高校生の時、ジャン・コクトー原作の映画「恐るべき子供たち」を観ました。
その中で「こんなことぜーったいありえんわ!」とバカにしまくったシーンがあったのです。
何のシーンだったかは、後で書くとして。
先日、ある書類を提出しなければならない用事がありました。
しかしその書類は、京都で下宿生活をしている長男のところにあるのです。
さっそく長男に連絡し、書類をこちらに送るよう指示しました。
それが月曜日。
火曜、水曜となりましたが、いっこうに書類が届きません。
電話して聞くと、月曜の夜に郵送したとのこと。
じゃあ遅くても木曜には着くだろうとイライラしながら待ちました。
木曜。
来ない。
どーなっとんの!
提出先からは「まだですか~?」と催促され
「すいません、息子は送ったんですけどまだ着かないんですよ~」
とペコペコ頭下げたのに。
金曜。
来ない。
ありえんっ!
ほんとに出したのか!
また長男のやつは
電話になかなか出ないという手間のかかるやつで
(本人曰く、テスト中で図書館に籠もりきりだから、ずっとマナーモードにしてるんだと)
何度電話しても出ない!
メールしても返信しない!
頭に来たから30連続くらい電話してやった。
やつの着信履歴は私の名前で埋まっているはずだ。
こうなったら郵便局に問い合わせだ。
今は普通郵便でも追跡調査してくれるんですね。
ネットでことこまかくフォームに記入して送信すればOK。
送信したところでやっと長男から電話。
「あんたほんとに出した?着かないんだけど」
「だから月曜に出したって」
「手紙が着かないから、郵便局に調査依頼出しといたよ」
「あ、ひょっとしたら…」
ひょっとしたら…って。
「ひょっとしたら、宛先を自分の住所にしたかも」
あほかーーーーーーーっ!
「それやったら、自分とこの郵便受けに入ってるはずやろ!」
「郵便受けなんかDMばっかりやから見ないもん」
「DMなんか捨てればいいだけやろぉ!大事な手紙とか来てたらどーすんや!
だいたい郵便受けを全然見ないってありえんやろーが!
今すぐ下宿へ行って見てこいっ!」
しばらくしてから電話があり
「やっぱ入ってた」
ありえん…はぁぁぁぁぁぁ…。
ここで最初に書いた「恐るべき子供たち」の話に戻ります。
私が「こんなことぜーったいありえんわ!」とバカにしまくったのは
主人公が、同じ家に住む少女に、想いを綴った手紙を書いてポストに投函するのですが
誤って宛名を自分の名前にしてしまったのです。
そのせいで姉に開封されて手紙を読まれてしまい…というシーン。
「いくらなんでも、宛名に自分の名前書くなんてありえんやろーが」
と言いまくってたのですが。
宛名どころか宛先も自分とこって…。
そんなやつはおらんと思ってたのに。
「しかも将来自分の子供がそれをやるようになるとはね」
と次男が言いました。
人間って、いつ自分の言ったことや、やったことが戻ってくるか
わかんないですね。
人生は深イイ。
その中で「こんなことぜーったいありえんわ!」とバカにしまくったシーンがあったのです。
何のシーンだったかは、後で書くとして。
先日、ある書類を提出しなければならない用事がありました。
しかしその書類は、京都で下宿生活をしている長男のところにあるのです。
さっそく長男に連絡し、書類をこちらに送るよう指示しました。
それが月曜日。
火曜、水曜となりましたが、いっこうに書類が届きません。
電話して聞くと、月曜の夜に郵送したとのこと。
じゃあ遅くても木曜には着くだろうとイライラしながら待ちました。
木曜。
来ない。
どーなっとんの!
提出先からは「まだですか~?」と催促され
「すいません、息子は送ったんですけどまだ着かないんですよ~」
とペコペコ頭下げたのに。
金曜。
来ない。
ありえんっ!
ほんとに出したのか!
また長男のやつは
電話になかなか出ないという手間のかかるやつで
(本人曰く、テスト中で図書館に籠もりきりだから、ずっとマナーモードにしてるんだと)
何度電話しても出ない!
メールしても返信しない!
頭に来たから30連続くらい電話してやった。
やつの着信履歴は私の名前で埋まっているはずだ。
こうなったら郵便局に問い合わせだ。
今は普通郵便でも追跡調査してくれるんですね。
ネットでことこまかくフォームに記入して送信すればOK。
送信したところでやっと長男から電話。
「あんたほんとに出した?着かないんだけど」
「だから月曜に出したって」
「手紙が着かないから、郵便局に調査依頼出しといたよ」
「あ、ひょっとしたら…」
ひょっとしたら…って。
「ひょっとしたら、宛先を自分の住所にしたかも」
あほかーーーーーーーっ!
「それやったら、自分とこの郵便受けに入ってるはずやろ!」
「郵便受けなんかDMばっかりやから見ないもん」
「DMなんか捨てればいいだけやろぉ!大事な手紙とか来てたらどーすんや!
だいたい郵便受けを全然見ないってありえんやろーが!
今すぐ下宿へ行って見てこいっ!」
しばらくしてから電話があり
「やっぱ入ってた」
ありえん…はぁぁぁぁぁぁ…。
ここで最初に書いた「恐るべき子供たち」の話に戻ります。
私が「こんなことぜーったいありえんわ!」とバカにしまくったのは
主人公が、同じ家に住む少女に、想いを綴った手紙を書いてポストに投函するのですが
誤って宛名を自分の名前にしてしまったのです。
そのせいで姉に開封されて手紙を読まれてしまい…というシーン。
「いくらなんでも、宛名に自分の名前書くなんてありえんやろーが」
と言いまくってたのですが。
宛名どころか宛先も自分とこって…。
そんなやつはおらんと思ってたのに。
「しかも将来自分の子供がそれをやるようになるとはね」
と次男が言いました。
人間って、いつ自分の言ったことや、やったことが戻ってくるか
わかんないですね。
人生は深イイ。