春先に路地に放したカニステルの新芽が伸び始めた。寒耐性が一番の問題だが、ダメ元の覚悟がなければ・・・と、小心者の伊豆ボケ老人もたまには冒険も・・・
小学校三年生への温泉の歴史についての、一時間の授業内容を保つのに、如何にすべきか苦労した。大人に使える言葉が使えないもどかしさ。年表や数値を並べる知識の詰め込みでは、三分で子供達の耳も目も眠らせてしまう。全ての子供の耳目を傾けさせるには無理にしても、二人、否、一人でも何時か、自身を見つめ直す機会に、伊豆ボケ老人の、別伝の言葉を思い出してくれたら有難い。