
2019年2月11日(祝・月)
再び山頂に戻り向こう側を見ると、烏帽子岳もきれいに見えていました。 けれどこの日は烏帽子岳まで行こうという気力は既にありませんでした。 原因はやっぱり風だったかなぁ。 実際にはそれ程強い風ではなかった気がするけど、この日の私には対応不可だったということでしょう。 反対にお日様が出ただけですごく気力が湧いたりもするので、この日はもうちょっとお日様の威力が強ければ状況が変わったかもしれないな、などと思い返しています。
今「実践!登山入門 荻原編集長の山塾」を読んでいるのですが、これがすごく面白くて、ためになって、何度も読み返したくなります。 その中に "「風」の怖さを再認識しよう" という項目があります。 今回のことをこれに当てはめるには大げさなのですが、「あぁ、そうだなぁ~。」と教えられることが多いまさに実践書です。 さらにはあとがきに書かれている編集長の言葉がとても謙虚で優しくて、「教えてやる」という上から目線でなく、ますます尊敬してしまいます。 お勧めですよ~。

と言うことでこの日はあまり深追いすることなく北峰に行ってみる。

美しい山を背景に白い木々を撮れたら満足だった。

振り返って湯ノ丸山と烏帽子岳への稜線。


湯ノ丸山北峰先端から角間山、鍋蓋山、奥に四阿山。

何度も撮ってしまう烏帽子岳。
さてさて、本当に下山しましょう。

標高が下がり風も弱まってくると、体も心も緊張感がほぐれてくるようです。

松ぼっくりももうあまり寒そうではないね。

鐘分岐まで来ると湯ノ丸山全体が望めました。
ここから中分岐に戻り帰ろうと思ったのですが、
時間はちょうどお昼ごろで、緊張感がほぐれたらお腹も空いてきて。。。

なので、休憩してもう少し歩くことにしました。

鐘分岐先の四阿屋でお昼ご飯を食べる。
ザックが乗っているのはテーブル。 イスは雪の中です。

奥の草津方面の山々も随分はっきりと見えてきました。
お昼ご飯を食べたら手前の小高い所、つつじ平を歩いてみよう。

時折広い範囲に青空も見えますが、全体が晴れ渡ることはありませんでした。
このあたり、レンゲツツジの頃はお花でいっぱいなのだろうなぁ。
そんな季節にも来てみたいな。

振り返ると右奥に小さく先ほどの四阿屋。
40分ほど歩いた後、鐘分岐~中分岐に戻ります。

中分岐からは地蔵峠にもどらず、臼窪湿原と書かれた方に回ってみます。

臼窪湿原が見える辺りまで来ると、何か掲示版か鳥の餌台か、があったので、
トレースを外れて歩いてみましたが、踏み抜くことも数回。

臼窪湿原をぐるりと回り、地蔵峠へのトレイルに合流します。

今度はまたお花に時期にきますかねぇ~。

かわいらしいスノーマンに手を振って湯ノ丸山を後にしました。
また真っ白な烏帽子岳にも登りたいな。