out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

イワウチワの園

2022-04-18 14:49:07 | 山登り in 栃木県
2022年4月11日(月)
向山のイワウチワ
 
 4月も10日を過ぎると家の近くの桜もほぼ散り、高い白い山々をバックに咲く桜を眺めながら山を歩こうか、という計画もあった。 が、天気予報はそれ程よくない。 では、昨年も行けなかったイワウチワを見に行こうか。 昨年、行ったことのない山を調べていたのでそこに行きたかったが、11日ではどうも終盤らしい。 一番見ごろなのは、向山~花瓶山? こちらも前週以前から花のレポは上がっていたが、なんとか見られそうなので行ってきた。
 
(8:32)
前回この山に来たのは7年前。 いや~、そんなに年をとったと認めるのが恐ろしい。
その時にはなかった駐車場をお借りした。 トイレもあり。(協力金300円)
うつぼ沢出合までは約2kmあるが、林道沿いの花も見たかったし。
 
林道沿いに突出して目立っていたのがショウジョウバカマ。
高い位置にはこの密度。
 
林道沿いの低い位置にもたくさん見られる。
他にも可愛い小さな花がたくさん見られた。
 
うつぼ沢出合から向山に登り始めるとすぐにイワウチワ。
 
急坂のトレイル沿いにはまさに大群落。
人が歩かなければ、この斜面一面が花だったのだろうな。
トレイル上にも木の根の縁などに株が残っているので、踏まないよう気を付けて撮影、登ってゆく。
撮影していると「花瓶山保存会?」の方がいらして、「減っているんですよ」というお話をされていた。
ずっと見られるよう、トレイル以外に踏み込んだりしないことは鉄則だ。
 
 
 
 
 
 
 
向山到着。 (9:55)
少し休憩して出発。
 
先ほどの上り斜面ほどではないが、花が見られる。
 
 
 
向山から花瓶山までは約3kmほどの、こまかなアップダウンのある尾根歩き。
途中尾根から外れ「紅葉コース?」という巻き道があった。
杉の産地なので尾根沿いは人工林がほとんどだが、紅葉コースは自然林が見られる。
 
花瓶山に近づくと、今度は尾根沿いにカタクリの群落。
 
 
 
密集とはいかないが、とても広い範囲でカタクリが広がる。
 
花瓶山山頂と~ちゃく! (11:19)
ここは見晴らしもなく、この先に伐採地区があると聞いていたので、
見晴らしの良い所でお昼ご飯をいただこう、とすぐに出発。
 
今回初めて次郎ブナ、太郎ブナを訪れた。
そこへ行くまでの伐採地区。 木々の縁を歩いてゆくが、
その並びを目で追っていくと次郎ブナが見える。(写真中央やや左)
 
途中にもイワウチワの群落がある。
陽当たりが良いせいか、葉が赤っぽくなっている。
 
次郎ブナ
 
次郎ブナから400mほど登ると太郎ブナ。
ただしこちらは2代目だそう。
 
伐採地の向こう(西方向)には日光連山など見えるようだが、この日は雲で真っ白。
そう言えば、尾根を歩いている時、樹間に真っ白な山々が見えた。 那須だったのかな?
 
北の方角、伐採地のピークの右に見えるのが八溝山だそう。
日向では暑いくらいで、杉の日影になる所まで戻り、
八溝山を眺めながら、切り株に座ってお昼ご飯にした。
その後もう一度花瓶山からの下山道にもどり、如来沢沿いを駐車場まで戻る。
 
ここからは沢沿いに見られた花々。
ニッコウネコノメソウ
 
ハナネコノメソウ
 
 
 
ハルトラノオ
 
上記3種、みんな赤いシベだ。
花の形も似ていると思ったが、ネコノメソウはユキノシタ科、
ハルトラノオはタデ科だ。 へぇ~。
 
ニリンソウ
 
ヒカゲスミレ? たくさん咲いていた。
 
マルバスミレ
 
ヒナスミレ?
 
ヒナスミレ?
 
エイザンスミレ
 
キクザキイチゲ
 
 
 
トウゴクサバノオ
 
トウゴクサバノオ
 
駐車場近くの桜も満開
 
 もう遅すぎたかと心配していたイワウチワはたくさん見られ、他にもたくさんの花々を見ることができ、大変楽しかった。 ここまで来る道中もまだまだ満開の桜が見られ、つい車を停めたくなるほどだった。
 帰路は矢板ICからだが、高速に乗る前も矢板の長峰公園の桜が満開で、とてもきれいで寄りたくなったが、午後4時頃だったので寄らずに道の駅に買い物に行った。 夕方遅かったがまだ野菜は残っており、母や姉の分も買って、温泉にも寄って帰宅した。 本当に楽しい一日だった。
 
コメント (2)
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