僕のなかでは、ブリティッシュ・ロック界で
四天王と言えば、定番とおり”ザ・ビートルズ”・”ザ・ローリング・ストーンズ”・”ザ・フー”そして”ザ・キンクス”になり、
プログレ四天王は、”イエス”・”ピンク・フロイド”・”キング・クリムゾン”そして”EL&P”となり、
ハードロック四天王では、”ディープ・パープル”・”レッド・ツェッペリン”・”クリーム”そして”クイーン”となり、
もうひとつの四天王が”キャメル”・”ジェネシス”・”ジェスロ・タル”そしてこの”スーパー・トランプ”となる。
随分と長い前置きになりました。
そんなこんなで、かまぼこRock今週のお薦めは、
”スーパー・トランプ”の『クライム・オブ・センチュリー』(1975年)です。
A面1曲目<スクール>遠吠えのようなイントロ(ハープ?)からはじまり、アルペジオのギター、学校での子供の声がしてきます。
ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』みたいな教育をテーマにした内容になっているのかな?ストーリー性のある曲の展開になっていまして、ピアノ演奏の中盤は素晴らしいですよ!
後半もメロディも圧巻ですよ。
2曲目<ブラッディ・ウェル・ライト>一変してジャズ風のキーボード演奏に始まり、へヴィーな曲になりますが、すぐに、ソフトな演奏になって、またへヴィーなロックに!
3曲目<貝殻のひとりごと>美しいイントロのメロディーに甘いヴォーカル!いい曲ってこんな曲を言うのでしょうね?ラスト部分は、ザ・フーの<ババ・オライレィ>?
4曲目<アサイラム>A面最後を飾るこれも壮大な曲だ!宇宙空間に浮かんでいるようなメロディにつつまれながらどんどん闇に引き込まれていく・・・
B面1曲目<ドリーマー>有名な曲ですね!ロジャー・ホッジスンの高音ボーカルが軽快であり、波にのっているような楽しい曲!
2曲目<ルーディー>この曲も大作であり、7分15秒の長尺ものである。最後のあたりでは、最初のメロディがなんであったのかさえどうでもよくように展開になっている。まるでドラマをみてるように曲は流れていくのだ~後半のリチャード・ディヴィスの力強いヴォーカルには度肝を抜かれますよ!?
3曲目<ピエロになるのは誰>静かなイントロ、優しく屈折した歌声!クラリネットのもの哀しいフレーズがいいんだな・・・
4曲目<クライム・オブ・センチュリー>ラストがタイトル曲になっています。かれらの想いがぎっしり詰まった組曲になっていて、様々に変化して行く曲の合間に僕らはやがて涙することでしょう?
秋の夜長には、このアルバムがすごくあいますよ。 (ちょっと怖いけど・・・)
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