家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

上級生の感想文 最終回

2008年03月03日 | Weblog
3回掲載しましたが、最終回となります。先週の続きからです。

 上級の課題制作はナイトテーブル。今度は、引き出しの下に扉付き
の棚部分が加わりますので、一層の精度と材の伸縮を逃す取り回し
などが要求され、サイズは小さめでも本格的な家具を作ったという
達成感が味わえました。
以上が駆け足で振り返った3年間です。

ところで普通「職人技」 「職人気質」というと、頑固一徹無愛想
覚えたきゃ盗みな、みたいに云われることが多いけれどダニエル
の洋家具はクラッシックで格調高いことに加えお洒落なせいか
先生の職人さんもスタッフの皆さんもとてもスマート。
高橋社長の揺るぎない見識やポリシーのもとで先生方の指導は、
厳しいですが厳しいだけではなく、 理由を示しながら何度もやって
見せてくれ出来るようになるまで手抜きがありません。
まあ殴られるのが好きとか、ぜひ便所掃除から始めたいという人
は別として、真面目に段階を踏み、目と手で納得しながら、伝統の
技を通して本格的な素材と向き合いたいというのであれば
「家具の学校」は、良い選択だと思います。
 私たちは、この春で上級を終え「卒業」となりますがそれで終わり
というわけでなく、同級生相互と学校とのお付き合いがさまざまな
形で続くのも楽しみです。 私自身は、そのうちコンペに参加したり
オリジナルなデザインの提案ができるようになれれば嬉しいですが
それも元気なればこそですから、まずはけがなしの健康第一が
モットーです。

ナイトテーブル機械加工の写真
塗装前のナイトテーブル
ナイトテーブルの完成