蟋蟀の声が枕元で・・・ そういえば閻魔蟋蟀の姿が以前より少なくなった。マツムシの鳴き声も以前と比べ・・・地球の生命も残すところ後七十五年・・・か、高度の文明が進めば進むほど人類は自滅する速度を速める。ホープキンスの予言が当たらなければよいのだが。
手作りのパン・手作りの大棗・自家農園のポポー・・・これでパンの小麦とブドウも自作なら・・・と思っていた矢先の台風の襲来で・・・夢は・・・夢に。
正統な青春とは、彼等の〔学園紛争〕あの論拠のない大方不毛な行動に私は心から同情していますよ。何故なら、青春にある彼等が青春を正統な青春として自覚する大切な手立ての全てを奪ってしまったのですからね。と・・・ならば、その正統な青春のための要件とは・・・ それは第一に、死の恐怖を与え人間の存在の意味なるものについて本気で考えざる状況をつくる戦争、そしてその戦争がもたらす貧困、そしてもう１つは、血反吐を吐いてもぶつかってはいけなければ済まないほどの宗教を含めて、ある偉大な思想ですよ。とレイモン・アロとの対話が・・・野放図にここまで齢を重ねた伊豆ボケ老人に、石原慎太郎氏の新・墜落論のこの言葉の矢が・・・
アシナガバチの天気予報はものの見事に的中した。五ヵ月後の強風を予知するアシナガバチの巣作りの確かさには感服する。ボンクラな伊豆ボケ老人、これからは、しっかり自然観察し自然に恭順に・・・それに比べ人間様の天気予報も感性も・・・伊豆ボケ老人など全く・・・困った者だ。