デヴィッド・ボウイは1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート【ライヴエイド】に出演する。そこで観聴きした宇宙規模の名曲〈ヒーローズ〉の感動を今でも覚えている。(近年クイーンの映画ラスト20分も凄いが、ボウイのこの1曲の方がもっと凄かった!)
その激動の時期を過ごしたボウイは、前作【トゥナイト】から3年ぶりに新譜【ネヴァー・レット・ミー・ダウン】(1987年)を発表。
A面
1曲目<デイ・イン、デイ・アウト>
冒頭から豪快なイントロ。パンチ力のある力強いオープニング・ナンバー
ザビのコーラスがかわいい
2曲目〈タイム・ウィル・クロール〉
どうやらリード・ギターは全編、ピーター・フランプトンみたいです。
スイングする軽快な曲だぁ!サックスのソロパートがいい。
3曲目〈ビート・オブ・ユア・ドラム〉
スローテンポではじまり、サビ部分から加速していく流れがゾクゾクする。美しい曲だと思います。
4曲目〈ネヴァー・レット・ミー・ダウン〉
ジョン・レノンは〈ドント・レット・ミー・ダウン〉と歌ったが、ボウイは”ネヴァー”と歌う。ハーモニカがイントロで吹かれ、裏声のボウイの歌は包み込まれそうだ。
5曲目〈ズィーロウズ〉
ライヴの雰囲気で歓声が上がるなか、ドラムがドン・ドン・ドンと~
ボウイの歌は聞き取りやすく、力強い!後半は空に上昇したような浮遊感を体験する。
B面
1曲目〈ガールズ(日本語ヴァージョン)〉
ちょっぴり怖い日本語の歌唱!
”自ら愛を連れ去り、妖精は遥か彼方に”
5・7・5みたいな短歌、和歌?歌詞がわかるだけに重みがある。
2曲目〈グラス・スパイダー〉
SF映画の語り調から入り、どんどん深く遠く進んで行く、無限ループだぁ!
3曲目〈シャイニング・スター〉
軽快なリズムで始まるボウイの甘い声が広がり、後半ではミッキー・ロークのラップが楽しめる。
4曲目〈ニューヨークス・イン・ラヴ〉
ダンサンブルな曲調。ストーンズの〈悪魔を憐れむ歌〉を高速にしたようなメロディ!ビートルズの〈ドライヴ・マイ・カー〉のビ・ピー・ビ・ピー・エイが聴ける!
5曲目〈’87・アンド・クライ〉
イントロのギターフレーズはU2が?1987年を叫んで歌っているのか。
6曲目〈トゥ・デイジー〉
メロディが複雑ながら、サビはなかなかいい曲。サックスホーンのソロもいいフレーズだぁ。
7曲目〈バン・バン〉
ラスト曲は、思いっきり飛び跳ねている!なんせタイトルが〈バン・バン〉だぁ!うなるベース!レッツ・ゴー!この曲、ライヴで盛り上がりそう!
以上
朝からずっと聞きぱなしです。飽きがこないアルバムです。これをクラブのようなところで踊れば疲れそうだが、聞く分なら元気が出る。
では、次作まで
”バン・バン”
ボウイの筆書き?
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