれはいずれまた、のお楽しみ。 結構長距離を走ったのだが、姉と二人だったり、よく食べ良く寝たせいで苦に感じる事はひとつもなく、何もかも本当に楽しい旅行だった。 山登りはもちろん楽しいのだが、今回は山に登っていては見られない景色、できない体験もでき、日本も良い所が沢山あるなぁ、と再認識した。 姉と一緒にまたどこかに行くことが楽しみだ。 
 
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姉と初冬の旅行 #3 合掌造りの里 五箇山

2023-11-29 09:27:53 | travel
2023年11月21日(火)
五箇山菅沼集落の合掌造り
 
 旅行最終日3日目、11/21。 前日見た天気予報では朝から夕方まで「快晴」マークがついていた。 旅行前の計画で天気の良い朝か夕方に高山市にある「アルプス展望公園スカイパーク」から北アルプスを望めると良いね、と姉と話していた。 実際前日には下調べでこの公園に立ち寄っていた。 日本中の広範囲で「快晴」が約束されたこの朝、私たちは 6:30過ぎの日の出を目指して出かけたのだが外に出るとなんと濃霧。 それでも公園に行き日の出時刻まで待っていたが深い霧は晴れなかった。 こちらに来てから高山、郡上八幡とアルプスや白山など見たい山の近くにはいるのだろうが、見れていない。 少々がっかりだが、今回は山が目的ではない。 気を取り直して合掌造りの里へ向かう。 まずは前日と同じ東海北陸自動車道を富山方面へ、五箇山ICに向かう。 幸いなことに五箇山ICに到着するころには空は晴れ渡っていた。
 
8:00過ぎ、五箇山の菅沼集落に到着。
 
 五箇山は白川郷と共に世界文化遺産に登録されている。 ただ、五箇山とは40の小さな集落の総称で、世界文化遺産として登録されているのはそのうちの「菅沼(すがぬま)」「相倉(あいのくら)」の2集落。 世界遺産に登録されていない集落にも「国指定重要文化財」の建物があったり、歴史的に重要な建物、文化が残されている。 こちら「国指定重要文化財 村上家」のHPに掲載されている「五箇山観光マップ」を見ると、五箇山の大体の様子がわかる。
 私たちはまず高速道路から一番近く、集落としても大きな「菅沼集落」を見学。 実際に人が住んでいる集落なので早朝・夜間の立ち入り、散策はご遠慮くださいとなっている。 駐車場の開く 8:00頃に到着。 上写真の中央にある駐車場は有料で500円。 国道は集落より高い位置にあるので国道から集落全体を見下ろす画像が撮れるのだが、この時間谷あいにある集落は全て影の中。 陽が射すまで集落を散策することにした。 駐車場にはエレベーター完備で集落まで下りられる。 下りた先はトンネル内で左の「合掌の里」と右の「合掌造り集落」の2区画に分けられている。
 
最初に左へ。
 
トンネルを出た先の建物が茅の吹き替えを行っていた。
こういう維持がなければ途絶えてしまう文化だ。
 
こちらの建物はなんとトイレ。
中は立派な近代的なトイレだった。
こちら側はあまり人が住んでいないのか、生活感が見られず寂しい感じ。
サッと見てトンネル右方面へ。
 
段々陽が当たってきて良い風景になってきた。
畑で働く人の姿も。
背後の山にはまだ紅葉も見られ、彩りも合って良かった。
なるべく陽の当たっている場所を撮影して歩く。
 
こちら左は五箇山民俗館。
 
民俗館の先、写真左の建物は「塩硝の館」
 
庄川沿いにある「神明社」
 
お参りをした後、「塩硝の館」と「民俗館」は有料だが内部に入れるのでちょっと勉強に行く。
 
 
 「塩硝の館」では「塩硝」についてガイドの方がお話してくれる。 「塩硝」とは火薬の原料となるもの。 土地が少なく米を作れなかったこの地域では合掌造りの家屋屋根裏で養蚕を行なったり、紙漉きを行って収入を得ていた。 この養蚕で出る蚕の糞や特定の草を囲炉裏の近くに掘った穴に埋め、数年かけて「塩硝」を作ることができるようになった。 いったいどんなことからこのような方法に至ったのか。 これが16世紀半ばごろから行われていたというのだから驚きだ。 武器に使える火薬の製造は加賀藩の奨励と援助を受け、他に漏れぬよう人の目の届かない山奥で管理することも都合が良かったようだ。 というわけで、火縄銃でポーズ。
 
「民俗館」には生活に使われた様々な物が展示されている。
こちらにもガイドさんがいて主な事柄を説明してくれる。
特に五箇山発祥の民謡「こきりこ」を歌いながら、こきりことササラを演奏したり、
私たちにも演奏させてくれたりと、楽しい時間を過ごせた。
姉がもっているのがササラ。 シャキッと音を出すのは難しい。
こきりこは民謡通り七寸五分の竹の棒の楽器。
 
屋根を支える梁が曲がっており、強度を増している。
何とこの曲がった梁は根曲がりの木を使っているのだそう。
 
急なハシゴのような階段を上った2階も展示品でいっぱいだが、
かつてはこの2階部分で養蚕が行われていた。
 
随分長いこと見学を楽しんでいたら 10:30頃。
ツアー客も入ってきて、お土産屋さん、食べ物屋さんも営業開始していた。
 
陽当たりも随分良くなってきた。
 
お腹もすいたのでちょっとおやつ休憩。
五平餅、五箇山豆腐、栃餅入りぜんざい。
 
だいぶ陽が上ったが、それでも集落の半分くらいは日影の中。
 
どうやら冬場は集落全部が日なたになることはないのかもしれない。
 
駐車場に戻り、集落全体を撮りたかったがこれが限界。
 
隣の上梨地区に来てみた。国指定重要文化財の村上家。
内部を見学できるのだが、この日はお休み。
 
こちらは民宿。 合掌造りの宿もあちこちにある。
 
上梨白山宮 本殿(国指定重要文化財)
富山県内最古の木造建築物
 
 時間は 12:00 を過ぎてしまったので、白川郷に向かう。
 
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姉と初冬の旅行 #2 青空を求めて郡上八幡

2023-11-28 12:32:37 | travel
2023年11月20日(月)
郡上八幡城
 
 旅行2日目。 予定では一番時間が取れるこの日に茅葺屋根の合掌造りで有名な五箇山と白川郷を訪ねるつもりだった。 が、この日は昼過ぎ遅くまで雨の予報。 どうするかと姉と相談し、まずは宿で朝風呂、美味しい朝食をゆっくり頂き、高山市街地から30分程の「飛騨大鍾乳洞」にでも行ってみようか、という事にしていた。 ところがどうやら雨は高山から北の日本海側のみで、他の地域はとても天気が良いらしい。 それならば高速道路で1時間ほど南下して郡上八幡へ行ってみよう、という事になった。 が、その前に。
 
前日訪れた櫻山八幡宮に併設されている「高山祭屋台会館」を見学。
実際のお祭りも見てみたいが、今回はこちらで少し予習をしておく。
 
前日「古い町並み」の中で見た屋台蔵はこの屋台を保管する蔵だった。
この時期は屋台会館で見ることができる。
櫻山八幡宮の例祭では全部で11基の屋台が街に曳き出されるが、
屋台会館では年3回、順番に展示入れ替えを行っているそう。
会館入場時に全員音声ガイドを渡され、細かい説明を聞くことができる。
 
「高山祭屋台会館」見学を終え、東海北陸自動車道を一路郡上八幡ICへ。
 
「郡上八幡城」を訪ねる。
 
 無料の城山公園駐車場が空いていたので駐車。 この場所はかつてのお城本丸跡地だそう。 中央の銅像は山之内一豊と妻の千代。 NHK大河ドラマ「功名が辻」でも描かれた「馬揃え」のシーン。
 
お城のすぐ脇にも駐車場はあるが、本丸から天守まで歩いてみる。
車道をショートカットする歩道が設けられている。
 
天守閣を見上げる辺りの紅葉は既に終了していたが(トップの写真)、
周囲にはまだ美しい木々も見られた。
正面に見える山は「東殿山城(とうどやまじょう)」「赤谷山城」がある東殿山(とうどやま)。
 
郡上八幡城天守閣
もちろん再建のお城ではあるが、日本最古の木造再建城なのだそう。
城内にはお城の歴史がわかる資料、戦国時代に使われていた武器などが展示されている。
 
急な階段を上がって行った先からは
城下町を一望できる。
戦国時代、向こうの「赤谷山城」とこちらの「八幡城」で睨み合い戦っていたことを想像すると、
なんだか恐ろしい気持ちにもなる。
 
山深い場所なのに、大きな街だ。
 
15:00近くになりお腹を空かせて「郡上八幡旧庁舎記念館」へ。
なにせ急なプランだったので時間もなく、お昼ご飯をまともに食べていなかった。
 
ここで岐阜県民のソウルフード(らしい)「鶏ちゃん」を頂く。
もともとは郡上市、下呂市などが発祥らしい。
鶏肉と野菜を味噌ベースのたれで炒めたお料理。
大変美味しくいただき、お土産に「鶏ちゃん」のタレが入った。
 
「郡上八幡旧庁舎記念館」の隣には吉田川が流れ、この橋、「新橋」が架かっている。
 
川の水面から橋までの高さ約12m。
ここでは夏の風物詩として「川ガキ」たちが橋から川へダイブする姿が見られるのだそう。
橋の手すりから川をのぞき込むだけでも足がすくむ高さだ。
橋からのダイブだけでなく、周囲の岩場から飛び込んだり川遊びをしたり。
水遊びができるような美しい川があるのはうらやましい。
 
そんな清らかな川の水は生活にも活かされている。
飲食用にはもちろん、食器洗い、洗濯、オトリ鮎飼育などにも使われる。
 
食器洗いで出た米粒などはコイが食べる。
が、現在はコイの餌が売られており、かなり栄養過多の様子。
 
郡上八幡水風景はここ以外にもあるそう。
郡上おどりや川の飛び込みなど、また再訪できるといいなぁ。
 
この日の夜も高山に宿泊。
宿はビジネスホテル素泊まりなので、「古い町並み」へ夕食を食べに出た。
あまり調べもせずに出ると、日中あんなに賑わっていた店舗は 18:00過ぎでほぼ閉まっていた。
 
幸い良いお店を見つけ、飛騨牛の朴葉味噌焼きの定食を頂いた。
こちらも大変美味しかった。
 
帰り道では「古い町並み」の夜景撮影。
 
ほんっとにほとんど人が居らず、灯りもすくなくてビックリだった。
静かすぎて物騒なくらい。
 
 雨予報の一日だったが、場所を郡上八幡に移し青空も見える中良い観光ができた。 夜には高山の夜景撮影もでき盛りだくさんの一日となった。 とうとう翌日は最終日。 天気は「快晴」予報。 いよいよ楽しみにしていた五箇山、白川郷を訪ねる。
 
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姉と初冬の旅行 #1 東京→高山

2023-11-25 00:26:54 | travel
2023年11月19日(日)
岐阜県高山市 古い町並み
 
 以前から姉と旅行に行こうという計画があった。 お互いに都合の良い日などを検討していると桜でも紅葉でもない、この時期になってしまった。 行き先は姉に任せていたが、お互いに行ってみたかった飛騨高山や白川郷など、とざっくり計画をたてた。 当初は新幹線&レンタカーも考えていたが、色々考慮すると私の車で行くのが良いとほぼ私が押し切った。 自宅から高山市街地まで約285km。 2泊3日で白川郷・五箇山なども観光するつもり。 さてどうなる事やら。
 
6:30 中央自動車道路 釈迦堂PA から白峰三山モルゲンロート
 
 朝5:00ごろ自宅を出発。 ナビによると自宅から高山市街地の宿までは4時間半ほどで着くそうだが、長距離運転なので無理なくおしゃべりしながら低速運転、休憩も充分入れたい。 景色の良いPAでは撮影も楽しみたい。 前日は雨、快晴の当日朝、中央自動車道笹子トンネルを抜けると美しい南アルプスの山々が出迎えてくれた。 こんな時は釈迦堂PAに吸い込まれる。
 
間ノ岳~北岳 鳳凰三山 ピークが雲に隠れた甲斐駒ヶ岳
充分のんびりしたが。。。
 
7:24  八ケ岳PAでも撮影休憩
甲斐駒ヶ岳の雲もほぼ取れた。 右に鋸岳が続く。
 
鳳凰三山と背後に北岳ピーク
 
もちろん八ヶ岳も。
ここから見えるのは編笠山と権現岳?
 
8:01  もちろん諏訪湖SAでも撮影休憩
長野県に近づくにつれ雲が多くなっていた。
霧ケ峰も多くの雲がかかっていたが、その分木々にはびっしりと霧氷がついているようだ。
このままあの真っ白な世界に入り込んで行きたい気分だったが、この日は我慢。
 
松本ICで高速を降り、まっすぐ安房峠方面へ。
中ノ湯ICから初めて安房トンネルを走る。 このトンネル、既に中部縦貫自動車道になっているようだ。
 
9:50  安房トンネルを抜けてすぐの平湯バスターミナルにある「アルプス街道平湯」で休憩。
雲がいっぱいの辺りには穂高に続く山が見えたのかな。
建物前は除雪されていたが。。。
 
他の部分には雪がいっぱい! 前日の雪でこの辺りには随分積もっていた。
この先も高山市街地に近づくまで山道は安全運転で。
 
お昼 12:00近くになり、高山市街地に入る前にお昼ご飯にした。
古民家風のお食事処は雪が積もったお庭の紅葉がまだまだきれいだった。
食事も大変美味しくいただいた。
 
その後13:00頃に高山市街地の宿に到着。
車を置かせてもらい、高山の「古い町並み」観光に出かけた。
 
宿から「古い町並み」には徒歩で行けるが、「古い町並み」は想像していた以上に広範囲で大変驚いた。
一本の通りの両側に古い建物が並んでいる、というレベルではない。
歴史的に貴重な建物や、趣のある民家、商店が町全体に広がっている。
 
こちらの地図(「飛騨高山ぐらり散策マップ」参照)などを参考に歩いたが、
なかなかすぐに理解できるような範囲ではない。
 
「高山祭」の写真などでよく見る「中橋」
 
街のところどころに写真右のような背の高い扉のある建物が見られる。
高山祭で使われる「屋台」を収納しておく屋台蔵だ。
手前柵の中央に「展示中」の札がかかっているが、
こちらの蔵で保存される屋台は現在「高山祭屋台会館」で展示されている。
 
写真はなるべく人が写らないよう撮っているが、
多くの人(圧倒的に外国の方)が歩いており、とてもにぎわっていた。
様々なお店もあり、どこも魅力的で、あちこち行きたいのになかなか進めないほど。
 
色々見たい所を振り切って、時間もないので速足に「櫻山八幡宮」にやって来た。
高山祭、秋に行われる「八幡祭」はこちらの神社の例祭だ。
ちなみに春に行われるのは日枝神社の例祭「山王祭」だ。
 
御拝殿
 
 
 
境内の秋葉神社近くの紅葉がきれいだった
 
宿へ歩いて帰る途中江名子川
 
夕食では飛騨牛を頂く
 
 まずは山を越える長い道のりが心配だった初日だが、美しい山々を望み、姉と話しながらのドライブは楽しかった。 心配していた雪もほどほどで良かった。 午後には高山の観光もでき、古い街並みに感動。 まだまだ紅葉も楽しめたことはラッキーだった。 夕食は楽しみにしていた飛騨牛もいただき、ゆっくりと温泉に浸かって早寝をし、疲れもすっかり取れた。
 が。。。翌日の天気予報は日本海側を中心に朝から昼過ぎまで雨。 高山から北の方の天気が悪いので、白川郷・五箇山も望み薄だ。 さて、どうしたものか。 つづく。
 
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