標記の記事を掲載する『芸備地方史研究』第304号(2017年2月)が完成して発行されました。
さて栗田樗堂(1749~1814年)とは、伊予松山藩の城下(愛媛県松山市)に酒造業者の三男として生まれ、大年寄りなど町役人を歴任ののち、晩年は瀬戸内海大崎下島(広島県呉市)の御手洗を拠点に活動した俳人です。記事は、晩年における想いを念頭に置きつつ、彼の墓を取材した成果を簡潔にまとめました。
なお、執筆においては、NPO法人 GCM庚申庵倶楽部編『庚申庵へのいざない―復元なった松山の俳人・栗田樗堂の草庵―』(アトラス出版、2003年)を参考文献としています。ぜひ、併せてご参照いただきたいです。