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2020年11月9日(月)
武甲山山頂からの展望
そろそろ奥武蔵、秩父あたりの紅葉も良くなってきたようで、以前より訪ねてみたかったウノタワに今年こそ行ってみようと思った。 「ウノタワ」は実は私もどのような場所なのかよくわからず、だからこそ行ってみたいという興味を持ったのだが、標高 1,000mくらいの所にある平らな場所。 紅葉で有名な印象がある。 人様のレポートを見ると「ウノタワの伝説」という説明板があり、かつてそこは大きな沼があったということなのだが、伝説なので本当かどうかはわからない。 車で行くとあまりアクセスの良い場所ではないのだが、何とか武甲山を含め歩き切れるかな、無理なら途中で下山する道もあることを知り行ってみることにした。
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駐車は武甲山の登山口でもある生川、一の鳥居の駐車場。 当初の予定ではここから武甲山ではなく妻坂峠~大持山分岐に向かい、先にウノタワを見てから武甲山に向かうつもりでいたのだが、とても天気が良く早く高い所に行きたくなってしまい、逆回りで武甲山から登ることにした。(7:06) ウノタワまで歩き切るのだろうか?(;'∀') 時間切れになれば普通の武甲山登山と変わらず大持山の肩から下山、でまたウノタワは見られないことになる。
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不動滝
しばらく生川沿いの林道を歩くが、昨年の台風19号か?、
トレイルが崩落し迂回して歩く場所が数か所あった。
駐車場までの林道も工事中の場所があり、下山路の川沿いも崩落したり荒れている場所があった。
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主に杉の植林地を登ってゆくが、時折きれいな黄葉が見られる。
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大杉広場 (8:21)
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山頂近くなると葉を落とした木々と、
陽にあたった地面が妙に白く見えてきた。
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このような注意看板が。
トレイルで見られる岩もこのようにとても白っぽい。
石灰の山だからかな。
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御嶽神社(おんたけじんじゃ)到着。 (9:13)
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神社よりさらに登ると山頂。 ここから下がガリガリと掘られた採掘場だ。
眼下に見えるのが手前秩父市街地、右奥長瀞方面。
長瀞方面奥には薄く赤城の山々。 写真左奥には浅間山。
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記念撮影。
景色を撮り満足し、少し下の東屋でおやつを食べて先に向かう。
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マユミ
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さっそくきれいな紅葉が見られた。
ここからいったん激下り。
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グッと下ってから小持山に登り返す。
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登り始めて振り向くと2色に分かれた武甲山。
丁度色の分かれ目を下って来ているような感じかな。
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小持山山頂と~ちゃ~く! (11:15)
結構な急登で堪える。
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大持山に向かう稜線から、都心方面(東)だったかな。
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北方向、雲がかかっているのが日光連山ではないかと。
中央手前に大霧山。
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北方向を広角で撮ると奥に半島の様に伸びている山の連なり。
左端辺りが日光連山、右端辺りに三毳山や晃石山があるようだ。
手前には左から大霧山、丸山、堂平山などかな。
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小持山と大持山のほぼ中間点に見晴らしの良い場所があった。
西側の山が良く見える。
両神山はわかるのだが、それより左に連なる山々がまったくわからない。
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ただ、写真左奥の薄い山々は八ヶ岳かも、と思っている。
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蕎麦粒山、天目山、甲武信岳なども見えているのでは、と思うのだが。
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麓の紅葉がきれい。 ポツンと一軒家。
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あの高い所が大持山山頂。
山頂で丁度向こう側からも人が来て、山頂の写真を撮り忘れた。
お腹が空いたので座る所を探したのだが、なんとなく下ってしまった。
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下ってすぐの所にこの「富士見の丸太」(12:25)
私が座ったら崩れそうなので丸太には座らなかったが、近くに陣取りお昼ご飯を食べた。
天気が良ければここから富士山の頭が見えるそうだ。
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富士見の丸太から5分程下ると大持山の肩(分岐)。
そこから妻坂峠に向かわず、更に鳥首峠方面に向かい直進。
そこからの下りがまた激下りで、足元も岩の上に細かい砂、石などで歩きにくい。
ウノタワ後はここをピストンで戻り、妻坂峠に向かうので、先が思いやられる。
が、時間は大丈夫そうなのでウノタワに向かう。
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激下り後また登って横倉山。
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横倉山からウノタワへは更に120mほど下る。
紅葉は 標高1,100m付近にまだ残っている、と言う感じだった。
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なので武甲山~小持山~大持山の稜線ではトレイルから下の方できれいな紅葉が見られたが、
だんだんと周囲が鮮やかになってきた。
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が、昼過ぎから予報通り空は曇り空。 残念ながら紅葉はあまりさえない色。
それでも現地では「きれいだなぁ~」と感動しながら歩いていた。
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ウノタワと~ちゃ~く! ( 13:30)
真ん中の木の葉が散ってしまい、やはり少し遅かったか。 けれど今回はウノタワを見たかったので満足。 伝説の様に本当に沼地だったのか? この地面の緑は普通の草ではなくコケなのだ。 真ん中のフサフサしたコケを踏まないよう、遠巻きに歩いて撮影しているのだが、周囲にも別の種類のコケが生えており、どこを歩けばよいか非常に困る。
伝説ではここが大きな沼だったころ、山の神の化身である鵜が住んでいた。 が、この鵜を猟師が誤って撃ってしまい死なせてしまうと鵜もろとも沼も消滅してしまった。 ウノタワの地名は「鵜の田」からきており、今でも地元の人にはウノタの名称で親しまれている、ということ。
比較的標高の高い所にここだけ開けたコケの平原、はなんとも不思議な雰囲気だった。 沼の底だったと言われればそういう気もするが、コケの生えている場所は少し高くなっており、どうなんだろうという感じ。 周囲のコケも守るように木道でもあればいいのにと思い、遠回りに一周してすぐに大持山の肩に戻った。
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ウノタワ向かいの木々もきれいな色づきだった。
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きつい登り返しを頑張って登る。
心配したほどへたばることなく分岐に到着。
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あとは妻坂峠を経て、一の鳥居の駐車場に戻った。( 15:57)
紅葉を見るためなら武甲山よりウノタワを先にした方が良かったかな。 景色も大持山の肩~大持山~小持山と稜線からの方があちこち見ることができるので、先に武甲山山頂に行く必要はなかったかも。 だが、大持山の肩まで登り、ウノタワまで下った後、武甲山まで登る気力が残っているか、という所がネックだろうと思う。 今回は午後まで陽がもたず、後半の紅葉撮影が少し残念なことになったが、一応すべて歩き通すことができ満足、楽しかった。