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ジョン・レノン「MOTHER」

2007-07-29 18:13:51 | ロック
最近ラジオでよくジョン・レノンのカバー曲が流れるな、と思ってたら、アルバムが発売されてたんですね。
ちょっと前は日本のミュージシャンたちによるカバーアルバムが出てましたが、いろんな人たちが歌うジョン・レノンの曲はやっぱいいわぁ。感慨深いです。

ここんとこよく流れてる「MOTHER」。クリスティーナ・アギレラがカバーしてますね。
私が中学生の時に買ったジョンのアルバム「John Lennon/Plastic Ono Band(邦題「ジョンの魂」)」の一曲目がこれです。
多感な十代の頃に聴いた時も心にぐさっとくる歌詞だったですが、親となった今あらためて聴いてみると、涙が出るほど悲しい歌詞です。

―母さん
 僕はあなたのものだったけど
 あなたは僕のものじゃなかった
 僕はあなたをほしがったけど
 あなたは僕をほしがらなかった
 だから僕は言うよ
 さようなら さようなら―

現代、連日のように幼児虐待の情報が流れています。
その事件の大半を占めているのが、母親の恋人や再婚相手による虐待のように感じられます。
もちろんちゃんと愛情をかけて育ててくれる男性もたくさんいらっしゃるのでしょうが、どうしても目立って報道されているようです。
中には一緒になって虐待している母親もいますしね。
そう言う母親って、子供よりも男が大事なんでしょうね。
もう親じゃないね。

そんな「親に捨てられた子供」の心情を切々と歌い上げた名曲「MOTHER」。
ジョン自身、両親とは縁がなく叔母夫婦に育てられたのは有名ですが、母親のことは大好きだったようです。
その母親にも若くして先立たれ、心に深い傷を負ったまま成長し、やがて世界中の人たちに知られるビッグスターになったジョン。
でも傷が癒えることはなかったようです。

―ママ!行かないで!
 パパ!戻ってきて!―

Mama, Don't go!
Daddy, Come home!

曲の最後でジョンが叫びます。
ほんとに叫んでます。
初めて聴いた中学生の時は泣けなかったけど
今は泣けてしかたないですね。






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