水本邦彦先生のご高配により、標記の新刊単著(四六判ソフトカバー、全288頁、本体1,800円+税)を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。
内容は、海辺の地域社会に順達された浦触やそれに類する廻状を素材にしつつ、一般の人びとにもわかりやすく史資料を提示することに気を配りながら、情報をつうじた江戸時代の国家統治システムにせまろうというものです。愛媛大学法文学部に勤められていた時代の出会いを出発点とし、国内各地で史料を渉猟しながら全国的な動態を見とおしていく、まさに水本先生の浦触研究史そのものを著した1冊ともいえましょう。
なお、出版社のインターネットHPにも新刊情報が掲載されております。