釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月7日 キャスティングの楽しさ

2016年07月07日 | 日記
「朝のうち、少しだけキャスティング出来ませんか?」

「やりましょう。大物が当たるかもしれませんね」

サラシの出具合が気になるが、朝間詰めなら何かが飛びついてくるかもしれない。



台風の影響と思われるウネリが、瀬を越してきてサラシになっている。

原さんと温水さんが、一斉にルアーをキャストする。

原さんが、アタリを捕らえた。

キャスト用の竿が大きく曲がる。

ヒラスズキの様だ。

温水さんの差し出すタモに、60センチくらいのヒラスズキが収まった。

次の当たりも原さんに来た。

竿をたてて、魚の走りを止めようとしている。

しかし、瀬の直ぐ近くを走る魚の走りが止まらない。

「あっ、外れた…」

ヒラスズキとはちょっと違う感じだったが、惜しくも針はずれ。

キャスティングの勝負は早い。

数投して当たりが出なければ、場所を変える。

船首に立ち竿を振っていた、温水さんのルアーを直ぐ其処まで魚が追いかけてきたようだ。

「其処まで来たのに、掛からない」

魚はサラシに潜んでいたが、その後のヒットが無くなり、ポイントを変える。

原さんがジギング、温水さんが鯛ラバの仕掛けを落としていく。



上潮は0.4~0.6ノット位なのだが、底潮が速いようで着底が取りづらい様だ。

そんな中、原さんがシーラの魚影を発見。

直ぐにルアーをシーラ目掛けて投入する。

シーラがルアーに飛びつくのが見えた。



強烈な走りを見せるが、型が50センチ程なので振りあげる。

その後、再びジギングに戻る。

魚探に写るベイトの中に、ジグが入っていく。

アタリが来るのだが、食いが浅いようで巻き上げる途中で針はずれになる。

「鯛と思うんだけど、外れるな…」

「潮がもう少し動いていそうなところに、ポイントを変えましょう」

このポイント移動が、一気に船上を忙しくした。

「シーラだ。シーラが跳ねた」

原さんと、温水さんが一斉にルアーをキャストする。

海面に水しぶきが上がり、シーラがヒットする。





50センチ~60センチくらいのシーラが次々とヒットしてくる。



水飛沫を上げてヒットする様子は、釣り人の気持ちを高ぶらせてくれる。

型は少し小型ではあるが、その走りは強烈。

海中に見える姿も、綺麗に青色をしている。

暫くすると、「シーラがルアーを見切った」様でアタリが遠のいた。

再び原さん、温水さんが竿をジギングに持ち替える。

すると温水さんにアタリが来た。



上がってきたのは、40センチ位の真鰺。

魚探に写るベイトの正体は、この鰺のようだ。

今度は、原さんに強いアタリが来た。



「青物とは違う。鯛だね」

楽しそうに、ゆっくりと巻き上げていく。

上がってきたのは、2キロクラスの綺麗な雌の真鯛。



「綺麗な鯛が釣れた」と笑顔。

キャスティングにジギングと、忙しいが楽しい時間は直ぐに過ぎていく。

午後からは、仕事が入っているとの事もあり昼前に納竿。

台風のウネリも少し入り始めてきた。



次回の楽しみを期待して、帰港した。