家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

上級特派員便り、7月2日

2011年07月06日 | Weblog
上級特派員便り

2011年7月2日 @伊勢原校  晴れ

前回に続き、家具製作技能士(木工手加工)試験の課題の練習。
試験は10日、いよいよ来週に迫ってきました。いまからちょっと緊張します。

ということで、今日はトライアルの2回目。トライアルとは、模擬試験のようなもので、課題を最初から通して最後まで加工し終わるよう作業します。もちろん決められた時間である5時間30分以内の完成を目指します。実際の試験では6時間まで作業が認められています。5時間30分で終了すればそれに越したことはありませんが、減点対象ではありますが6時間までの作業が認められています。
全課題が終了しなければ採点対象にならないとのこと。従って、出来不出来は時の運、ともかく遅くとも6時間以内で終了することを目指します。

我ら受験生は、採点基準がまったくわからないことが不安の種にもなっています。どこまでの出来なら合格なのか、まったくわからないのです。この世界によくあることなのですが、なんだかすっきりしませんね。
時間内で終了した作品を、誰かが何らかの基準で採点するのでしょうが、接手を手加工でまったく隙なく組めるわけではありません。ではどのくらいの出来合いなら許容されるのか?これがまったくわからないんですね~。5時間30分を過ぎて6時間以内で終了した時の減点がどのくらいなのか?これもわかりません。
だから、練習も、これで大丈夫と言う目途がなく、ともかく少しでもうまく、もっとうまく・・・・もっと、もっとうまく、励むしかないのです。おまけに作業中の態度、たとえば作業周辺の掃除なども採点対象だとか・・・・。もうわけがわかりませんワイ。

トライアルは、軽く時間内に完成した者、なんとか時間内に完成した者、もう時間内に完成したと言っても差し支えない者に分かれたとは言え、佐宗講師をして、先週までの腕前と全然違うと感心させるほどの出来だったようです。
Yさんが夏風邪で調子がいまいち。それでも頑張ってトライアル参加です。本番までに体調を整えて頑張ってほしいものです。
みなさんの奮闘ぶりは写真で見てください。

今週は佐宗講師お手製の梅干しを頂きました。香り豊かな大変大きく立派な梅干しで、暑い中、塩分補給にうれしいものです。

次回は、試験日前日になります。試験に備えて道具の仕込みと、人によっては軽いウォーミングアップで製図、治具製作、罫書き練習などで調子を整えることになりましょう。体調も整えなくては。

堀江 記

写真1:2回目のトライアルのスタートです

写真2:先ずは製図から

写真3:治具製作 高度な加工技?

写真4:両面留形包み5枚蟻組接ぎ(?)の完成

写真5:忙中閑あり

写真6:そして再び集中

写真7:時間内完成を目指して/すでに完成してくつろぐ者あり

写真8:先輩たちの優しい講評
コメント
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