志位和夫委員長の4中総での結語の中から、「弁証法」について語った部分を紹介させていただきます。
「幹部会報告では、”政治対決の弁証法”という言葉を使ったわけですが、ここで弁証法という物事のとらえかたについてのべておきたいと思います」
「弁証法とはわが党が理論的基礎としている科学的社会主義の世界観の根本であります。すなわち、物事を『一断面』ではなくて『変化と発展』の中でとらえる。『孤立したものではなくて、『全体の関連』の中でとらえる。『孤立』したものではなくて、『全体の関連の中でとらえる。そうしてこそ物事を『現れるままの姿』で認識し、理解することができる。これが私たちが世界をとらえるさいに根本においている方法であり、世界観であります」
「総選挙の結果は、『一断面』で見れば悔しい後退です。しかし、『変化と発展』の中でとらえれば、私たちが、支配勢力に攻め込み、追い詰めた、新しいステージの中での新しい困難だということが見えてきます。そして、ここを突破すれば大きな新しい展望が開けることも見えてきます」
「それから、総選挙の結果のを、野党共闘の内部の弱点、わが内部の弱点ーーもちろんその克服が大切であることは言うまでもありませんし、どういう弱点があり、どう打開していくかの方向は報国でものべてわけですがーーそういう私たちの側の問題だけで『孤立』的にとらえない。支配勢力の攻撃とのたたかいという大きな対決の構図の中で、『全体の関連』においてとらえる。そうしてこそ、この攻撃を打ち破る大戦略の重要性が見てくるのではないでしょうか」
「そういう点では、討論や感想の中で、『今回の総括は科学的社会主義の党ならではの総括だ』という声が多く寄せられたことは、大切な受け止めだと思います」
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