ベーコンを五キロ程焼いた。新しい釜での、二回目の出来具合も満足の結果だった。これこそ、ベーコンだ。と自負すれば、、、、、、おしまい。
ビワの花がほころび始めた。良い香りがする。コーヒーの花の香りに似ている様な気がした。開花の時期が異なるので、比べようもないが。今年は、迷いごとが一つ増えた。日本ミツバチの、この季節の大切な食卓の場でもあり、摘花しなければ、良果を実らせることもできない。四種類、八本ほどの放任のビワの木、そんなに迷うこともあるまい。それより、木から落ちて怪我をしない方が。究極の美味しいビワを食べる為に摘花も大仕事だ。
日本ミツバチの蜜は、幻の蜜、百花蜜と呼ばれ、珍重されている。我が家の日本ミツバチの王国もだいぶ大きくなった。今年はそっとして、来年の分封後に採蜜と欲をかいている。来年のこというと、鬼が笑う、、、と妻は言う。どっちの方が欲張りか、、、アブ、ハチ取らず? 五十歩百歩? 欲にまみゆればこれ危うし。ム、、。
凧揚げは単なる遊びではなかった。エリートの遊びだったとの話しもある。敬する対照を遊びの中に取り入れ自己の向上を願った。意中有人、昔人はよく学んだ。言葉も飾りが無くて良い、そして深い。、、、、、、、、秋祭り、翁も遠く、なりにけり。
変われば変わるものだ。我が農園の隼人ウリには、緑実と白実がある。子供の頃、グロテスクな白色の実が、何故か好きになれなかった。つい最近まで、成長の早いこの蔓をまったく邪魔者扱いにしていた。料理に、うりの部分を工夫して使ってはいたが、それほど話題にならなかった。ところが、台湾の少数民族の料理店で出された食材が、隼人ウリの蔓と知った時、妻と顔を見合わせた。妻の実行力の速さには、何時も脱帽する。今では、わが屋の定番の野菜料理だ。食の基本は、生のあるものを食することだ。野生化した(隼人ウリ)龍髭菜の成長の様は、正に、龍のように、元気そのものだ。