複雑性PTSD⁉

今日、宮内庁からマコさまと小室圭氏の結婚の日取りが発表された。

それによると10月26日ということであった。10月23日のマコさまの30歳の誕生日の前ではなかったが、それなりに日程を調整したうえでの決定だったのだろう。

それよりも驚いたのが、マコさまが「複雑性PTSD」に罹っていた（いる）という表明である。

PTSDは「心的ストレス後症候群」と言われ、ここ10年位で完全に市民権を得た精神的な症候のことだ。

突発的な思いもよらぬ事件に遭遇した人間が、その事件をやり過ごした後でも心的なストレスから離れられずに陥ってしまう心療系の疾患だという。

皇族では皇后雅子様が「後継者（お世継ぎ）」問題に端を発して、体調を崩されたのも、このPTSDだったようであるが、マコさままでもがと思うとお気の毒である。

マコさまの場合は小室圭君との交際と結婚への志向の過程で、マスコミから言わば「ノー」を突き付けられたことによるストレスから来るものであろうことは「忖度する」にやぶさかではない。

4年前に二人そろって会見に臨んだ時のあのラブラブ観から見て、その後間もなく起き上がった騒動に面食らい、頭が真っ白になったに違いないと拝察する。

このストレスに加えて、実家である秋篠宮家のお父様・お母様からも二人の結婚への懐疑が表明されたことで、なお一層ストレスが加わったことは間違いない。

それが「複雑性」という形容が付いた理由なのか。親の反対を押し切ったゆえのストレスが付加されたのか。

一般的に言って皇室ではない普通の市民の家庭でも、娘を嫁に出す時には、相手の家族とうまくやっていけるかが大きなポイントになる。

そのことを知ってか知らずか、いや当然分かっての「結婚一直線」を選んだのだから、マコさまの心中を推し量るのはなかなか難しいが、やはり「愛」なのだろう。

キーワードは「愛」。愛は「すべてを引き受け、許す」のだ。

その中でも最上級の愛は「母親の子供への愛」だろう。

乳を与え、糞尿を処理し、やんちゃな失敗を許してくれる。これ以上のものがあるだろうか。

マコさまに見るのは、こんな母性的な愛の片鱗なのかもしれない。

小室圭君がこの愛を受け止められるのか、受けるに値するのかはまだ分からないが、受け止め損なったらタダでは済まない、と思う世の人々は多かろう。