欅の梢に天使がすわっている
烏だろうか
思ううちに
ふっ と消え
三日月が梢にひっかかっている
体を離そうと
ぽうっ と
もだえるので
梢がゆれる
一瞬 天使にみえたでしょう?
もがきながら
きいてくる
それにはこたえず
いつか三日月は
昇るだろう
物語のなかで
あの かぜふきとおる
梢の先の
穹まで とどく
梯子が、ほしい
と
見ている
R3.4.8
欅の梢に天使がすわっている
烏だろうか
思ううちに
ふっ と消え
三日月が梢にひっかかっている
体を離そうと
ぽうっ と
もだえるので
梢がゆれる
一瞬 天使にみえたでしょう?
もがきながら
きいてくる
それにはこたえず
いつか三日月は
昇るだろう
物語のなかで
あの かぜふきとおる
梢の先の
穹まで とどく
梯子が、ほしい
と
見ている
R3.4.8
待ちかねた朝に鳥の啼く
ふくらむ身を解き
うすやみのなかで
「おはようございます
今日がはじまります」
まあたらしい
今朝の喜びを
しきりに
空気をふるわせ伝えてくる
R3.4.7
どうしたのだろう
うぐいすが
長くながく啼く
ぴーぴっくるぴよぴょょ
ほほほ
ぴっ
ぴーぴゅるり
ほけきゅう
どうしたのだ
ほーほけきょは
この児は、
歌いつくすまで
歌いたいのだ
最後に啼いた
ほーほけきょ〉と
春をまたいで
R3.4.6
何年ぶりかで,ポタリング中に塗装中の送電塔に出会いました。
最初の2枚は「北多摩線 No.113」です。白子川の上流起点の
公園近くです。突然目にするとその迫力に驚きます。
後半の3枚は「北多摩線 No.110」です。
さび止め塗装の後,仕上げをするとの掲示板がありました。
系列の全部を塗装するのではないようです。
住宅地内の覆われた送電塔の巨大さは,現代美術の彫刻に
匹敵,いやっ,それ以上の存在感です。
役者のようなものがドアノブをさわっている
プロだからとはいってきて
しゃがんだまま ささっとあるき
回転して
しゃがんだまま さっとてをのばす
あるはずのない
神棚のようなものに
家をまちがえたのかもしれない
ときおり はっとこえをあげ
まっすぐな骨も とばすが
ていねいに断ると
骨をおりたたみ
おりたたみして
還っていった
かえりざまが
きれいだった
ああ
けっこうな舞いを頂戴し
つくねんとして
反芻し
ねむりにつく
R3.4.5
孫は
「青」ということばを覚えた
それが初めてのことば
歩いていても
青色をみつけると
「青」という
地球は青だった
空は青い?
空にはきづかずに
走っていく
風も走りだす
何ももたず
何にもとらわれず
昨日をおきざりにし
今日かぎりの
今日のなかを
走っていく
R3.4.5
今朝も目的を定めないポタリングでした。
この時期,空き地や畑の脇でよく目にするナヨクサフジ。
繁殖力が強そうです。あれっ,左上にアリがいる!
ホトケノザは何度も撮影しているけど,今朝のはどアップです。
ミツマタの花同様,こちらも肉眼では分からなかったけど,
うぶ毛だらけでした。
大泉町2丁目の麦畑では,順調にその穂が育っていました。
夜更け
今日はこれが最後の一本と
外で煙草をすう
ぼうっと
今日も一日つかれました
明日は楽にいけますように
できれば手ぬきで
だいたい健康
よく食べあわよくば笑い
ねがわくは眠りほどよく歩ける
そんな暮らしを わたしは‥‥
煙がのぼっていく
ほほう
ほ
欲ばり、
月がいう
R3.4.4
昨日はアップの写真がピンボケだったベニバナミツマタを,
もう一度撮影に行ってきました。この花のうぶ毛のようなのを
撮りたかったのです。隣りに植えられた,クリスマスツリーに
使われるドイツトウヒ(独逸唐檜)との組み合わせも面白かった。
それとポタリングの帰りに撮ったボート池の八重桜。