鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

満開の乙女椿

2022-03-11 14:42:16 | おおすみの風景
今朝の最低気温は6℃と、ようやく5℃を上回った。

薄曇りで風はなく、朝の散歩では家に着く前に少し汗ばむほどだった。

昼過ぎにこれを書いているが、気温はかなり上がり、外気温は20℃に近い。部屋の中ではもう23℃を指している。

このままいけば早春を通り越して、晩春か初夏の陽気になる。

昨日は「3日連続の霜」を書いたのだが、まさにその3日は「三寒四温」の「三寒」に当たろう。天気予報では明日から今日のように気温の高い日が続くそうだからこっちは「四温」にぴったりだ。

菜園を見てみると、白菜に黄色い花の付き始めたのがある。花芯が白菜の中央部にできたのだ。そこは包丁では歯が立たないくらい堅くなっており、食べるには花芯の部分を思い切って切り捨てなければならないから厄介だ。

ダイコンもすぐにでも花芯ができて、花芽が出始めそうだ。そうなったら白菜以上に厄介で、大抵はスカスカになっている。食べられたもんじゃない。

ブロッコリーも、もう花芽が矮小のものしかなく、放っておくと黄色い小花が群がり始める。それを食べる手もあるが、美味ではない。

サニーレタスもとっくに花芽のある茎を旺盛に伸ばし、茎から伸びたくしゃくしゃの葉はアントシアニンがたっぷり含まれていそうな赤ワイン色をしている。これももうすぐ花が咲くだろう。

菜園の周辺を眺めると、河津桜は盛りを過ぎてもう葉桜になりかかっている。

その一方で、満開なのが乙女椿だ。



庭の東側に三本の乙女椿があるのだが、通常のツバキより花が小さく、しかも色合いが大人しいピンク色なので、目を引く存在感に乏しい。

しかし三本ともぎっしり花を付けており、近くに行けば見ごたえ十分だ。

この乙女椿にはメジロがよく集団で来て、なにやらチッチ、チッチとせわしげに小さな花にくちばしを突っ込んでは、花から花へ飛び回るのだが、今年は今のところメジロたちを見ていない。どこにいるんだろう。

鶯の初鳴きも耳にしていない。

まさか新型コロナとか鳥インフルエンザでやられたわけではあるまい。

庭にはヒヨドリとモズの姿は見えるから、その心配はあるまいが・・・。