おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
首・肩・腰・膝の痛み―9・・・漢方解説②・・・
(1)首の痛み
①風邪湿邪による外感
外感=人体の皮毛肌膚を侵犯したり、口や鼻から侵入したりというように、外からはいるので外感といわれている。
風湿が体表部を侵襲し発症します。
症状・・痛みは、重だるく、湿度が高くなるほど強くなる。むくみ・悪寒・しびれ・汗が出ない・のどが渇かない
②気血が両方ともに虚
気虚=生体の元気が不足して現れる病証を指す。
血虚=貧血など血(けつ)の機能の衰え
気と血が虚して、経絡が空虚になったため発症します。
症状・・気虚や血虚の症状が伴い、首痛とともに手のしびれが伴います
方剤・・防已黄耆湯(気虚症状が強い) 薏苡仁湯(よくいにんとう・血虚症状が強い)
(2)肩の痛み・・抵抗力より邪が勝るため慢性化しやすい、気血の不足、肝の働きと腎の働きの不足で冷えと湿気が長期にわたり停滞し水滞(体内の水分の流れが滞ること・水毒)となったことにより発症します。(右の肩こりのことが多い)
①風邪と冷え
風寒の邪が肌膚の浅い表面に侵入し、経絡が滑らかに走行出来ず痛みが発症します。
症状・・突然の痛みで、同時に冷えを感じる。筋肉のひきつり、温めると楽になる、運動障害はない
方剤・・川芎茶調散・葛根湯(右の肩こりが強い)
②風邪と冷えと湿による
風邪や冷えや湿の邪が経絡に停滞し、そのため津液が粘り痰となり、冷えが生じ発症します
症状・・痰湿が分肉(肌肉・皮下脂肪、筋肉組織)の間に外から侵入し、強い痛みと重だるい感じが続き運動障害がみられます
方剤・・薏苡仁湯+二陳湯
処方選定は上記のように単純なものではなく、証(訴え)により処方します。
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