家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

上級特派員

2011年04月12日 | Weblog
上級特派員便り

2011年4月9日 @伊勢原校  晴れ時々曇り

東北関東大震災から1ヶ月ほど経ちましたが、その後、行方不明者の捜索、福島原発事故の収拾はいまだ先が見えず、多くの被災者の方々の不屈の精神力を祈ります。
今週は上級に進級して新学期最初の実習です。中級からの進級組み7名が上級を目指します。
上級では、夏前に国家資格である2級技能試験があり、まずはその合格を目指して頑張ることとなります。
講師は佐宗先生と中級でもお世話になった正野先生です。よろしくお願いいたします。
最初の実技は手工具、道具の説明から入りました。またそれぞれの仕組みと機能の説明。
主に使用する手工具、道具は、のこぎり、かんな、ノミ、玄翁、掛引き、白書き、スコヤ、留め定規、自由定規、プロトラクター、コンパス、曲矩(サシガネ)、砥石、などなど。
それぞれに、色々な用途に見合った多くの種類があって使い分けるだけで大変そうです。
また、カンナ一つとっても、刃の仕込み、台の手入れ(下端の確認や台直し、台の調整)削り方(手の位置、力の入れ方、削りの姿勢)、刃の手入れ(研ぎ、裏出し、裏押し、裏金調整)など、どれも難しく、身につけることが一杯待っています。佐宗講師のカンナを試用させてもらいましたが、切れ味が全然違います。手入れが如何に大事か判ります。
次回はカンナ刃の研ぎを始めます。愛用の砥石、かんなを持参するように。

  堀江 記

写真1:佐宗講師です

写真2:主な道具の一部

写真3:かんなくずで技量がわかる?
コメント
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