![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/ed/aebdb9a42ca6b83eaaaa7efc64ce79c6.jpg)
2024年8月6日(火)
登山道花畑越しの槍ヶ岳
弓折乗越を越え、緩めのアップダウンを進んでゆくと双六小屋へは下り基調になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d7/bc304ac2df129d3002215291a2c71f7c.jpg)
ウメバチソウ ミヤマ?アキノキリンソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/0d/def20aaf22969e848ae2b2dd93361d21.jpg)
トウヤクリンドウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/92/70cfb92104989426b4c64cada367e2fc.jpg)
双六池まで下りてきた。
池、広いテント場、双六小屋とここには富山大学双六診療所もある。
ここから双六岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳などへ向かう中継スポットになるにふさわしいたたずまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c9/f0dda2d4d6c672a8738a9dc78f96dc96.jpg)
双六小屋到着 (8:50)
いつか泊まらせていただきたいが、あちこちに向かう登山者で大人気だ。
ここ双六小屋で岐阜県と長野県の県境に来た。
ここから先三俣蓮華岳までは岐阜県と長野県の県境歩きになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/dd/5f75a5e7142aaed4f581bb1b93af2ce5.jpg)
鷲羽岳方面(北方向)に向けての展望を眺めながらおやつ休憩。
左に大きいのが鷲羽岳、その右奥雲のかかっているのが野口五郎岳、右に南真砂岳、唐沢岳、餓鬼岳と続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/70/1e7e75bdcb7e84678ff0483660199227.jpg)
休憩を終えて双六岳方面に登ってゆく。
東方向には目の前に樅沢岳。 ここから西鎌尾根を通って槍ヶ岳に向かう人もいるんだなぁ。
奥に穂高連峰が見え、手前の斜面には斜めに歩いてきたトレイルも見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/09/b69d438dbf335b6a7041e3fa6c0cdf0d.jpg)
巻き道分岐に来た。(9:34)
ここから三俣山荘に向かうには ①直登で双六岳~三俣蓮華岳を越えてゆく、②巻き道をたどってゆく、③中道というルートもあるようだ。
ここはもちろん①を選択するのだが、直登は岩を登るような場所があるそうで、少し心配だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/a2/a24a9cca726cf9d4e7bc350d5858db00.jpg)
まぁ、でも時間もあるし、ゆっくり慎重にヘルメットをかぶって頑張ろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a2/d29e8a859806dbbdbebc2efd8ded72ea.jpg)
両手を使って岩を登るような場所もあったが、それ程長くはなく、大丈夫だった。
ちょっと一息付ける所から一枚。
雪渓の奥、手前が丸山、その右に三俣蓮華岳、奥右に祖父岳、水晶岳、鷲羽岳だ!
そちらの方に向かって行くぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/35/d8ea2e375141be30ae36f1cb4f79eefc.jpg)
振り返ると槍ヶ岳はまた雲に巻かれ始めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/d8/4097a5b7896437cdca092df75db38e2a.jpg)
急な岩の斜面を登り上げた先は広々とした双六岳台地
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a0/c54f974870c4f97ccdda52e5185a5326.jpg)
双六岳山頂まで結構長く歩く。
ここで振り返れば「滑走路からの槍ヶ岳」だったのだろうが、
振り返るのを忘れて前へ、前へと進んでしまった。w
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/55/675995ed9ec3599daa7166086da283cb.jpg)
双六岳山頂直下は結構岩々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/3f/a202f4f7c890f1be0423e57c95cc200c.jpg)
双六岳山頂と~ちゃくっ! (10:23)
滑走路から振り返っても槍ヶ岳は見えなかった模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/5d/ff90f56cbfa9ef1c656043966fcab6c1.jpg)
双六岳の後は三俣蓮華岳に向かって稜線歩き。
絶景が拝めるはずだったが雲に巻かれてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/4d/d01fd515f71660d5b1f0ed136d571b56.jpg)
何か所か雪渓の近くを歩く。 やっぱり北アルプスだなぁ~。
雪渓の周りはお花がいっぱい。
三俣蓮華岳の前に丸山があるのだが、雲のせいで先が見えず、
どんな所をどのくらい登るのか、予測がつかない。
「何だか随分登るなぁ~、岩も多いなぁ~。」などと思いながら登り、
「平らになって来たなぁ~。」と思ったころ、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/0c/db61c1e1c515ec00a7a52a3384f9d0df.jpg)
丸山山頂と~ちゃくっ!、らしい。w (11:30)
岩にでも座って昼ご飯休憩をしようと思っていたが、ここには大きな岩が無い。
小ぶりの岩に無理やり腰かけて休憩した。ww
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/71/3b3ba65966a923870505aa1c7c49e035.jpg)
更に稜線を歩き三俣蓮華岳を目指す。 CTは25分なのだが、
どこにどんな山があるやら見えず、不安が募る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/2b/f4c6c5f93bdf11c8269f7ea675cb9194.jpg)
ただ、足元のお花がきれいなのが幸い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/0e/72b0cb64d7716107fa307e93ff0c6dfd.jpg)
眼下の雲が流れ、雪渓の下に巻き道が見えた。
翌日はあれを歩いて双六小屋~鏡平山荘へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ce/def507b9c6339ffaf118a037fe4f18d9.jpg)
稜線の雲も流れてきて、あれが三俣蓮華岳?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/18/c2e5625ba938741aa828fc6d367938a6.jpg)
おぉ~! 何だかもうすぐみたい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/15/6dac60c9824b81e1a11fd43b93ef6d0f.jpg)
となれば、お花ももっと見て。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/25/ad975c076e70d8df287b0ffe45e2432d.jpg)
きれいなお花畑の向こうに三俣蓮華岳山頂と右に鷲羽岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/66/58c9229cf44e0404c4777791cc635bf4.jpg)
振り返って、左下に巻道、右の稜線を歩いてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/15/d06dc370c94e428c8d9b150ed638879c.jpg)
そして、ここは三俣蓮華岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/b1/4363159e4ae9f60ee2ea577ae640f23a.jpg)
三俣蓮華岳山頂と~ちゃくっ! (12:11)
雲も取れてきてうれしい!!
この山頂で富山県、岐阜県、長野県の3県を分ける県境に立った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ca/644251fab7d4751f08dc3a574b63ddce.jpg)
眼下、右の方には赤い屋根の三俣山荘が見える!
山荘の先にそそり立つのが鷲羽岳、背後にワリモ岳、さらに奥に水晶岳。
水晶岳までは随分遠そうだ。 水晶岳とワリモ岳の間には水晶小屋がある。
鷲羽岳、ワリモ岳の左は谷になっているが、そこが岩苔乗越から黒部川源流碑に向かう谷だろう。
その谷の左には祖父岳があり、その奥が雲ノ平ということだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cf/da226ce345b3246ffda0e825438763b5.jpg)
雲の奥に雲ノ平山荘も見えた。
あぁ、行ってみたいなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/8c/06f20f0bc1172323477436798ffd4b65.jpg)
景色を楽しんだら三俣山荘に向け下ってゆく。
三俣蓮華岳直下はひどくザレた急斜面なので要注意。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/8e/266903f266c1ff021fbc804f4e8a09f4.jpg)
ザレた急斜面を下り終え、巻道に合流すると斜面にはまだチングルマが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5d/977d07184672725a101f41237da8c8fb.jpg)
巻道との合流地点から三俣山荘への下りも結構長く感じた。
CTで下りは 25分だが上りは 40分となっている。 翌日ここを登るのも心配になってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/10/40565253976fc4d8cbc26bc093c046df.jpg)
三俣山荘だ!
翌日は奥のアレを登ってからここを上るのか、その先さらに鏡平山荘まで。。。と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/3a/0d8a3bb568cf2a13bf84f601dc51d3cf.jpg)
「三俣山荘」到着。 (13:38)
ここが山賊の住処か。w
部屋は2段になった大部屋の2階部分。 2人ずつ仕切りがあったが私の隣は誰も来ずラッキー。
トイレは男女一緒。 乾燥室、更衣室あり。
食堂兼喫茶室が写真左の階段上、2階部分になる。 なので展望抜群。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/2d/5d3a5c817cafd8bded30352615613d2c.jpg)
着替えなど済ませ、ステキな食堂で名物のサイフォンコーヒーを頂く。
とても美味しかった!!
その後伊藤正一さんの写真集を拝見し、外を散歩したり、
前日鏡平山荘で一緒だった方とお話したりしていると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0d/6ee0aa6164e4d7d35cc3f29a45518ab5.jpg)
あっという間に夕食時間。17:00。
こちらも名物のシカ肉シチュー。
この日も午後充分に休む時間があったので体調良く、
大変美味しくいただき、完食。 これが楽しみだったので良かった~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/04/44f00136143594ee006c0333cce59f2b.jpg)
夕食後には食堂で、伊藤正一さんが撮った写真をメインに、
現在の写真も含めたスライドショーが行われる。
写真の説明があると良かったなぁ。
スライドショーの最中、空の色が美しくなってきた。
上は三俣蓮華岳方面。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/c0/559fc339d23158c8fc9370e090d71603.jpg)
こちらは右が祖父岳。
予定していた通りのコースで、鏡平山荘から三俣山荘まで歩き13:30頃には到着できた。 この日も午後早い時間に到着出来、ゆっくり休養できたので夕飯も美味しく食べられ、体調も良かった。 双六岳からの稜線歩きでは雲が出て展望はいまいちになってしまったが、他の場所では雄大な山の景色を拝めたし、お花もとてもきれいだった。 そして憧れだった三俣山荘に泊ることができた。 無理せずここまで来れたことは本当に良かった。 つづく。