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2024年4月14日(日)
仁科五郎盛信などを手厚く葬った人々が住んだ高遠市勝間
中央に「勝間薬師堂のしだれ桜」 奥に仙丈ケ岳
高遠城址公園でサクラを楽しんだ後、白山観音を参拝、五郎山山頂までやって来た。
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山頂にサクラはないが、カラマツの新緑の向こうに中央アルプス(山頂から西側)。
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写真左から南駒ヶ岳、空木岳、熊沢岳
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山頂北側、写真左奥は不動峰、右奥は入笠山らしい。
景色を楽しみ下山する。
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下山路にはこのような祠が4か所。
こちらは「四郎山 小山田備中 祠」となっている。 武田信玄、勝頼に仕え、武田勢との戦いでは仁科五郎盛信の副将として戦った。こちらも高遠城陥落の後勝間村の人々がこの山に葬った、というもの。
他3か所も「三郎山 渡邊金太夫 祠」「二郎山 諏訪はな 祠 夫である諏訪勝右衛門の仇と長刀で応戦、自害した女性」「一郎山 諸士の墓 祠」いずれも勝間の村人に寄り葬られた。
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祠をたどり下山口にはこの鳥居とシダレザクラ。(9:59)
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「勝間薬師堂のしだれ桜」も大変見事なので行ってみる。
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1603年、妙光寺というお寺が開基されたが後に廃寺となり、薬師堂のみが残された。
薬師堂には薬師如来、十二神将、十三仏が安置されている。
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薬師堂から高遠城址公園を振り返った景色も良い。
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サクラの種類はよくわからないが、シダレザクラは少し薄い色。
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こちらもひっきりなしに人が来るが、城址公園のような混雑は皆無。
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少し離れたサクラの下にはほぼ人が来なかったので、
こちらに座り込み花見ランチ。
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もう一度全景を眺めて次に向かう。
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薬師堂から下りて国道152号線に出たところ。
道路奥に見えるのが白山トンネル。 本日はその上の稜線に上がり、写真左の方に向かって歩いた。
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写真は「ほりでーパーク」内。ここを通過して城址公園下の白山橋方面に向かう。(11:22)
さて、車を「ほりでーパーク」に停められなかったのでこの後どうしようか、と考えた。 できれば伊那市中心街の方のお寺の桜などを観に行くつもりだったが、おそらく渋滞に巻き込まれる。 高遠城址公園は昼時で来場者のピークを迎え、ほりでーパークの駐車場も路上待ちが出ているようだった。
この日は登山と言ってもさほど上っていないので、距離だけでもたくさん歩こうと三峰川(みぶがわ)の桜並木まで歩いて観に行くことにした。 県道209号線を歩いて下ってゆくと、城址公園方面にはズラッと車が並んでいた。 が、伊那市中心街方面は渋滞していなかった。 あれ? 失敗した?
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途中、広い田んぼの中に石碑とサクラ、奥に中央アルプス。
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三峰川沿いの桜並木に到着。 こちらは標高が低いせいか花は再終盤だった。
道路はこの辺に来ると上り下り車線とも空いていたし、桜の奥に見える駐車スペースにも駐車できたようだ。
が、トレーニングしながら良い景色が見れて良かった、と思う。w
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実は川の流れも写し込めると思っていたのだが。。。
まぁ、色々経験が必要だ。
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帰路もピストンで県道209号線を城址公園の方に歩くつもりだったが、
またズラッと並んだ車の横を歩くのが嫌だったので、途中から県道を避けてみた。
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するとそこには「小原城跡」があり、この石碑が見られた。
説明板を読むと「小原丹後守(おばらたんごのかみ)の墓」と。
こちらも「武田勝頼に従い天目山において殉死した。」とのこと。
「あぁ、天目山(山梨県甲州市)まで行かれたのだなぁ。」とここでもしんみり。
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車が滅多に通らない長閑な中を歩き、高遠城址公園まであと少し。
三峰川を渡る。 正面から流れ込むのは藤沢川。
この川沿いにも大きな駐車場が見えたが、そちらもいっぱいの様子だった。(12:43)
この後 13:00頃には車を停めた駐車場に戻ることができた。 まだ帰るには早いような時間だが朝も早かったし、中央高速道路の渋滞も気になるので、この日はここでお開きとした。 出発時にJARTICをチェックするとまだどこも渋滞していなかったのだが、東京に近づくにつれやはり渋滞が始まった。 久しぶりに良い天気の日曜日、たくさんの人が遠くに出かけたのだろう。 私も気になっていた高遠の花見ができ、普段あまり見ない中央アルプスや仙丈ケ岳を一日中間近で望むことができ、大変満足な一日だった。
物足りない程だとは思うのですが、
歴史散策と思うと充実です。
降りたところに勝間のシダレザクラがあるのも極上です。
武田勝頼が天目山(地図にはありませんが、甲斐大和駅近くの天目温泉のあたり)
で亡くなったことは調べていたので、
高遠城にも行けて、仁科五郎盛信の事も知れて良かったです。
高遠は大分前に城址公園のタカトウコヒガンザクラ
は観に行ったことがありますが、未だ山を歩いてな
い頃でしたので、公園内の散策のみでした。
勝間薬師堂のしだれ桜は見事、さぞ撮り甲斐が
あったことでしょうね。
百低山のように歴史を加味されたレポ、楽しませて
いただきました。