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黄帝内経素問 湯液醪醴論篇 第十四 第一節 語句の意味

2011-08-22 09:35:40 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

 

黄帝内経素問 湯液醪醴論篇 第十四

 

第一節

 黄帝問曰。爲五穀湯液及醪醴奈何。

 岐伯對曰。必以稻米、炊之稻薪。稻米者完、稻薪者堅。

 帝曰。何以然。

 岐伯曰。此得天地之和、高下之宜。故能至完。伐取得時。故能至堅也。

 帝曰。上古聖人作湯液醪醴、爲而不用何也。

 岐伯曰、自古聖人之作湯液醪醴者、以爲備耳。夫上古、作湯液故、爲而弗服也。中古之世、道稍衰、邪氣時至。服之萬全。

 

(語句の意味)

五穀=五種の穀物。五臓を養う穀物。

湯液=刻んだりした生薬を煮詰めた液。清酒。

  =スープ、おもゆである。鍼灸医学大系

醪醴=ろうれい・醪とは濁酒のこと。醴とは甜酒のこと。五穀を醸成して作る。昔、元気をつけたり治病に用いた。後世の薬酒はここより源を発している。

稻=稲・とう。いね。

稻米=「ついた穀物」の意ではあるまいか。鍼灸医学大系

薪=しん。たきぎ。まき。

完=かん。まっとうする。しとげる。完全である。ととのう。できあがっている。

堅=けん。かたい。くだけにくい。

 =その薪は堅実なものであるとの意であろう。鍼灸医学大系

 

上古湯液を作るの故は爲(つく)りて服せざるなり

*上古に於ける聖人の治病法は、いまだ病まざる者を治するにあった。従って湯液を作るのは、それを特別に飲ませるというわけではない。鍼灸医学大系

 

之を萬全に服す

*これを万全の用意のために服するのである。鍼灸医学大系

 

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