2019年8月18日(日)
八方尾根丸山ケルンから不帰ノ嶮を望む
お盆明け、ようやく自由に動ける週末とは思ったものの、次週からは仕事が始まるし北海道帰りの週末ではなかなか出てゆく気にならず。 とは言え、そんなことを言っていては夏が終わってしまう。 18~19日で山小屋に泊まって、とも考えたがどうにも気力がわいてこない。 今季北アルプスの天気も見てはいたのだが、実現しておらず。。。一日だけの日帰りで、少しでも良いから花と北アルプスを味わえる八方尾根に行ってみようか、とようやく重い腰を上げた。
日曜日の予報は「悪くはない」程度。 でも八方尾根ならきっとお花が見られるし、少なくとも八方池まではたどり着けるだろう。 それにハッポウタカネセンブリが見たいし! と思ったのだが、ハッポウタカネセンブリは随分前から咲いているようで、見られるのか?
早朝に家を出発して、無料の八方第3駐車場に到着が7時過ぎ。
道中ずっと重々しい雲が垂れ込めていたが、到着時はこの通り! 予報は当たったかな。
日曜日なのでゴンドラが混むかと思いきや、ほとんど人を見ず。
ゴンドラに乗れたのが8時ごろだったので、登る人たちはとっくに乗り終わっていた、ということか。
そしてリフトに乗るころには既に雲に巻かれ始める。 足元のお花が見られればいいや、と八方尾根を登り始める。
ほどなく、ハッポウタカネセンブリ(初見)が見られた。
「こんなに小さいのか!」とビックリ。
高尾山で初めて見たセンブリも小さくてびっくりしたが、それ以上に小さいように思えた。
青い花に濃い青色の斑点が愛らしい。
八方尾根の固有種はまさに八方のスターだ。
時期的には早かったのか、遅かったのか、あまりよくわからない。
「どこにでも見られる」と書かれたものを見たが、それ程たくさんは見られなかったように思う。
イワショウブ。 背景の黄色はキンコウカ。
時折青空がのぞいたりもする。 展望は望めないかもしれないが、
やっぱり八方尾根は気持ち良い!
クモマミミナグサ
八方池に到着。 (9:50ごろ)
時折陽が射すと湖面はきれい。 しばらく待ったが雲は切れず、ようやくこの程度向こうの山肌が見えた。
大きな山を想像し、ダイナミックな雲を眺めるのも良い。
ミヤマウイキョウ
もう少し登ってみる。
ウメバチソウとミヤマコゴメグサ
ハクサンシャジン
ハクサンシャジン(白花)
ピンク系のお花があると華やか
ハクサンタイゲキ
きれいな赤色になるのだなぁ。
ニッコウキスゲ?
丸山ケルンまで来た。(11:40)
やはり山頂部の雲は厚い。
けれど消えては現れる、雲を纏った岩峰が美しい。
随分雲が切れてきた?
それでもこの日は丸山ケルンでストップ。
16:40のリフトに乗るために急いて歩くのは嫌だし、そもそもできないから。
ここでゆっくりお昼ご飯を食べ、また花を撮りながらの下山。
ミヤマアキノキリンソウと タカネヨモギ
タテヤマリンドウ
チングルマ
シロバナクモマニガナ
カンチコウゾリナ
クロトウヒレン
ハクサンボウフウ
イブキジャコウソウ
五竜岳もようやく姿を見せてくれた。
八方池までもうひと下り。 まだ 13: 30前なので池にもゆっくり寄れそう。
ミヤマダイモンジソウ
ピークは望めないが、随分と山が見えてきた。
湖畔に行かないと山は写らないのだな。
この階段からの景色も良い。
15:00少しすぎに八方池山荘に到着。 余裕をもってブルーベリーミックスを頂く。
ここでは具合が悪い時ばかりだったのだが、この日は美味しくいただけた!
今季北アルプスを泊りで行けなかったのは残念だったが、こうして八方尾根だけでも楽しく歩けてよかった。 機会があればまた白馬山荘に泊まり白馬岳も歩いてみたい。
YAMAPにもう少し写真多めでアップしてあります。 → こちら
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