12回力尽き5位転落

阪神 110 001 000 002 5
広島 001 020 000 000 3
勝利：久保田6勝3敗
敗戦：大島4敗
本塁打：[阪神]関本7号

　先発齊藤は立ち上がりは不安定で2点を失いましたが、3回の1死満塁を併殺で切り抜けると波に乗り、4,5回は完璧に抑えました。
　齊藤が立ち直ると同時に打線が目覚め、3回に赤松のタイムリーで1点を返すと、5回には栗原のタイムリーと敵失で逆転に成功しました。しかし、その後は打線が繋がらず、追加点を挙げられず追いつかれてしまいました。両チームとも中継ぎ陣が踏ん張りましたが、延長12回に登板した大島が2死2,3塁から鳥谷に決勝2点打を浴びて、残念な敗戦となってしまいました。
　ヤクルトが勝ったため1日で5位に転落、中日も勝ったので、3位とは2ゲーム差に開いてしまいました。明日は絶対に負けられない試合ですね。マエケンには先週の雪辱を果たす好投を見せてほしいですね。

　齊藤は初回に金本に先制打、2回には関本にソロを浴び、3回にはバント安打に2四球で1死満塁のピンチを招き、今日は炎上か？と思ったのですが、ここで開き直ったようで、前の打席に本塁打を打たれている関本を遊ゴロ併殺に打ち取りました。味方が逆転した直後の6回に、1死から鳥谷に安打を打たれ、1死1塁となったところで降板し、青木勇が同点打を打たれたため、勝ち投手の権利が消えてしまいました。4回以降の齊藤の投球内容であれば、青木勇に交代する必要はなかったのではないかと思います。次打者が本塁打を打っている右の関本だったので、交代させたのでしょう。しかし、投球数はまだ83であったことと、4回以降の投球を見ていれば、この回は任せてほしかったですね。
　昨日の篠田に続いて、2試合連続で試合を作ったことは、先発不足に悩むところに明るい材料です。次戦は齊藤にも2勝目が付くことを期待しましょう。

　中継ぎ陣は7回から11回まで4投手のリレーで阪神打線を3安打に封じました。その中で、青木高の調子が良いですね。2回1/3を無安打に抑えました。これで再昇格後3試合連続の好リリーフです。中継ぎが不安定な状態なので、青木高の好調は嬉しいですね。

　打線は同点に追いつかれた6回以降、阪神中継ぎ陣の前に2安打に封じられてしまいました。これでは勝てないですね。今日の打線は理解に苦しみます。調子が上向いてきたアレックスを外して、3番に天谷を起用し、上位に東出、赤松、天谷の俊足トリオを並べました。相手が安藤であることから、機動力で崩そうとしたのだと思いますが、アレックスの状態が良くなってきただけに、アレックスの打力に期待しても良かったと思います。