おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九
第九節
是故風者百病之長也。
今風寒客於人。使人毫毛畢直、皮膚閉而爲熱。當是之時、可汗而發也。或痹、不仁、腫痛。當是之時、可湯熨及火灸刺而去之。弗治病入舍於肺。名曰肺痹。發欬上氣。弗治肺即傳而行之肝病。名曰肝痹、一名曰厥。脅痛出食。當是之時可按若刺耳。弗治肝傳之脾病。名曰脾風。發癉、腹中熱、煩心、出黄。當此之時可按可藥可浴。弗治脾傳之腎病。名曰疝瘕。少腹寃熱而痛、出白。一名曰蠱。當此之時可按可藥。弗治腎傳之心病。筋脈相引而急病。名曰瘛。當此之時可灸可藥。弗治滿十日法當死。腎因傳之心。心即復反傳而行之肺。發寒熱。法當三歳死。此病之次也。
語句の意味3-3
脾風=①慢脾風(まんひふう)に同じ。脾が虚して風を受けることによりおこる。
<素問風論>「夏季の戊己に邪に傷なわれる者、脾風となす。」
<素問風論>「脾風の状、多汗悪風身体は怠惰、四肢を動かすを欲せず、色は微しく黄、食を嗜まず診は鼻の上にありその色は黄という。」
②搐(ちく・筋肉がひきつり、けいれんすること)を発した後、瘧(間歇性の悪寒戦慄・高熱・出汗を特徴とする疾病)に変るものをいう。<幼科発揮>
③脾に肝の病が伝わったもの。肝は風木であり、木は脾土を剋するというところからこの名がある。
<素問玉機真蔵論>「肝、之を脾に伝う、病名づけて脾風という。」
脾風=五臓の風証の一つ、または慢驚風の一種で慢脾風の略称、肝の病が脾に伝わったもの。
癉=たん。①熱邪。熱気が盛んなこと。
<素問脈要精微論>「癉なって消中となる。」
<素問挙痛論>「癉熱焦渇。」
②疸と同じで黄疸病のこと。
<素問玉機真蔵論>「肝之を脾に伝う、病名づけて脾風といい、癉を発し、腹中熱し、煩心し、黄を出だす。」
③労病のこと。
煩心=心煩(しんはん)に同じ。
<霊枢癲狂篇>「頭重く目赤し、甚しうして煩心す。」
<黄帝内経素問王冰注>「煩心すれば躁急にして寧からず。」
<霊枢五乱篇>「故に気が心に乱るれ則ち煩心す。」
出黄=黄を出す。小便が黄色い・東洋学術出版社素問
=便が黄色になること。鍼灸医学大系
疝瘕=せんか・病名。瘕疝、蠱ともいう。
①風邪が熱と化して下焦に伝わり、湿と相結しておこるもので、小腹が熱痛し、尿道より白色粘液の流出がある。前立腺炎に類似している。
<素問玉機真蔵論><素問平人気象論>
②風寒と、腹内の気血が相結しておこるもので、腹皮の隆起がみられ、そこを推すとその隆起が移動し、腹痛が腰背にまで及んでいるもの。
疝瘕=疝病の一種で蠱(こ)のこと、または瘕聚の一種、瘕疝ともいう。
鍼灸医学大系の寃=寃は冤の俗字である、とある、正誤表をみると、寃は寃の俗字であるとなってしまう。
寃=冤・煩悶、鬱悶、苦悶、苦しみもだえるの意味。
<素問玉機真蔵論>「少腹冤熱す」とは、少腹が煩寃して熱となり、熱して煩悶するという意味。
<素問瘧論>「少気して煩寃す。」とは、少気して煩悶するの意味。
出白=尿道より白色粘液の流出がある。
蠱=①一般には虫の毒によって肝脾が傷られ、絡脈がふさがれておこる臌脹。虫膨・蠱脹の簡称。
②男子の房労病。
③小腹が痛み、小便が白濁する病証。<素問玉機真臓論>④毒虫を用いて作った毒薬のこと。<周礼>秋官庶
瘈を瘛と改めます。鍼灸医学大系は瘛。東洋学術出版社素問は瘈。
瘈=①瘛(けい)に同じ。
<素問気交変大論>「行く時は善て瘈し脚下痛む。」
②狂うこと。
瘛=証名。筋脈が拘攣、拘急すること。
<素問玉機真蔵論>「腎之を心に伝う、病筋脈相引きて急なり。病、名づけて瘛という。」
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