釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月19日 自己新記録で良い感じ

2016年07月19日 | 日記
昨日とは、打って変わっての無風ベタ凪。

潮の色は、下り潮の黄緑色のまま。

昨日までと違ったのは、流れの速さだ。

上潮から下潮まで、南方向に0.6から0.9ノットで流れている。

「横山さん、今日の潮は下りだけれど、鯛ラバに持ってこいだと思います」

釣り開始して、一流し目に横山さんにアタリが来る。

「何か、バイトしてくるけど乗ってこない」

しかし、この状況はすぐに変わってきた。

「来た。乗った!」



コンコンコンと、激しく竿先を叩きながら上がってきたのは、1キロ超の綺麗な真鯛。

「良かった、最初に真鯛が釣れて、後は気持ちが楽に釣れる」

肩の力が抜けると、結果はいい方向に表れる。



ラインが引き出されるドラッグ音が鳴り響く。

「良い感じで走ってますね」

「上がってくるまでは、緊張しますね」

やがて上がってきたのは、2キロ超の見事な真鯛。



「前回のこのポイントでの悔しい思いが晴れました」

このポイントでは、前回大物にリーダーを切られて、悔しい思いが残っていた。

その悔しさが、一辺に晴れた。

鯛ラバの針とリーダーを点検して、海底目掛けて落としていく。

2流し目に入っていた。

「来た!今度も大きいと思う」



海面に突き刺さるように、曲がっている竿の曲線が、気持ち良い。



海面に姿を見せたのは、2キロ超の見事な真鯛。

「鯛ラバのスカートが良い感じでアピールできてるのかな」

仕掛けを時折回収しては、針周りを点検していく。

この細やかな注意力が、鯛の連発を呼んでいるようだ。

「先輩にメールしたけど、うまく届かない」

「後で、鯛を持っていって報告しましょう」

チャンスは逃がしたくない。

直ぐに仕掛けを落としていく。

ゆっくりと巻き上げていくと、竿先に反応が出る。

「来た!来ました」



又しても、良型鯛のアタリだ。

竿先が、何度も海面に突き刺さらんばかりに、引き込まれる。

その引きを楽しみながら、無事タモに収まったのは、やはり2キロ超の立派に真鯛。



「これで4枚目の鯛が釣れた。枚数の自己新記録になりました」

鯛の釣果の枚数が自己記録になって、満面の笑顔。

私も、嬉しい。

「次の鯛を目指して頑張りましょう」

仕掛けを落とすと、直ぐにアタリが来た。

今度のアタリは、これまでと引きの強さが違う。



「ゆっくり行きますよ」

巻き上げては、走られる。

ドラッグ音が、ジジッーと響く。

強烈な走りを何度も耐えて、巻き上げるが相手も必死だ。

「あっ!!」

竿先が真っ直ぐになった。

「切られた…」

後少しの処まで来ていたが、最後の抵抗でリーダーが切られた。

「横山さん、仕方ないです。釣りに切られるのは付き物です」

気分転換にポイントを変える。

水深70メートルの平地に多少の窪みと盛り上がりが連なるポイント。

潮が、此処では岸方向に突っかけている。

「来た。何か来た」



引き具合からして、鯛のように感じるが…。

上がってきたのは、綺麗なイトヨリ鯛。

「おっきいイトヨリ鯛だ」



このイトヨリ鯛が釣れた頃から、風が止まり海は波音ひとつしないベタ凪になった。

「あちーっ、風が少しでも吹いてくれんかな」



風だけではなく、潮も止まったように動かなくなった。

「この状態では、余り良くないですね」

「でも、今日は横山さんの枚数自己新記録になりましたね」

次には、もっと更新してもらいたい。

その為には、次のポイントを探しておかなくちゃ。

この後、暫くは頑張ったが、暑さには勝てずに、帰港することにした。