
2022年4月1日(金)
国上山~剣が峰のカタクリ群落
4年前可愛らしい花に魅かれ、初めて新潟県・日本海沿いにある山々を訪ねた。 その後再び訪れようと思っているうちにコロナ禍になってしまった。 今年もコロナが収束しているとは言えないが、東京都のまん延防止が解除していることもあり、4/1~2の一泊で新潟を再訪してきた。
前回は1日目に角田山に登り、翌日に角田山近くの山、弥彦山(ロープウェイ利用)、国上山、を散策した。 2日目の国上山では山をよく知る方に出会い、その時伺った話から、更に奥の方まで歩いてみたかった。 弥彦山もロープウェイでなく山麓から、しかも日本海側の裏参道を登ってみたいと思った。 なので、今回は1日目に国上山、2日目に裏参道から弥彦山に登ってきた。

弥彦山周辺の天気予報では 4/1は曇り~昼頃晴れ、4/2は10時ごろから晴れ、という予報だった。 が、4/1に家を出るときは本降りの雨。 奥多摩では雪だったそう。 関越自動車道に乗ると土樽から冬用タイヤの規制が入っていた。 まだスタッドレスを履いていて良かった。 関越トンネルを抜けても空はどんより。 時折白いものが降ってくる。 上の写真は越後川口SAから。 まだまだ雪が残っている。 「日本海に近づくと天気が回復するのかなぁ。雪や雨が降っていなければいいや。」くらいに思っていたが、カタクリは天気が悪いと開かないだろうな。

だがしかし、北陸自動車道栄スマートICを下りると海方向はこの青空。 左から国上山、弥彦山、多宝山、角田山。

国上寺到着。(こくじょうじ)

国上寺(こくじょうじ)御本堂隣に国上山(くがみやま)への登山口。
9:56出発。

歩き出しに見えたカタクリは閉じていたが、だんだんと咲いたものが見えてくる。

ショウジョウバカマもあちこちに。

日本海が見えた! 時折雲がかかるが、概ね良い天気。

おっと、足元にお地蔵様?
木片に彫ってあるのだ。

国上山の標高は300mほどしかないので、ちょっと登ったら尾根道。

足元にはいたるところに(キクバ?)オウレン。

前回気付かなかったが、トレイルから少し入った所に展望所があった。
展望所には「大河津分水」の標識。
越後平野で度々水害を起こしていた信濃川の水を、
越後平野に入る前に人口の河川で分水、日本海に流すという設備だ。
この分水の構想は江戸時代に発案されたというのだから(1730年頃。だだし起工には至らず)、歴史を感じる。
山はよくわからない。 分水の先に越後三山などが見えるはずだが。

こちらは浅草岳、守門岳、かなぁ?

国上山山頂と~ちゃく! ( 10:50)
特に何もないので先に進む。

下ってゆく方向に弥彦山。
この先で剣ヶ峰の方に向かう。

滑りやすそうな急坂を恐る恐る激下り。

エンレイソウ
100mくらい下って上り返す。 こちらも急登。

登った先にカタクリの群落が始まった。

この辺りのカタクリは随分前から咲いている情報を見ていたので、
もうお終いかと思っていたが、まだたくさん咲いていた! とてもきれい!!

この辺りが剣ヶ峰山頂付近。

カタクリと一緒にミチノクエンゴサクも。

カタクリ斜面の向こうには越後平野や、海も見える場所が。
山頂から少し先まで歩いてみる。


弥彦山と右に越後平野、奥には日本海。

ナニワズもたくさん咲いていた。

アブラチャン?
ケアブラチャンという日本海要素の種類もあるらしい。


適当な所で引き返し、ピストンで国上山のトレイルに戻る。

途中、日本海・能登半島方面(南西方向)を望むと、
能登半島はあまりよくわからなかったが、手前に白い山々が。頚城山塊らしい。
天気が良ければ右奥の方には北アルプス・白馬岳辺りも望めるそう。(拡大するとうっすら見えるのだが)

蛇崩の先にある祠。

滑りやすそうな土質のトレイルを恐る恐る下り、
ちご道分岐から国上寺に向かい、15:20頃駐車場に到着した。
5.5km の道のりを 5時間40分もかけ、充分に花撮りを楽しんだ。
4年前に聞いた剣ヶ峰のカタクリ群落も見ることができ、
楽しみにしていたコシノコバイモも見つけられ、満足の一日となった。
ここからはこの日見た花をもう少し。

ユキワリソウ
(オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、どれかはわからない)

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

カタクリ オオミスミソウ

ユキワリソウ

ショウジョウバカマ

ユキワリソウ

ナガハシスミレ

コシノコバイモ


