鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【受贈】 水本邦彦著『海辺を行き交うお触れ書き―浦触の語る徳川情報網―』(吉川弘文館、2019年)

2019年07月20日 11時28分18秒 | いち研究者としての日記

水本邦彦先生のご高配により、標記の新刊単著(四六判ソフトカバー、全288頁、本体1,800円+税)を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。

内容は、海辺の地域社会に順達された浦触やそれに類する廻状を素材にしつつ、一般の人びとにもわかりやすく史資料を提示することに気を配りながら、情報をつうじた江戸時代の国家統治システムにせまろうというものです。愛媛大学法文学部に勤められていた時代の出会いを出発点とし、国内各地で史料を渉猟しながら全国的な動態を見とおしていく、まさに水本先生の浦触研究史そのものを著した1冊ともいえましょう。

なお、出版社のインターネットHPにも新刊情報が掲載されております。

http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b457636.html

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