釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月28日 出足は雨模様

2016年07月28日 | 日記
朝起きて、東の空に真っ黒の雨雲が掛かっている。

船に向かう頃には、雨も降り始めていた。

「波が出ていなければ良いのだが…」

横山さんからも、ラインで連絡が来たが、兎に角出てみることにした。

「雨は、上がるでしょう」

長代さんも合羽を着て、準備は完了。

ポイントを目指して走る頃には、薄日も差し始めてきた。

ポイントの潮は、これまでと違って透明感のある、青い海になっている。

「流れは0.6ノット前後です。ベイトも魚探には出ています。瀬の上です」

長代さんと横山さんが一斉に鯛ラバを投入していく。

しかし、此処でいきなり横山さんの仕掛けにトラブル発生。

私も、協力して仕掛けの作り直しをする。

仕掛けの作り直しが終わった頃、長代さんがタモ入れしている。

「あっ、すいません。気がつきませんでした」



朝一番に長代さんが釣り上げたのは、1キロクラスの真鯛。

祝福するかのように、朝日に反射して虹が架かっている。

横山さんにも、アタリが来た。



根魚のアラカブが来た。

「一匹釣れて、これで気持ちよく釣りが出来る」

すると、直ぐに次のアタリが来た。



上がってきたのは、良型の鰺。

40センチ近くはありそうだ。

長代さんにもアタリが来ている。



これも、横山さんと同じく、良型の鰺だ。

瀬の周りに船が入ると、鰺が当たってくるようだ。

横山さん、長代さんにアタリが来るが、途中で針が外れるようだ。

そんな中、長代さんが強いアタリを捕らえ、ドラッグ音が響く。



ゆっくりと巻き上げた先には、3匹の大きな鰺が掛かっていた。

1匹は、45センチを優に超しているように見える。



良い型の鰺が上がっているのだが、徐々に東風が強くなり始めた。

風に船が押されて、ラインが可成り出ているようだ。

「ちょっと、ポイントを移動しましょう」

水深が少し浅くなる、瀬の駆け上がりになっているところに移動する。

沈み瀬の駆け上がりに沿うように、船が流されていく。

その一流し目に、長代さんにアタリが来た。

竿が大きく曲がっている。

今日一番のアタリのようだ。



ラインが引き出され、竿先を力強く叩くアタリ。

「真鯛が来たようですね」



上がってきたのは、寄港後に検量では、68センチ3.7キロの見事な真鯛。

釣れて直ぐに検量すれば、70センチを超していたかもしれない。

長代さんが鯛を掲げる姿も、重量感を感じる。

横山さんにも、アタリが来た。



慌てず、ゆっくりと巻き上げていく。

上がってきたのは、小型の真鯛。



「小さいけど、真鯛が来て良かった」

この後、アタリが遠のいたこともあり、ポイントを移動する。

「あれは雨ですかね」

横山さんが、東方向の海上をみて、教えていただいた。

水平線に大きな雨雲が、こちらに向かって流れてくるのが見える。

「雨に降られるのは嫌ですね」

心残りではあるが、帰港することにした。