宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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「第13回臨時党大会(1976年)で、自由と民主主義の宣言」採択 (6)

2020年02月04日 | 未来社会へのプロセス

 日本共産党は、1961年の綱領採択から1970年代前半の一連の「自由と民主主義」の探求と成果のうえに、1976年7月第13回臨時党大会を開催し、「自由と民主主義の宣言」を採択しました。 以下、党史「日本共産党の80年」からその意義、内容について紹介させていただきます。

「『宣言』は、党綱領にもとづいて発展させてきた日本の社会発展と進歩的未来にかかわる多角的な探求を基礎に、それをいっそう発展、充実させ、自由と民主主義について、日本の政党の歴史上はじめての包括的な宣言として結実させたものです」(「同書」228頁)

「ソ連・東欧の体制の崩壊が進行するはるか以前に、『自由と民主主義の宣言』は、自由と民主主義の全面的で本格的な発展こそ、マルクス、エンゲルスいらいのほんらいの社会主義の姿であることを内外にあきらかにしました」

「社会主義と市場経済の結合が、世界のどこでもまだ問題になっていない時期に、『宣言』は社会主義日本でも市場経済を活用することを明確にしました。こうして『自由と民主主義の宣言』は党綱領とともに、日本の進路をしめす基本文書の一つとなりました」(「同書」228頁)

 次に、「自由と民主主義の宣言」の一節を紹介します。(志位氏の「綱領教室」第3巻 299頁から転用)

「科学的社会主義の学説と運動は、・・・人類が生み出したすべての価値ある遺産を正当にうけついでおり、民主主義と自由の問題でも、近代民主主義のもっとも発展的な継承者、国民の主権と自由の全面的で徹底した擁護者として、歴史に登場した」

「この学説と事業の人類史的な意義は、それが、近代民主主義による国民の政治的開放とその徹底を重視しながらも、それだけに満足せず、搾取制度の廃止による国民の経済的、社会的開放にまで前進することによって、真の人間解放に到達する道を、あきらかにしたところにあった」

 こうした、党の理論、政策の探求の歴史を振り返る中で、党の存亡の危機とも言われた、「50年問題」を自主独立の立場で解決し、「61年綱領」を確定し、発展させてきた先輩諸同志のみなさんに改めて心からの尊敬の念を覚えます。

 そして、1960年代から70年代に旧ソ連共産党や中国共産党毛沢東派との理論闘争を全面的に展開し発展させるなかで、マルクス、エンゲルスの本来の科学的社会主義を発掘し、蘇えさせることにつながったと受け止めています。

 こうした、たたかいの歴史と成果のうえに、第28回党大会で「綱領改定」を成し遂げることができたと思っています。

 


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