鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【備忘】 INEI 2024(International Network of Educational Institutes, 2024.10.23~25)

2024年10月26日 00時08分04秒 | いち研究者としての日記
令和6年(2024)10月23日(水)~25日(金)の3日間、教育学界の国際会議であるINEI (International Network of Educational Institutes)2024が広島大学をホスト校として開催され、私も運営サポートのスタッフとして参加しました。
23日は広島市の東千田キャンパス、24日は東広島キャンパス、そして最終25日に再び東千田キャンパスと、会場を移しながらさまざまな行事をこなしています。専門と異なる学問領域の国際会議は、なかなか参加する機会がないので、本当に貴重な経験となりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【業績】 鴨頭俊宏《ポスター発表》「地域史学習における自治体史誌との向き合い方に関する研究開発の試み」『スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム』2024

2024年10月20日 00時09分04秒 | いち研究者としての日記
令和6年(2024)10月の18~19日、広島大学において全国Town & Gown構想推進協議会『スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム』2024が開催され、2日目のフォーラム事例発表で標記をテーマとするA0判ポスター1枚を出品してセッションに臨みました。
そのフォーラムは、未発表の研究成果を新規に公表するのでなく、これまでの取り組みを参加者に説明しながら産官学そして地域住民の連携推進を図ろうとするイベントです。ゆえに、ポスターは、令和5年(2023)に発表済みの《論説》「愛媛県域の自治体史誌と近世史用語『異国船』―小藩分立タイプの県における編さん傾向―」(中国四国歴史学地理学協会『年報』第18号、査読なし)の内容にもとづいて作成しました。

なお、発表したポスターはフォーラム終了後から、PDFのデータをresearchmapの資料公開コーナーで閲覧できるようにしています。また、先に発表した《論説》に掲載する一覧表に残った採録の誤謬を、そのポスターでは修正しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【記事】 鴨頭俊宏《新刊案内》「有馬卓也著『岡本韋庵の北方構想』」『地方史研究』第431号(2024年10月)

2024年10月11日 14時49分15秒 | いち研究者としての日記
地方史研究協議会へ投稿していた標記の記事を掲載する『地方史研究』第431号が完成し発行されました。掲載頁は102~104です。
案内する新刊のテーマ岡本韋庵(いあん、監輔、1839~1904年)とは、阿波国徳島藩領の農村(今日の徳島県美馬市、旧穴吹町域)に生まれ、文久3年(1863)より5回の樺太探検と、蝦夷地・北海道の開拓とに、後半生は儒学などで学校教育に勤しんだ探検家・官吏・漢学者・教育者です。樺太の有益さを主張するとともに、この地を侵蝕するロシアの脅威を訴え続けました。標記の新刊(中国書店、2023年)は、彼の生涯にわたる北方構想を、論文篇と資料篇を設けてわかりやすく描き出そうとしたものであり、記事では、その概要と地方史研究者の立場からの注目点とを簡潔に記述しています。
阿波国江戸時代における異国船の脅威といえば、文政12年(1829)牟岐(現海部郡牟岐町域ヵ) への、イギリス船籍と考察されている海賊船の漂着事件を想起します。この事件は彼が生まれる10年前なので、彼の異国観を含む思想にどのような影響を与えたかは不明ですが、以後、個人的に注目していきたいと考えています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする