今日は参院選の公示日です。
昨年9月19日未明の出来事を覚えていますか。安保関連法案が参院本会議で可決成立したようでした。「ようでした」と言うのはその前の参院特別委員会の決議があやふやだからです。事務局の議事録によれば、開会の宣言が無く、当然有るべき締め括り質疑が無く、17日に横浜で行われた地方公聴会の報告が無く、採決を促す言葉から可決に至る迄の議長の文言が残っていないからです。あったのは議長席を取り囲んでの大乱闘と怒号でした。
更に3年前の12月6日の出来事を思い出してください。安倍政権は参院本会議で特定秘密保護法を強行採決しました。その前日の参院国家安全保障特別委員会では公式な記録として採決が行われていません。上記と同様、議長席を取り囲んでの大乱闘と怒号があっただけでした。いずれも良識の府にあるまじき恥ずかしい姿でした。
両者の類似性はその法案成立過程の異常さだけではありません。3年前の7月の参院選で、安倍政権は「アベノミクス」を前面に押し出して勝利したのです。5か月後に採決する特定秘密保護法、更に1年後に閣議決定した集団的自衛権行使容認については公約で全く触れていませんでした。
そして2014年12月の衆院選でも消費増税を先送りし、「景気回復・この道しかない」という経済政策を中心に訴え、大勝利を収めました。その約半年後に安保関連法案を閣議決定し、更に9月には冒頭に記したようにこれを強行可決したのですが、いずれも衆院選の公約には一切書かれていませんでした。
二度あることは三度あると言いますね。今回の参院選も安倍政権の公約は「アベノミクスを最大にふかす」という経済政策がメインです。いくらふかしてもカラぶかしに終わることは目に見えています。憲法改定は最後に軽く触れていますが、絶対に争点にはしないようです。
選挙公約だった来年4月の消費増税を再延期し、低所得の年金受給者に3万円をばらまき、オバマ大統領の広島訪問を果たしたり、この参院選で勝利を収めるべく、安倍政権は手を打ってきました。
これらが功を奏してこの参院選の結果、改憲勢力が3分の2を上回れば彼らの思う壺です。早速安倍政権は長らく休眠していた憲法審査会を主導し、悲願の憲法改定に乗り出すことでしょう。
安倍政権による改憲発議を阻止したい皆さん、必ず投票に行ってください。そして是非ご家族やご友人にも声掛けをお願い致します。最後に国民投票で阻止できる、などと油断してはなりません。是非ともその手前で食い止めねばならないのです。
昨年9月19日未明の出来事を覚えていますか。安保関連法案が参院本会議で可決成立したようでした。「ようでした」と言うのはその前の参院特別委員会の決議があやふやだからです。事務局の議事録によれば、開会の宣言が無く、当然有るべき締め括り質疑が無く、17日に横浜で行われた地方公聴会の報告が無く、採決を促す言葉から可決に至る迄の議長の文言が残っていないからです。あったのは議長席を取り囲んでの大乱闘と怒号でした。
更に3年前の12月6日の出来事を思い出してください。安倍政権は参院本会議で特定秘密保護法を強行採決しました。その前日の参院国家安全保障特別委員会では公式な記録として採決が行われていません。上記と同様、議長席を取り囲んでの大乱闘と怒号があっただけでした。いずれも良識の府にあるまじき恥ずかしい姿でした。
両者の類似性はその法案成立過程の異常さだけではありません。3年前の7月の参院選で、安倍政権は「アベノミクス」を前面に押し出して勝利したのです。5か月後に採決する特定秘密保護法、更に1年後に閣議決定した集団的自衛権行使容認については公約で全く触れていませんでした。
そして2014年12月の衆院選でも消費増税を先送りし、「景気回復・この道しかない」という経済政策を中心に訴え、大勝利を収めました。その約半年後に安保関連法案を閣議決定し、更に9月には冒頭に記したようにこれを強行可決したのですが、いずれも衆院選の公約には一切書かれていませんでした。
二度あることは三度あると言いますね。今回の参院選も安倍政権の公約は「アベノミクスを最大にふかす」という経済政策がメインです。いくらふかしてもカラぶかしに終わることは目に見えています。憲法改定は最後に軽く触れていますが、絶対に争点にはしないようです。
選挙公約だった来年4月の消費増税を再延期し、低所得の年金受給者に3万円をばらまき、オバマ大統領の広島訪問を果たしたり、この参院選で勝利を収めるべく、安倍政権は手を打ってきました。
これらが功を奏してこの参院選の結果、改憲勢力が3分の2を上回れば彼らの思う壺です。早速安倍政権は長らく休眠していた憲法審査会を主導し、悲願の憲法改定に乗り出すことでしょう。
安倍政権による改憲発議を阻止したい皆さん、必ず投票に行ってください。そして是非ご家族やご友人にも声掛けをお願い致します。最後に国民投票で阻止できる、などと油断してはなりません。是非ともその手前で食い止めねばならないのです。