宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

日本共産党は、正真正銘の”保守”政党ー「普遍性のある価値を守る」

2016年05月02日 | 憲法と綱領

 昨日の「しんぶん赤旗」に、東京大学・東北大学名誉教授(憲法学)の樋口陽一さんのインタビュー記事が掲載されました。 

 樋口さんは、「今年の憲法記念日のキーワードを”保守”といいたいと思います。 戦前、戦後の日本の歴史の中で培ってきた、立憲主義、民主主義、平和主義など普遍性のある価値を守るという意味です。 「あえて、”保守”と言わなければならないほどの危機だということです」

 「安倍政権は、憲法破壊に象徴されるように社会構造を破壊しようとしています。 それは世界がさまざまな苦難を経ながら作り上げてきた憲法というだけでなく、世界の構造そのものという意味でconstitution(構造)を壊そうとしている」と指摘しています。

 日本共産党綱領は、「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす」ことを国民に明確に約束しています。

 また。樋口さんが、「戦前、戦後」を一体で論じていることに注目させられました。

 綱領は、日本共産党の戦前の活動について、次のように述べています。

 「他のすべての政党が侵略と戦争、反動の流れに合流するなかで、日本共産党が平和と民主主義の旗を掲げて不屈にたたかい続けたことは、日本の平和と民主主義の事業にとって不滅の意義をもった」

 「ファシズムと軍国主義の日独伊三国同盟が世界的に敗退するなかで、一九四五年八月、日本帝国主義は敗北し、日本政府はポツダム宣言を受諾した。 反ファッショ連合国によるこの宣言は、軍国主義の除去と民主主義の確立を具体的内容としたもので、日本国民が進むべき道は、平和で民主的な日本の実現にこそあることを示した。 これは、党が不屈に掲げてきた方針が基本的にただしかったことを、証明したものであった」

 政党以外で、個人で、様々な分野で、戦前日本の平和と民主主義のために活動した記録がいろいろあります。 そうした運動が合流し、戦後、現憲法を実現する力になり、今日に引き継がれているのではないでしょうか。

 日本共産党は先月、第五回中央委員会総会を開き、安倍政権によって、「日本社会は、戦後もっとも深刻な、権力者による憲法破壊ーー独裁政治に道を開く非常事態に直面しています」と分析し、 こうした非常事態に、多くの人々が主権者として、自覚を持って立ち上がっていることを何よりも重要だと考えています。

 同総会報告は、「昨年から今年にかけて日本で起こっているうねりは、日本の歴史でも初めての市民革命的な動きの始まりにほかなりません。 それは、前途に紆余曲折があったとしても、必ず新しい政治を生み出す力となって働くことは疑いありません」と強調していいます。

 

 


 自民を負かす可能性が。 野党統一候補参院選1人区で20選挙区に、政策課題でも一致点が拡大

2016年05月01日 | 野党共闘

 今日、5月1日付、「しんぶん赤旗」は1面トップで、「1人区野党統一候補が大勢に」と大きく報道しています。 参院1人区32の内20選挙区で野党候補の統一が4月30日現在で実現したことになります。 さらなる野党統一候補の実現を心から願っています。

 同紙は、「前回参院選(2013年)の野党票を合計すると、9選挙区で野党が勝利、3選挙区で接戦となる計算となります。 前々回(10年)の野党票合計では、18選挙区で野党が勝利、5選挙区で接戦。 市民とともに野党が団結し本気で選挙をたたかえば、自民を負かす可能性がみえています」

 同紙が、こうした「可能性」を大胆に指摘することはめずらしいように思います。

 内田樹・神戸女学院大名誉教授のメディアのコメントを紹介しています。 「野党共闘が今後も続けば、潮目が変わる可能性は大いにあります」

  また、政策課題の一致点の拡大・発展も注目されます。

  同紙は、「26日、徳島・高知選挙区で野党4党と大西聡統一候補は、消費税増税反対、TPP(環太平洋連携協定)批准反対、原発に依存しない社会の実現、辺野古新基地建設反対など11項目の共通政策を発表しています」と報じています。

 日本共産党の綱領は、統一戦線について、次のように述べています。

 「統一戦線は、反動的党派とたたかいながら、民主的党派、各分野の諸団体、民主的な人びととの共同と団結をかためることによってつくりあげられ、成長・発展する。 当面のさしせまった任務にもとづく共同と団結は、世界観や歴史観、宗教的信条の違いをこえて推進されなければならない」

 この間、野党と市民の共同でたたかわれた国選選挙は、4月24日(投開票日)の北海道衆院5区の補選でした。 統一候補の池田まき氏が大健闘し、あと1歩まで迫りました。 綱領のこの立場の大切さが現地で活動した支援者の報告でもリアルに語られています。

 「時の政権を倒すことを大目標にして、野党と市民が全国的規模で選挙協力を行い国政選挙の臨むのは、日本の戦後の政治の歴史でも初めてのことです。 みんなで力を合わせてやりぬこう」(「志位和夫日本共産党委員長の29日の水戸市での演説会の呼び掛け」)

 参議院選挙投開票日まで、2か月余り、総選挙との同日選挙の可能性を含みながら、「かつてない情勢のもとで、かつてない挑戦」のたたかいを必ず成功させ、勝利するために新たな決意で臨みたいと思います。