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”デヴィッド・ボウイ(⑦ピンナップス)”でレイドバック

2013-04-27 01:47:05 | デヴィッド・ボウイ

濃厚なロック作品が続き、ジギーの仮面も脱ぎ捨てた後に発表されたのが、オリジナル7作目『ピンナップス』(1973年)である。

なんと全編カヴァー曲で構成されています。(ジョン・レノンの『ロックン・ロール』よりも早い・・・)

前作の『アラジン・セイン』では、ザ・ローリング・ストーンズの曲をカヴァーしていますので、あの延長上で、自身の好きな曲や影響を受けた曲をリラックした演奏で作品に仕上げています。

1曲目<ロザリン>プリティ・シングスの曲(1963年)です。ストーンズの初期(”イッツ・オーヴァー・ナウ”に似ている)を想いうかべそうなR&Bナンバーです。

2曲目<ヒア・カムズ・ザ・ナイト>ヴァン・モリソンが在籍していたゼムの曲です。65年のヒット曲だそうです。じゃ”ヒア・カムズ・ザ・サン”はその後ですね。

3曲目<アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド>ヤードバーズのデヴュー曲(64年)ですので、オリジナルでのギターはエリック・クラプトンですね。

4曲目<シー・エミリー・プレイ>ピンク・フロイドの初期のヒットナンバー(67年)です。シド・バレットの作品です。ここではオリジナルを忠実のコピーしてサイケデリックな仕上がりで、本作では最高に楽しめる1曲になっていると思います。

5曲目<エヴリシングス・オールライト>英国のモーションズと言うバンドのヒット曲(64年)です。とても楽しい楽曲です。このアルバムでドラムを叩いているのがモーションズに在籍していたとのこと。

6曲目<アイ・キャント・エクスプレイン>この曲は、ザ・フーのヒット曲(65年)です。サックスの演奏はデヴィッドかな?

7曲目<我が心の金曜日>AC/DCのヤング兄弟に関連するオーストラリアのバンド、イージー・ビーツの曲(66年)だそうです。

8曲目<愛の悲しみ>66年のマージーズのヒット曲です。フォーク・ロック的な楽しい曲です。ヴァイオリンの音色が綺麗です。

9曲目<ドント・ブリング・ミー・ダウン>これもプリティ・シングスの曲(64年)だそうです。この”めんたいビート”はご機嫌ですよ。

10曲目<シェイブス・オブ・シングス>これはヤードバーズの曲(66年)です。このころのギターは、ジミー・ページか!

11曲目<エニウェイ・エニハウ・エニホエア>65年のザ・フーのカヴァーです。この”モッズ”スタイルがたまらなくいいですね。

12曲目<ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン>出ました、ザ・キンクスの65年の作品です。物語風にたんたんと歌われていますね?随分後になってもキンクスの作品をカヴァーしていますがこれはまた後ほど・・・

 

このカヴァーアルバム発表から、10年前(63年から67年)ぐらいの作品を集めた内容になっています。当時のデヴィッド・ボウイのアイドルや憧れ・ルーツを知る上で大変有意義なアルバムですね。


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