out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

雪景色の山々を眺めに雪頭ヶ岳へ

2022-01-10 23:09:33 | 山登り in 山梨県
2022年1月7日(金)
雪頭ヶ岳山頂周辺から富士山を望む
 
 冬休み、平日に出かけられるラストチャンス。 先日娘と行く予定だった鬼ヶ岳に向かうことにした。 鬼ヶ岳~王岳と周回する気持ちではあったが、前日は関東で雪。 ライブカメラなどを見ていると、富士五湖周辺も雪は降っていたようだ。 が、今回の雪は太平洋岸沿いの方が激しく降った印象で、実際私の自宅(多摩)の方より都内の方が降った模様。 雪がどの程度積もっているか、また鬼ヶ岳~王岳は岩場の足場が危ういトラバースもあるので、凍っているとイヤな感じ。 周回よりは安全重視、撮影を最優先にして、と緩い気持ちで出発。
 
前回同様、河口湖南岸を通らず、北岸の大石公園で朝の撮影。
富士山が紅くいい色だったのは河口湖ICを下りるころだったかな。
 
8:17 出発。
いやしの里の登山者用駐車場に着き準備をして歩き始めると、
足元の草に着いた雪の綿帽子。
 
奥に見える雪の積もった茅葺屋根と山の斜面が美しい。
ちょっと寄り道。 もうここで時間を使ってしまう。
 
園内に入るには有料だが、外側からでも良い風景。
王岳の山頂付近は真っ白だったが、鬼ヶ岳はどうだろう。
 
前回は王岳の方から周回したが、今回はなるべく早く周囲の山々を拝めるように、
雪頭ヶ岳を経て鬼ヶ岳へ先に登る予定。
展望のない植林帯、樹林帯の急登をガッと2時間ほど登るが、
その先は展望が開けるのだ。 それを目指して頑張る。
 
雪は薄いが登りが急なのでチェインパイクを装着。
そろそろか、と思ってもなかなか到着しない。
更に北側に周ると強く冷たい風。
暑くなったり寒くなったり。
 
ようやく到着した雪頭ヶ岳山頂近くの展望所。( 10:56 )
幸い着雪も残り、この日一番見たかった西湖越しのこの景色!
 まずは富士山堪能!!
 
西側、手前は登ってきたトレイル。
奥には本栖湖と竜ヶ岳、雨ヶ岳。
写真左端から延びている広大な樹海もすごい。
 
東側には河口湖、その奥には杓子山、御正体山、丹沢の山々。
 
展望所から少し登って雪頭ヶ岳山頂とうちゃ~く。
さてここから20分ほどで鬼ヶ岳だが。。。
この辺りから冷たい強風、さらにここからはいったん激下り、のち鉄の垂直ハシゴ上り。
この下りが雪の乗った細いトレイルで左が切れ落ちている。 イヤだな~。
鬼ヶ岳の方はきれいに着雪が残っており、行きたい気持ちは山々だが、
ここからでも南アルプスは見えるし、もういいやっ!、とあっさり辞める。
下山後やりたいこともあるから。
 
ということで、南アルプスオールスターズ!
左手前が王岳への尾根。 たぶん一番低い所が鍵掛峠。
鍵掛峠から手前鬼ヶ岳までに着雪が残っている。
同じように日向なのに標高のせいかな?
 
聖岳、赤石岳、悪沢岳
 
間ノ岳、北岳、奥に仙丈ケ岳、手前が鳳凰三山、右端に甲斐駒ヶ岳
 
左、農鳥岳から
 
八ケ岳、手前が茅ヶ岳
 
手前から王岳に続く尾根。 その先に本栖湖、竜ヶ岳、雨ヶ岳。
 
展望所に戻る途中、北東の方の山々。
奥左端が大菩薩嶺。 そこから手前に続くのが小金沢連嶺。
左手前に大きいのが節刀ヶ岳。
 
東方向、右に大きいのが黒岳(御坂)だが、その左わきに大岳山、さらに左に御前山?、三頭山、が見える。
 
上の写真より少し右方向、手前が十二ヶ岳。
左奥に三つ峠山。 右の一番奥には丹沢の山々、一番高いのが蛭ヶ岳だ。
 
丹沢、蛭ヶ岳も白い。
 
同じような写真だが、右奥山中湖まで入れてみた。
 
写真を撮っているとすぐに大変寒くなる。
座って休憩したいが雪が薄く、この時間になると座ったら土まで着いてきそうなので、
立ったままコーヒーとパンでお昼ご飯にした。
まぁ、立ったままでもこの景色を前に贅沢なランチだ。
 
さて、下山。
急なトレイルで雪が緩み始めている。
泥濘にはなっていないが、チェインスパイクは直ぐに厚底靴になってしまう。
雪を落とし、気をつけながら歩いてゆく。
 
下山すると山の斜面も草も、着雪はすっかり落ちていた。
 
周回はおろか、鬼ヶ岳にも行けなかったが、
大変満足した気持ちで、14:30ごろ駐車場に戻った。
この後もやりたいことがあるのだ。
 
せっかく天気の良い日に富士山近くに行くのだから、
是非夕景、星景も撮って帰りたい!
 
日没までまだ時間が合ったので、お隣の精進湖に来た。
富士山の手前は大室山。 いわゆる子抱き富士。
湖面が凍っている。
 
さらに西の本栖湖。 それでも日没時には富士山半分影になってしまいそう。
朝霧高原や田貫湖まで行くべきだったかな。
でもこの日はここで良いでしょう。
 
16:36
あと10分ほどで日没。
もう少し桃色だったがオレンジ色のようになってしまう。
 
日の入りまで見届けて、まだ 16時台なのですっかり暗くなるまで時間つぶし。
お腹もすいたので食事をしたいが、開いている店はない。
なんと、道の駅なるさわの日帰り温泉「富士眺望の湯ゆらり」
が割と遅くまでお風呂もお食事処も開いている。
昼は立ったままの食事だったので、夕飯を食べに行った。
 
西湖に戻って星空。
 
冬休み最後の気ままな山行。
目標の山頂には届かなかったが、やりたいことをほぼやって楽しい一日だった。
 
コメント (4)
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