ROCK & CINEMA DAYS

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「おろち」映画化ですってね

2008-08-30 20:34:48 | マンガ
「おろち」が映画化されて9月に公開ですか。
いやーなつかしいなあ、おろち。

私が「おろち」を読んだのは高校生の時です。
クラスに全巻持ってる友達がいて、学校に持ってきてたのを借りて読みました。
雑誌に連載してたのは小学生の時だったんで、だいぶ後になります。

確か全4巻読んだと思ってたんだけど
はっきり覚えている話は「ステージ」だけなんですよ。
なんかショックだなあ。
今度公開される映画の原作「姉妹」も読んだはずなんですが
さっぱり覚えてない…。
ネットで検索したら、「おろち」のストーリーは、全部面白そうで、余計にくやしいです。
当たり前だけど、どのサイトも話の結末は書いてないから、読みたくて読みたくてしかたないわ~。
買うしかないか。

「ステージ」以外の話で、ラストシーンだけ鮮明に覚えているのがあるんですよ。
調べたら、「骨」だということがわかりました。
「骨」のラストシーンの怖さといったら、もうね…。
ネタバレしちゃうので、ここで書けないのが残念ですが、30年たった今でも忘れられない残酷さ。
でも話の内容は覚えてないのよね。なんで~?

私がうんと幼い頃は、少女漫画雑誌というと
「少女フレンド」と「マーガレット」の2誌でした。
一番仲のよかった従姉がマーガレット派だったので
私もずっと従姉の買うマーガレットを読ませてもらってました。当時50円(!)。
この2誌に掲載されている漫画はよくジャンルがかぶってて
たとえば
「サインはV」と「アタックNo.1」(バレーボール)
「金メダルへのターン」と「ただいまの記録2分20秒5」(水泳)
と言った具合。
そして忘れようにも忘れられない恐怖マンガ枠。
少女フレンドは楳図かずお。
マーガレットは古賀新一。

前出のとおり私はマーガレット派だったので
古賀新一の「人面相の呪い」「まだらの毒くも」「ヒルが吸いつく!」(←これで「蛭」というものを知ったのだ)
を読んでいました。
しかしある日、もうひとりの従姉(彼女はフレンド派だった)の家で少女フレンドを読んだ時、見てしまったのです。
楳図かずおの「赤んぼ少女」を。

ぎゃああああああ!

こえー!
何これ!
タマミこえー!

赤んぼ少女ことタマミが「ケケケケケケ」と笑ってる絵だったのです。
ま-びっくりしました。
あのタマミの顔の不気味なこと。
幼かった私にはかなりショッキングな絵でしたことよ。
全国のタマミさんには申し訳ないんですが
おかげで私はそれからしばらく
「タマミ」という名前を聞くたびに
泣きそうになりました。

今は、タマミの後ろ姿なんか結構かわいかったかなと思う余裕もできました。
だって赤ちゃんなんだもんね。

昭和40年代の月刊平凡にも
楳図かずおのマンガが連載されてました。
高校の新聞部が主役の高校生記者シリーズで
今は「恐怖」というタイトルで単行本化されています。
このシリーズで一番覚えているのは
心臓移植をテーマにした話です。
当時、世界初の心臓移植手術が話題になっていて
それをヒントにした話だったですね。
これもこわかったなあ。
ポーの「早すぎた埋葬」っぽい感じでした。

これだけ人を怖がらせておいて
「まことちゃん」だもんなあ。
楳図センセったらぁ…。
でもね、私も男の子がうまれたら「まこと」って名前にしようかなと思ったことあるんですよ。
そしたらそのまんま「沢田まこと」だしね。
あとあと恨まれそうだからやめましたけど。

「おろち」の結末全部知りたいなあ~。