2020年5月22日(日)
越前岳のアシタカツツジ
2020年10月、愛鷹連峰の越前岳、呼子岳に登った。 その際アシタカツツジという固有種のツツジが見られることを知り、是非再訪して見てみたかった。 とは言え、今季も5月中旬を過ぎ「こちらのツツジも終わっただろうな。」と思っていたところ、調べるとアシタカツツジの開花は5月中旬ごろからとのこと。
さらに、こちらも以前から行きたかった天城山。 アマギシャクナゲ満開の頃に行きたかったのだが、どうも日程や天気が合わず今年もシャクナゲは既に最終盤。 だが、これでヤメにしているときっといつまでも行けないだろう。 今行けば少しくらいは見られそう。
ということで、22日に越前岳、23日に天城山と1泊で行ってきた。 天城山はゴルフ場の駐車場に駐車できなければたぶん山に登れない、早朝到着必須と思っていたので、近くに前泊できるのはベストプランだ。 幸い天気予報も両日そこそこ良くなってきた。
(7:13)
とは言え、日曜日の十里木高原駐車場も早く着かないと駐車できないだろうなぁ、
と心配しつつ車を走らせたが、6時半ごろの到着で充分に余裕があった。
天気予報で言っていたほど天気が好転しなかったせいもあるかもしれない。
展望台から望む富士山は厚い雲の中。
登り始めると紅いウツギと。。。
ミヤマザクラ? あちこちで見られた。
登る先、越前岳の山頂付近も雲の中。
まぁ、雨が降らなければいいか。
合唱団のようなマムシグサ。
緑のトンネルの中を歩いてゆくと。
咲いている!
これは多分トウゴクミツバツツジ。
この山にはピンク~紫色の似たような花は
ミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、アシタカツツジ、の3種類が咲くそう。
みごとな枝ぶり、花盛りのヤマツツジ。
ヤマツツジもスルガヤマツツジという種類があるそう。
馬の背見晴台まで来ると青空が出て、富士山も何となく見えてきた!
南アルプス方面。
更に山頂付近の山肌が見えてきた。
この後もっと晴れてくれればよいけれど、相変わらず雲は多い。
ツクバネソウ
あちこちに鮮やかな花が見えてきた。
アシタカツツジの大きな特徴は葉が五枚あること。
花はトウゴクミツバツツジよりも小さい。
どうやら上の写真はアシタカツツジの様だ。
ヤマツツジ(スルガヤマツツジ?)も葉が五枚で花の大きさも似ているのだが、
どうもあちこちで紫色、ピンクに近い紫色、濃いピンク色、朱色とピンクの中間、朱色、
と花色がまちまちな気がする。
アシタカツツジについて書いてあるものを読むと、
スルガヤマツツジ、アシタカツツジ、トウゴクミツバツツジが交配してこのようなことが起こるらしい。
既に落花も多いがこれもきれい。
登ってゆくとアシタカツツジが沢山見られるようになってきた。
葉が5枚である。
あちらにも、こちらにもと花を楽しみながら登ってゆく。
花に雫が付いているが、標高が高い所では雨だったのだろうか。
こちらはトウゴクミツバツツジ。
トウゴクミツバツツジ
こちらもまだたくさん咲いていた。
トウゴクミツバツツジ
花付きも良くとてもきれい。
越前岳と~ちゃく! (9:50)
山頂から海の方は真っ白。
斜面には美しく咲いている花が見えた。
越前岳山頂まで随分時間がかかったので、山頂ベンチでゆっくりおやつ休憩をし、
この日は下山することにした。
下山も花を見ながら。
越前岳までの道はあちこち深くえぐれていたり、
そのせいで大きな段差ができてしまっていたりする。
それを回避する道ができ、迷路のようになってしまっているところもある。
なるべく主トレイルから外れないように歩いたほうが良いと思う。
馬の背展望台まで戻ったが、やはり曇りだ。
帰りはウツギなどを撮りながら。
ツクバネウツギ
シロバナフウリンツツジ?
振り返ると越前岳の山頂付近が見えていた。
紅いウツギと奥は多分ズミ。
ヒメハギ
駐車場付近にはウマノアシガタ。
展望はまったくだったが、思いがけず良い状態のツツジ、特にアシタカツツジを見ることができ、大変楽しい時間を過ごせた。
その後、愛鷹山をグルッと南に周り、長泉ICから修善寺ICまで有料道路で向かうとあっという間に到着してビックリ。 宿泊は修善寺温泉の近くだったので、修善寺温泉、修善寺を訪ねてみた。 手水舎の水が温泉で温かい! 修善寺温泉内も散策する見所やお土産屋さんなどあり楽しかった。 母や姉へのお土産に地元の柑橘類を買ってみた。
翌日は天城山。 ゆっくりお風呂に入り、良く寝て早起きしよう。