釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月26日 正体が知りたい

2016年07月26日 | 日記
昨日のウネリが、少しだけ残っていた。

ウネリが南東から来るが、風は北西から吹いてくる。

水深40メートルのところで、ウネリの様子を見ていたが、本来のポイントへと船を走らせる。

「まだ、潮は下り潮の菜っ葉潮のままですね」

潮の色は、黄緑色した如何にも水温が低そうな感じの潮だ。

鯛ラバを落としてみると、ほぼ真下に落ちていく。

「昨日よりも潮は緩くなってますね」

はっきりと着底が取れる、良い感じになっている。

その状態で、鯛ラバを引いていると、横山さんにアタリが来た。



時折竿を叩くが、余り暴れる感じではない。



上がってきたのは、アカハタだ。

「外れないで良かった」

最初の一匹が上がって一安心。

しかし、一安心の状況は直ぐに変わった。

「あれ…?仕掛けが流される」

「下潮が速くなっている」

速度計を見ると上潮は0.4~0.6ノット位で流れているのだが、仕掛けがどんどん流されていく。

鯛ラバの鉛を120グラムにしても、なかなか着底が取りにくい。

「ちょっと、ポイントを移動しましょう」

浅場の、沈み瀬の多いポイントに移動する。

水深40メートル位でも、下潮の流れは速い。

そんな中、何かが横山さんにヒットした。



上がってきたのはウミゴイ、別名オジサンだった。

「美味しいですか」

「白身で美味しいとは聞いています」

暫くすると、下潮がゆるんだ感じになってきた。

「ポイントを移動しましょう」

移動したときに気がついた。

「潮の色が、良くなっている。青みのある透明度の良い潮になっている」

ゆっくりだが、潮も北方向に流れ始めている。

「だったら、北方向のポイントへ行きましょう」

船首を北に向け、最近行っていないポイントに入る。

このポイントは、潮の色が黄緑色している。

「潮が変わっていない」

ちょっと、がっかりしたが兎に角、仕掛けを入れてみる。

一投目にアラカブのダブルヒット。



その数投後、横山さんに強烈なアタリが来た。

ラインがいきなりピーンと張り、竿が大きく曲がる。

次の瞬間「あっ…切れた…」

抵抗する間もなく、ラインが切られた。

その引きの強さには、呆気に取られるばかりだ。

ラインを見ると、50メートルばかり持って行かれている。

沈み瀬周りを走られて、ラインが切られたようだ。

気を取り直して、ポイントを再度移動する。

一投目に良型の鰺が来た。



「本命の鯛がまだ来ませんね」

そんなことを話していたら、又しても強いアタリが有り、強烈な重々しい引きが来た。

暫く耐えていたが、又してもラインが切れた。

「なんやろうか…。正体が知りたい」

又しても、ラインが瀬に当たったようで途中で切れている。

「ラインを新しく巻き替えなくては使えなくなった」

2度の大当たりで。ラインが相当持って行かれた。

正体不明の“大物”にやられて、横山さんも困り顔。

「次回、頑張りましょう」

悔しいけれど、帰港した。