宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

オスプレイは重大な欠陥機、「砂塵セパレーター(EAPS)の完成予定は2017年」 松尾芳郎氏が指摘

2015年11月11日 | 基地・オスプレイ

 元日本航空(株)取締役技術研究部長の松尾芳郎氏が、10月28日付で「ハワイのV-22オスプレイ事故は、エンジンの砂塵吸込みが原因?」をインターネットに掲載しています。 大変参考になる意見として読みました。 意見の一部を紹介させていただきます。

 「オスプレイには、不整地着陸の際に砂塵を大量に巻き上げそれをエンジンが吸込み、内部を損傷するという問題がある。 このためエンジンの改修が必要だが改修案が決まるのは2017年以降となり、全機に改修が行きわたるのは何時になるか未だ決まっていない」

 「事故調査報告書案(米海軍航空システム司令部=9月9日付=紹介者:注)によると、パワー・ロスの原因は、熱に反応し易い【CMAS】は、エンジンの燃焼室で溶け、それがタービン・ノズル・ベーンに付着して固形化する粉末状の物質で、成分は「カルシウム(calcium)、マグネシウム(magnesium)、アルミニウム(aluminum)、シリコン(silicon)である。 【CMAS)】がタービン・ノズル・ベーンに付着し空気流を阻害するので、タービン/コンプレッサーの回転数が低下して”サージング(失速)”に対する余裕が少なくなる。 この状態でパワーを出そうとレバーを進めると警報音が鳴らなくてもストール(失速)になる」

 「V-22オスプレイのRolls-Royce AE1107Cエンジンは、メーカーで【CMAS】吸引の影響を調べる試験を行っていない。 ガスタービンでは、砂塵吸引でコンプレッサー・ブレードが摩耗し次第に性能が低下すること、は広く知られていいる。 しかし【CMAS】がタービン・ノズルに及ぼす問題は比較的新しく、その影響は使用する着陸地域によって異なる。 そして、これはエンジンの”ストールに対する余裕(surge marjin”を減殺するので問題は大きい」

 「エンジン・インレットに取り付ける新しい「砂塵セパレーター(EAPS)の研究は2013年から始まっている。 新「EAPS」はオイルを含浸させた綿製フィルターとなり、離着陸時のみに使用し、巡航になるとバイパス・ドアが開いて空気をそのままエンジンに吸収する仕組みになる。 2017年には完成する予定で、全機の改修が始まるのはその後になる」

 松尾芳郎氏は、V-22のエンジンの寿命について、次のように指摘していることも重要ではないでしょうか

 「V-22エンジンRR AE 1107Cの寿命についてだが、海兵隊では、2007年から4年間の実戦経験を元に以前は”使用時間(time-on-wing)"は「戦闘に使い続ける場合は200時間、訓練や後方兵站で使う場合を含めると560時間」としていた。 しかし今では860時間までに改善されている。 エンジン寿命は使用環境で大きく左右され、不整地使用が多い場合と舗装されたランウエイや空母の甲板上で使う場合とではかなり異なる。 しかし輸送用双発ヘリCH-47FチヌークのエンジンT55-L-714A(ハニウエル制)の寿命は3,000時間で、両者にはまだ大きな開きがある」

  

 

 

 

 

 

 


「2000万人統一署名」運動始まる。 明日(8日)、午後3時~4時 中央林間駅前で第1回宣伝・署名行動

2015年11月07日 | 2000万人統一署名

 「戦争させない・9条壊すな!総ががり行動実行委員会」呼びかけの「戦争法の廃止を求める統一署名」行動が始まりました。 私は、2015年日本平和大会の会場で早速署名しました。 目標は、来年の憲法記念日(5月3日)までに有権者の2割にあたる2000万人突破です。

 【請願事項】は、次の2項目です。

 一、戦争法である「平和安全保障関連法」をすみやかに廃止してください。

 一、立憲主義の原則を堅持し、憲法9条を守り、いかしてください。

 「共同よびかけ」団体は、「学者の会」「SEALDs」「ママの会」「原発反対の諸団体」「宗教者の団体」「法律家団体」「労働組合」等多彩な29団体に及んでいます。 

 日本共産党の山下芳生書記局長は、2日の記者会見で、「聡がかり行動実行委員会が中心となってよびかけた戦争法の廃止を求める2000万人目標の署名運動について、『全面的に賛同し、党をあげて署名に取り組む』と決意を表明しました」

 以下、山下氏の発言を紹介します。(「しんぶん赤旗」3日付)

 「戦争法廃止に向けた国民世論を可視化し、立憲主義を取り戻す点で意義ある提起だ。 全国で党の組織が訴えて、さまざまな団体のみなさんと力をあわせて2000万人の目標を早期に達成するためにがんばりたい」

 「戦争法がいかに危険かをあらためて国民のみなさんに知らせたい」「戦争法の国会論戦をまとめた論戦マップを署名とわせて、『しんぶん赤旗』特別号外に載せたこと強調。 『特別号外』を党内外で思い切って活用し、戦争法廃止に向けた世論と運動の発展の一翼を担いたい」

 日本共産党大和市委員会は、明日8日、午後3時~4時中央林間駅前で、第1回目の街頭での「戦争法の廃止を求める統一署名」行動を行います。


ハワイの溶岩と富士山の溶岩の類似性に潜むオスプレイ墜落の危険性

2015年11月03日 | 基地・オスプレイ

 10月31日~11月1日、「2015年日本平和大会in富士山」が御殿場市で開催されました。 大会の一つの焦点がオスプレイ問題でした。 私は、2日目の分科会では、「第5分科会 沖縄県民と連帯し、『オスプレイ』ノー!の運動を」に参加し、ハワイのオスプレイ墜落事故問題について発言しました。

 分科会では、ジャーナリストの竹下 岳氏が報告しました。 その中で、「オスプレイの『安全性』」に関わって、今年5月のオスプレイのハワイでの墜落事故の原因についての「米軍の報告書」の一部が紹介されました。

 「『米軍事専門誌アビエーション・ウィーク 10月19日」は、「(オスプレイが)吸入した砂に含まれていた複数の鉱物(カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、シリコン=CMAS系)がエンジンの燃焼室で溶けてタービン翼に固着。 エンジンが出力喪失=米海軍航空システム司令部(NAVAIR)9月9日付報告書。 アフガニスタンで10年4月に発生したCV22オスプレイの墜落事故も同様の原因の可能性」というものです。

 私は、この「報告書」の原因に関して、富士山麓の溶岩のことが気にかかっていました。 ハワイも火山島であり、砂の成分に類似性を感じていたからです。

 ハワイの事故原因については、 米オンライン軍事専門誌「ブレイキング・ディフェンス7月16日付が”砂の吸入でエンジン停止”と報道していました。

 竹下氏の報告で、より具体的な内容が紹介がされました。

 改めて、富士山の溶岩成分をインターネットで調べてみました。 そこでわかったことの一部は次のような内容です。

 「富士火山の溶岩は、珪酸分が少なく、鉄やマグネシウムが多い玄武岩質溶岩」であることが分りました。 その成分比率は、珪酸51%、酸化アルミニウム18%、酸化鉄10%、酸化マグネシウム5%、酸化カルシウム10%、酸化ナトリウム3%、酸化カリウム1%、水その他2%」(「富士山の地質」より)などとなっています。

 また、2010年4月に発生したCV22オスプレイの墜落事故も同様の原因の可能性が指摘されています。

 専門家は、機体の構造的欠陥を指摘しています。 ①飛行モード転換事の不安定性、②乱気流の発生、③機体構造の複雑性、④自動回転(オートローテーション)機能を有していないことなどです。

 厚木基地周辺では300万人もの人々が空母艦載機の爆音と墜落の危険に苦しめられています。 今や、首都圏でどれだけの住民がオスプレイの危険に晒されることになるのでしょう。

 


「力が集まれば社会はいい方向に進む」 SAELDs 諏訪原 健さん。 革新懇全国交流会であいさつ

2015年11月02日 | 憲法・平和・人権

 10月31日~11月1日、千葉県習志野市で開かれた「地域・職場・青年革新懇全国交流集会には大和市革新懇の代表も参加し、交流しました。

 集会には、全国各地から1600人を超える人が参加。 革新懇代表世話人の志位和夫日本共産党委員長が特別発言をしました。

 「戦争法廃止の国民連合政府」構想の意義と内容を語り、『私にとっても人生最大のチャレンジ。 どんな困難があっても必ずも実らせたい。 合意を実現させるため、あらゆる知恵と力を尽くす』と表明しました。(「しんぶん赤旗」1日付)

 集会では、5人から連帯のあいさつがありました。 SAELDsの諏訪原 健(たけし)さんが次のようにあいさつしれました。(以下、「しんぶん赤旗」1日より)

 「『戦争法の強行成立は、立憲主義や民主主義など国の根本的な価値を破壊するもので、絶対に許せない事態です』と訴えた」「安倍政権は選挙で勝てば何をしてもいいという多数決主義だ』と批判」

 「それならロボットでもできるし、ロボットでも最低限のルールは守る」「立憲主義・民主主義・平和主義を守ろうと訴え続け、来年の参議院選挙で争点化し、選挙勝利へ野党共闘の実現とそれを支える世論づくりが必要だと呼びかけました」

 諏訪原さんは、「『公の秩序』を掲げる自民党憲法改憲草案に触れ、『”公共”を利用して一人ひとりの生活や自由を脅かしている』と指摘」

 「『戦争に幸せはない』という祖父の言葉を紹介し、『いまに生きる私たちの責任は非常に大きい。 それぞれの力は小さくても、力が集まれば社会はいい方向に進むと思います』と語りました」