あと一歩及ばず

広　　島 010 020 000 3
ソフトバンク 000 310 00X 4
勝利：和田5勝
敗戦：大竹1勝6敗
セーブ：ホールトン1勝1敗6S
本塁打：[広島]アレックス5号、[ソフトバンク]小久保9号

　大竹は粘り強い投球をしていましたが、中盤に乱れてしまい、完投したものの敗戦投手となり6敗目を喫してしまいました。打線は毎回のように走者を出すものの後が続かず、あと一歩及びませんでした。
　鬼門の交流戦初戦を白星で飾れませんでしたが、試合としてはそれほど悲観的になる内容ではないと思います。逆に苦手の交流戦ということを考えれば、良い試合展開であったことは、明日からの戦いも期待して良いと思います。
　交流戦は2連戦ですから、明日は絶対に勝って、カード2連敗だけは避けたいですね。

　先発の大竹は8イニング中6イニングで走者を背負い、内5イニングも得点圏に走者を進められる苦しい投球でしたが、2併殺を奪うなど粘り強く投げて8回を完投しました。しかし、中盤に捕まってしまいました。4回は1死2塁から松中に四球を与え、次打者小久保に痛恨の逆転3ランを打たれ、追いついた直後の5回には、1死1,3塁から川崎に決勝の左前タイムリーを打たれてしまいました。
　痛かったのは松中への四球ですね。カウント2-1と追い込んでおきながら、四球を与えてしまったのは残念でした。余分な四球が失点に繋がるということですね。それでも、その後はまた粘り強く投げることができたので、次回は大丈夫だと信じましょう。

　打線は1,7回を除き毎回走者を出し、内4度先頭打者を出しながら、得点に繋がったのは1度だけでした。3回無死1塁は盗塁失敗、6回無死2塁は後続が続かず塁を進めることもできず、得点機にすることができませんでした。6回はケース打撃で走者を進めることができていたら、得点できた可能性があっただけに、ケース打撃の大切さを実感しました。
　得点できたと言えば、2回の赤松はいただけませんでした。2死3塁から3連続四球で1点を先制した場面で、赤松は初球に手を出し、あっけなく2飛に倒れてしまいました。和田が急に不安定になっていた場面ですから、もう少し慎重になってほしかったですね。