宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「偉大な変革はいつも人々から始まった」-グレタさんのCOP25での発言  (29)

2019年12月20日 | 綱領関連

「私たちの歴史上、偉大な変革はいつも人々から始まった。 もう待つ必要はない。 今、変革を始めよう」(「しんぶん赤旗」日曜版12月22日付)。 この発言は、COP25の11日の全体会議での訴えです。

 同紙は、「6日にはマドリード市中心部で青年、市民とCOP25参加者による『気候行進』が取り組まれ、50万人(主催者発表)が参加。 『地球を守れ』の声が街を生めました」と伝えました。

 また、同紙17日付は次の記事を報じました。

 「国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の事務局は15日、パリ協定の目標である今世紀末までの地球の気温上昇を1.5度に抑えるための『気候野心連合(CAA)』に、これまでに121カ国、15州・地域、398都市、780企業などが賛同しました」

 「COP25事務局は、114の国家が、来年のNDC(2020年の排出削減の国別目標)の再提示で引き上げ決意を表明し、121カ国が2050年までのCO2ゼロに向けた長期戦略提示の意欲を示したと発表」

 「15日に閉幕したCOP25の成果文書は、来年、各国が行うNDCの再提示の長期戦略の発表にむけて、『可能な最高の野心』を呼びかけました」

 日本共産党の綱領一部改定案(第3章ー21世紀の世界)では、新たに、第9節の新設を提案しています。 この提案の中に「市民社会」の文言が使われています。

 「一握りの大国が世界政治を思いのままに動かしていた時代は終わり、世界のすべての国ぐにが、対等・平等の資格で、世界政治の主人公になる新しい時代が開かれつつある。 諸政府とともに市民社会が、国際政治の構成員として大きな役割を果たしていることは、新しい特徴である」

 「『ノ―・モア・ヒロシマ、ナガサキ(広島・長崎をくりかえすな)』という被爆者の声、核兵器廃絶を求める世界と日本の声は、国際政治を大きく動かし、人類史上初めて核兵器を違法化する核兵器禁止条約が成立した」

 「核兵器を軍事戦略の柱にすえて独占体制を強化し続ける核兵器固執勢力のたくらみは根づよいが、この逆流は、『核兵器のない世界』をめざす諸政府、市民社会によって、追い詰められ、孤立しつつある」

 気候変動問題をめぐっては「諸政府と市民社会の取り組み」は、この間、画期的な発展をしつつあるのは大きな特徴ではないでしょうか。 同時に、アメリカ政府や日本政府などの逆流も公然の事実となっています。 2050年までに、「CO2などの排出をゼロ」にする、人類の未来がかかったたたかいが、2020年を契機に新たな局面を迎えます。

 そうした事態を踏まえて、「諸政府と市民社会」の大きな役割を、「気候変動」の課題でも綱領の「第9節の中で明記」することを検討していただきたいと思っています。


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