宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

野党連合政権は、「悪夢の政権か」、それとも「希望の政権か」 (7)

2020年02月22日 | 野党連合政権への展望

 13日の日本維新の会の議員が衆院本会議で「共産党が破壊活動防止法の調査対象となっている理由の説明を」「共産党を含む野党連合政権が樹立されれば、かつての民主党政権よりもさらにひどい悪夢が再来する」なととした質問に対し、安倍晋三首相が「日本共産党は昭和26年から28年ごろにかけて団体の活動として暴力主義的活動を行った疑いがある」などと反共デマ答弁を行ったことについて、検証してきました。

 その結果、私自身が改めて学んだことは、情報がきわめて限られていた時期にあって、スターリンを首謀者とし、徳田・野坂分派の党の分裂・破壊策動と「軍事方針」の押しつけ作戦を打ち破る宮本顕治らを中心とした党員集団の理性と勇気さらに、必ず党の団結と統一を実現するという先々を見通しした冷静な戦略と行動がいまの党の土台ー自主独立の党がつくられたことです。

 そして、いま、安倍政権が最も恐れていることが、今回の日本維新の会議員の質問と、安倍首相の「反共デマ答弁」で浮彫りになったと感じています。

 安倍政権や与党の自民党、公明党そして、現政権の応援団役の維新の会などにとっては、野党連合政権は、最悪の「悪夢の来来」になることでしょう。それは、この7年余りの安倍政権の政治政治が自らつくり出したものです。

 日本の国民が、沖縄の県民は、「くらし」も「民主主義」も「憲法が台無し」にされている安倍政治を変えてほしい。この願い、希望を訴え続けてきました。いよいよ、その時期が訪れつつあるというのが、いまではないでしょうか。

 野党連合政権は、国民の「希望の政権」、待ち望んできた政権ではないでしょうか。

 19日、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表が、都内で会談し、次の3点で合意しました。(以下、「しんぶん赤旗」20日付から)

①新型コロナウイルス対策について水際対策、クルーズ船の対応を含め、政府の問題点を今後も厳しくただしつつ、国民の命と健康を守るため感染拡大の防止、情報開示、すみやかに抜本的な財政措置の強化を求めていく。

②「桜を見る会」、黒川弘務東京高検検事長の定年延長の問題については首相と政府の答弁は完全に破綻しており、徹底的にこの問題で追及の手を緩めない。

③野党連携についてはより今後とも強めていくこと、お互いのコミュ二ケーッションを継続していく。

 志位氏は、「3点での合意」を確認したことを踏まえて、次のことを明らかにしました。

「私から野党連合政権に向けて歩みをすすめるためにも、政策的な一致点を広げるとともに、不一致点についてどう対応するか、4点を公式に各党に説明に行きたいと提案しました」

「一つは、日米安保条約の問題、二つ目は自衛隊の問題、3つ目は天皇の制度の問題、最後は、社会主義・共産主義の問題です。これらについて、わが党は独自の政策的・政治的立場を持っており、それを主張していきますが、共闘に持ち込まないと明らかにしており、そのことを公式に説明にうかがいたいということを提案いたしました。枝野代表からは、お受けいただけるとご返事がありました」

 枝野氏は、次のように述べました。

「志位委員長からお話がありましたとおり、合意した3点について一致し、他の野党のみんさんを含めてしっかりと連携しながらやっていきたい」

「志位委員長から、共産党さんのお立場、志位委員長の思いをいろいろうかがわせていただきました。まずは、相違点と受けとめられている点についてご説明を丁寧にいただけるということなので、しっかりお聞かせいただきたいと思います」

 連合政権合意に向けて、政策上の一致点を広げ、練り上げる重要性と同時に”政権合意に向けた不一致点”を明らかにし、対応を確認していくことは、国民に対する責任であり、自公勢力などの”攻撃”に対しても欠かせない対応だと思います。

「しんぶん赤旗」22日付は、 志位氏が、21日、BS朝日番組の収録で「野党連合政権づくりの合意にむけて語ったことが報道されました。(放送日、時間に関する記述なし)

「各党のみなさん、国民のみなさんのなかに、共産党が参画する政権について懸念もあるだろうし、心配もあるでしょうから、『心配ないですよ』という話をしたいと』」述べました。

「今後説明していくなかで、『不一致点をこう処理できますよ』と安心していただけるなら、今度は一致点をさらにどう豊かにするか、という議論になる」と野党連合政権の実現にむけて、議論をすすめる決意を語りました。

 

 


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